今回は、このブログで初めて取り上げる女性演歌歌手、美貴じゅん子さんの新曲です。美貴さんは1996年にデビューしているので、まあベテランですが、途中でかなり長い休業期間があり、2021年からは毎年新曲を出しています。
彼女の曲は一貫して女性主人公の切ない心情を歌い上げた抒情演歌です。目鼻立ちのはっきりした美人で、スレンダーな体型の彼女にはこの路線がぴったりなのでしょう。
5月15日に発売された新曲『海峡流れ星』も、そういった路線の曲で、女性主人公が岬に立って潮騒を聞きながら、別れた相手のことを想う切なさを歌っていて、彼女の歌唱の持ち味がよく出ていると思います。
タイトルにあるとおり、流れ星がテーマになっていて、自分が星になって飛んでいきたい、海を越えたいとの気持をこめたスケールの大きさを感じます。
曲調もイントロからなかなかドラマチックで、聴いていても岬に一人たたずむ女性の情景が目に浮かんでくる感じがあります。
作詞は石原信一氏、作曲は岡千秋氏、また編曲は伊戸のりお氏と、いずれも演歌の大ベテラン揃いで、さすがの出来映えと言えるでしょう。
演歌ファンにはおすすめの一曲で、カラオケでは多くの方に歌ってもらいたいと思います。