昨年のNHK紅白に栄光の初出場を果たした丘みどりさんの新曲「鳰の湖」が3月7日に出ました。
鳰の湖は“におのうみ”と読み、琵琶湖の別名です。鳰は琵琶湖に多くいるカイツブリという水鳥のことです。
私は彼女が2005年に「おけさ渡り鳥」でデビューした当時から注目し、期待していましたので、ここ数年の彼女のめざましい活躍はうれしい限りです。
民謡の素地をいかした伸びのある美しい声と美貌に恵まれた彼女ですから、ようやく世間がその素晴らしさに気づいたかとの思いがあります。
さて、この「鳰の湖」ですが、彼女の歌唱力をじっくり堪能できる、なかなかダイナミックな曲調です。
オフィシャルサイトを見るとキャッチコピーは“ミステリアス演歌の集大成”とあります。「霧の川」「佐渡の夕笛」につながる路線ということですね。
確かにこの曲も琵琶湖の情景を織り込みながら、どことなく神秘的な奥深さを感じさせる曲になっています。
きっと前作以上のヒットになるのは間違いないでしょう。日本を代表する演歌歌手へと着実に前進してほしいと願っています。