上杉香緒里さんは今年でデビューから15年になります。調べて見ると、彼女はきれいに毎年1曲ずつ新曲をリリースしているんですね。それも2003年からは1月か2月の発売で、その年の勝負曲として頑張っているわけです。それで今年は1月20日に16枚目のシングル「燧灘(ひうちなだ)」が出ました。
このタイトルは難しい字ですが、それだけにありきたりのタイトルではなくインパクトがあります。燧灘は瀬戸内海にあり、四国の愛媛県と香川県の間の大きく窪んだ部分です。沿岸から火打石が採れたことからこの名がついたそうです。
上杉さんの歌唱には力みがなく、心地よく耳に入ってきます。曲にも歌唱にもいわゆるケレン味がないのがいいですね。