続けての男性歌手で、個性的な歌声が魅力の松尾雄史さんです。
6月29日に新曲『オランダ坂に雨が降る』が発売されました。
聴いたイメージでは、クールファイブなどの昭和のムード歌謡コーラスを思わせるような曲調だと思いました。
長崎のご当地ソングで、しかも「雨」がキーワードなので、『長崎は今日も雨だった』が連想されるせいもあるのでしょう。
彼は言うなれば渋みのある声質で、ビブラートや巻き舌をよく使うので、演歌には向いていると言えるでしょう。
内容は別れた相手への未練心で、女性主人公の女歌でしょうが、このまま男性主人公であってもいいように思えます。
メロディーも歌詞もとりたてて目新しさはないものの、どっしりした安定感が味わえ、カラオケでは男女を問わず自分なりの個性で表現できる曲だと思います。
私は昨年の彼の『なでしこの花』が気に入って、一人でよく練習していましたが、今度はこの曲を頑張ってものにしたいですね。