♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

平成歌謡塾

2005年06月30日 | 演歌・歌謡曲
「平成歌謡塾」では、以前から司会を務めている若山かずさが、新曲『伊良湖悲曲(エレジー)』を唄った。伊良湖というと、もうずいぶん前に一度行ったことがある。鳥羽から遊覧船に乗ると、思ったより短い時間で渥美半島の先端の伊良湖岬に着く。途中には三島由紀夫の有名な小説「潮騒」の舞台となった神島がある。伊良湖岬は風光明媚な観光地になっており、島崎藤村の「椰子の実」で名高い恋路ヶ浜や、有名な伊良湖岬灯台がある。

観光案内はこのくらいにして、『伊良湖悲曲』についてだが、前作の『幸せとんぼ』から一転、別れの哀しみをテーマにした曲である。哀愁味がほどよく表現されていて、好感の持てる歌唱である。

永井裕子の後任司会者の椎名佐千子は、落ち着いていて、先輩の若山かずさとの呼吸もぴったりだ。『対馬海峡』はちょっと苦戦しているようだが、力強い歌唱が持ち味の彼女だけに、次の新曲に期待したい。ところで、袴のはいからさんスタイルはもうやめるとの情報は本当だろうか。
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あさみのうたⅡ

2005年06月29日 | 演歌・歌謡曲

6月22日発売の、あさみちゆきのセカンドアルバム「あさみのうたⅡ」は、CD店に予約してあったがなかなか都合がつかず、ようやく昨日DVDカラオケと同時に入手した。
11曲のうち、カバーは『みんな夢の中』1曲だけで、他はすべてオリジナル曲であり、デビュー2年2か月で、これだけの内容のセカンドアルバムを出せるのは立派の一言だ。
私がちょうど2年前のNHK歌謡コンサートで初めて彼女を見たときの第一印象が、「これはスケールの大きな歌手になりそうだ。」というものだったが、今まさにその予感が結実しつつあるようだ。

このアルバムは本当にいい曲ばかりであり、それぞれの曲についてはじっくり聴き込んでからおいおいコメントしていきたい気がする。そこで今回は、その中でも特に印象の強かった2曲だけ取り上げておきたい。

まず2曲目の『砂漠の子守唄』だが、このブログの「私が期待する歌手」の紹介コメントで書いた「都会の人間の孤独感」にぴったりの、あさみちゆきの真骨頂が味わえるソウルフルソングである。

そしてラストの『こころのうた』、この曲を初めて聴いているうち、思わず目頭が熱くなってきた。こんなことは滅多にないことだ。彼女自身の手になる歌詞が、ストレートに心に迫って感動をもたらす名曲だ。この曲はぜひ彼女の生の歌で聴いてみたい。

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『江釣子のおんな』DVDカラオケ

2005年06月28日 | 演歌・歌謡曲
竹川美子の『江釣子のおんな』のPV映像が収録された4曲入りのDVDカラオケを入手した。他の3曲はいずれも日本クラウンから6月22日に発売された新曲ばかりであり、いかに『江釣子のおんな』が別格扱いであるかがわかる。

とにかくこのPVは素晴らしい作品だ。歌唱もさることながら、デビュー間もない新人歌手が、これだけ哀愁味にあふれる表情を見せるとは驚異的と言える。また、雪の野を走り抜ける列車の映像から始まって、質素なたたずまいの日本家屋、チャグチャグ馬コの行列風景と、印象的に構成されていて、映像作品として大変よくできていると思う。

平成演歌の名曲として、不動の位置を確保しつつある『江釣子のおんな』は、このPVも名作として評価されてしかるべきであろう。竹川美子ファンとして、ようやくこの映像作品を手にできたことがうれしい。

9月21日に発売される新曲『室津のあなた』では、どんなPVが作られるのか楽しみだ。今度はDVDカラオケもすぐに発売されるものと思う。

  
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きよしとこの夜・夏川りみ

2005年06月27日 | 演歌・歌謡曲
「きよしとこの夜」のゲストは夏川りみだった。私にとって夏川りみは、とかくナツメロに傾きがちだった歌心をぐっと今の時代に引き寄せるきっかけを作ってくれた歌手だ。
氷川きよし、グッチ裕三と3人で唄った『涙そうそう』は、もちろんよかったが、「夏よ来い、早く来い!メドレー」と銘打ってのコーナーは、新旧いろいろな曲が次々と出てきて楽しかった。
『憧れのハワイ航路』といったナツメロもあったし、『真夏の出来事』『白いサンゴ礁』といった、私個人がすごい名曲と思う曲が唄われたのがうれしい。比較的記憶に新しいところでは、『ふたりの愛ランド』『夏の扉』がよかった。ラストのユーミンの『真夏の夜の夢』まで、所狭しと踊るダンサーが花を添えて、歌の楽しさがじかに伝わってくるコーナーだった。
欲を言えば、夏川りみの持ち歌をもう1曲聴きたかったところだ。
氷川きよしは『きよしのドドンパ』のカップリング、『ハマナス旅情』を唄った。こういったふだん聴けない曲が聴けるのがこの番組の実にいいところである。
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サンデージョッキー

2005年06月26日 | 演歌・歌謡曲
NHKサンデージョッキーは今週はまずまず良好に受信できた。
島津亜矢がデビュー20年と言っていたが、本当に若いときのデビューだったのだ。最初に唄った『愛染かつらをもう一度』は初期の代表曲のようになっている。そういえば彼女には代表曲といえるものがない。そのせいか実力の割には一般的な知名度があまりないようで、惜しいことだ。
『大器晩成』『波』といった曲を聴いていると、やはりすごい歌唱力だと思う。

山本智子は山登りや釣りが好きと言っていた。アウトドア派だったとはちょっと意外だった。『哀秋花』『春仕度』の2曲だけでは物足らなかった。

中村美律子は、長いナレーションに続いて『河内おとこ節』を唄った。これはもう磐石の代表曲である。竹川美子も大阪キャンペーンではよくこの曲をカバーしている。
瀬戸内寂聴氏が作詞したことで話題の新曲『風まかせ』は、彼女の新境地を開く曲と言っていいだろう。
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