♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

中澤卓也 “北のたずね人”

2020年01月24日 | 演歌・歌謡曲

中澤卓也さんは、3年前の2017年1月に明るい青春歌謡『青いダイヤモンド』でデビューした、若手の演歌・歌謡曲系ホープです。

私はデビュー間もなくから彼には注目していて、彼の曲を何度かカラオケで歌ったこともありますが、意外にもまだこのブログでは取り上げていませんでした。

1月15日に彼の5枚目となるシングル『北のたずね人』が発売されましたので、ようやくと言ってはおかしいですが、ここで紹介します。

前記事の『北のおんな町』と似たタイトルで、今年は「北」の当たり年みたいですが、この『北のたずね人』は男性が主人公で、別れた恋人をたずねて北国の町を訪れ、再開するといった内容です。

彼の爽やかさを前面に出した曲で、青春歌謡の香りがするとてもいい曲だと思います。

発売元の日本クラウンではこの曲を「ライト演歌」と称して売り出しているようです。

演歌はとかく暗いとか未練たらしいといったイメージで、特に若い人には忌避されがちですが、こういう爽やかな曲もあることを多くの人に知ってほしいですね。特に彼は若い女性に持てそうな雰囲気がありますから、演歌ファンの裾野を拡げる面でもこれからの活躍に大いに期待したいところです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZBGSRPqbhow

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三山ひろし “北のおんな町”

2020年01月16日 | 演歌・歌謡曲

三山ひろしさんは、昨年の1年間を通して『望郷山河』で勝負しました。もちろん紅白もこの曲でしたが、まるでケン玉チャレンジの添え物みたいな扱いでした。もうケン玉はいいので、彼の歌声をじっくり聴かせるべきでしょう。

それはさておき、今年の彼の勝負曲『北のおんな町』が1月8日に発売されました。このところ男っぽい曲が続きましたが、今回は久しぶりの女唄で、舞台は北海道です。

作曲は今回も彼の師匠、中村典正氏で、惜しくも昨年亡くなられたので遺作になったわけですが、それだけに彼も思いをこめて歌っていると思います。

曲の内容は、主人公の女性が未練心を持ちながら北海道の各地を訪ね歩くというもので、ムード歌謡の香りがする旅情演歌です。

切ない心情でありながら、明るさのあるメロディーで、聴いても歌っても心地よく、爽やかさの感じられるいい曲だと思います。

カラオケでも大ヒットまちがいなしで、彼の新たな飛躍の1曲となりそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=ivySYTJfQ50
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市川由紀乃 “懐かしいマッチの炎”

2020年01月08日 | 演歌・歌謡曲

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
本年も気に入った曲や注目の曲を取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、本年最初の曲は、市川由紀乃さんの新曲『懐かしいマッチの炎』で、昨年末の12月25日に発売されました。

この曲はNHKのラジオ番組『ラジオ深夜便』の12月・1月の「深夜便のうた」として放送されています。

昨年の『雪恋華』はドラマチックなニューウェーブ演歌で、平成から令和への橋渡しを飾るにふさわしい名曲でしたが、今回はぐっと趣きが異なり、郷愁感たっぷりの歌謡バラードになっています。

作詞は阿久悠氏で、未発表の遺作に幸耕平氏が作曲したものです。

歌詞の内容は、マッチの炎の灯りを通した男女の微妙な心の動きを表現しており、情景がありありと浮かぶ印象的なもので、阿久悠氏による独特の世界観を感じます。

コンロもストーブも自動点火になって、最近はマッチをほとんど見かけなくなり、我が家にもマッチは1本もありません。ですからマッチという題材自体が古い時代のイメージで、この曲もタイトル通り懐かしい気分に満ちています。

彼女の歌唱は、こういった歌謡曲ではいつもの演歌とはまた違う優しい親しみのあるもので、さすがと思わせます。

彼女のまた新しい一面を味わえる素晴らしい新曲で、今年はこの曲が大いに聴かれ、歌われることでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=pPCbYgnRz9M


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