このブログではここ数年は主に演歌・歌謡曲の新曲を取り上げてきましたが、今回は一昨年に発売された曲を取り上げます。
桜井くみ子さんは2008年に「あばれ船」でデビューしていますが、このブログでは彼女のことをこれまで全く取り上げてきませんでした。こんなに歌が上手でルックスもアイドルのように可愛い歌手を放置していたことは私も意外でした。
その穴を埋めるべく、今回「途中下車」を取り上げます。
この曲は発売当時にはほとんど印象に残っていないのですが、先日、動画サイトでたまたま聴いて、いい曲だと思いました。
脚本家の市川森一氏による歌詞はドラマチックで、情景が浮かんできます。特に印象的な歌詞は「夢か恋かと問われた私」の部分です。それに対して1番と2番では「恋を捨てました」と後ろ向きですが、3番になると「夢を獲りました」と積極的な答えに変わり、新たな旅に希望を見出して曲をしめくくっています。
桜井さんの歌唱は安定していて力強いものです。歌が上手すぎて、顔の可愛さとのギャップがあるいはマイナスに作用しているのかなと考えてしまいます。
7月3日には新曲「海峡かもめ」が発売されます。大いに期待し、このブログでは早く取り上げたいと思っています。