♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

桜井くみ子 “途中下車”

2013年06月30日 | 演歌・歌謡曲

このブログではここ数年は主に演歌・歌謡曲の新曲を取り上げてきましたが、今回は一昨年に発売された曲を取り上げます。

桜井くみ子さんは2008年に「あばれ船」でデビューしていますが、このブログでは彼女のことをこれまで全く取り上げてきませんでした。こんなに歌が上手でルックスもアイドルのように可愛い歌手を放置していたことは私も意外でした。

その穴を埋めるべく、今回「途中下車」を取り上げます。
この曲は発売当時にはほとんど印象に残っていないのですが、先日、動画サイトでたまたま聴いて、いい曲だと思いました。

脚本家の市川森一氏による歌詞はドラマチックで、情景が浮かんできます。特に印象的な歌詞は「夢か恋かと問われた私」の部分です。それに対して1番と2番では「恋を捨てました」と後ろ向きですが、3番になると「夢を獲りました」と積極的な答えに変わり、新たな旅に希望を見出して曲をしめくくっています。

桜井さんの歌唱は安定していて力強いものです。歌が上手すぎて、顔の可愛さとのギャップがあるいはマイナスに作用しているのかなと考えてしまいます。

7月3日には新曲「海峡かもめ」が発売されます。大いに期待し、このブログでは早く取り上げたいと思っています。
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木下結子 “いとしいあんちくしょう”

2013年06月22日 | 演歌・歌謡曲

木下結子さんはこれまであまりなじみのない歌手でしたが、1984年に「放されて」でデビューしているのでかなりのベテランです。
「放されて」は浪花演歌では根強い人気曲で、カラオケで愛好されています。私も曲は知っていましたが、歌手については印象が薄かったです。

今度の新曲、面白いタイトルの曲だなと思って聴いてみると、いい感じのバラードで気に入りました。「放されて」と似たような雰囲気と言えるでしょう。

失恋した女性の心境を歌った曲ですが、決して暗くならず、明るく突き放すような感じで、しかも情感はたっぷりこめています。メロディーは覚えやすく、カラオケでも人気が出そうな曲です。

彼女はキャリアの割には持ち歌が少ないようですが、一つ一つの曲をじっくり歌い込むタイプの歌手のようです。今後も歌謡曲界で独自の存在感を発揮してほしいと思います。
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水城なつみ “泣いてひとり旅”

2013年06月19日 | 演歌・歌謡曲

今年は一体どんな新人歌手がデビューして来るだろうかというのをいつも熱い期待を込めて見ています。将来の演歌界を背負って立つような人材が次々に出てきてほしいと思います。

そんな中、5月22日に『泣いてひとり旅』でデビューした茨城県つくば市出身の水城なつみさんに注目しました。
この春に高校を卒業し、19歳になったばかりという若さです。

歌唱はなかなかしっかりと落ち着いたもので、声量があり声の伸びも十分です。またこの曲は掛け値なしで本当にいい曲だと思います。メリハリがあって覚えやすく、私も早速カラオケで歌ってみたところ、ますますこの曲が気に入りました。

淡々とした感じで始まる曲が、3行目の途中からぐっと力強くなり、サビの「うしろへうしろへ」のところがすごく印象的です。
全体的には歌謡曲テイストで、泥臭さがなくて親しみやすく、本当にうまく曲づくり、アレンジができていて、この新人歌手に対する力の入れ方を感じます。

将来性十分の楽しみな実力派新人が現れました。活躍を大いに期待しています。
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竹川美子 “おんなの夜明け~第一章~”

2013年06月15日 | 演歌・歌謡曲

時のたつのは早いもので、竹川美子さんが「江釣子のおんな」でデビューされてから10年が過ぎました。
そもそも私がこのブログを立ち上げたのも彼女を筆頭に、頑張っている若手女性演歌歌手を応援していきたいとの思いからでした。

その後いろいろ個人的事情もありまして、何度かブログを休止もしましたし、ここ数年はブログの内容も広く演歌・歌謡曲新曲の推薦コメントを中心にしておりますが、竹川美子さんを応援する気持ちは変わらず持ち続けているつもりです。

さて、新曲の「おんなの夜明け~第一章~」は、彼女のデビュー10周年記念作品第一弾ということで、意欲的な作品に仕上がっており、彼女の美しい高音を十分にいかした曲になっています。

タイトルの「第一章」というのが思わせぶりで、何か続きがあるのかなと思ってしまいますが、目を引くという点ではいいと思います。

曲の構成もはじめはしっとり、途中から動きが出てきて、「淋しい…淋しいね…」のところで情感がぐっと高まり、「おんなの夜明け」と体言止めで終わるという印象的な実に見事なものです。

本当にいい曲だと思いますので、この曲で彼女が中堅演歌歌手としての存在感をさらに高めてほしいと思います。
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伊藤美裕 “あなたの花になりたい”

2013年06月06日 | 演歌・歌謡曲

伊藤美裕さんは一昨年にデビューし、歌謡ポップス系の有望な若手歌手として活躍されています。

2月に発売された「あなたの花になりたい」は作曲が末光篤氏で、この方は木村カエラさんの「Butterfly」の作曲者です。ですから歌謡曲といってもほとんどJポップだと言えるでしょう。まああまり区別する意味もないですが。

この曲は聴いていて出だしからメロディラインはJポップだなという感じで、不思議と耳にこびりつく印象的なものです。サビになるとそれが明るく解き放たれていく感じがあります。

松井五郎氏による歌詞も美しく、前向きで元気に生きる力を与えてくれるような曲だと思います。

PVは二人の子どもが共演していて、心温まる出来栄えですので、こちらも要チェックです。
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