♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

山口瑠美 “天気雨”

2020年09月30日 | 演歌・歌謡曲

山口瑠美さんについては、6年前に『雨の錦帯橋』で一度だけ取り上げたことがあります。8月19日に発売された彼女の新曲『天気雨』は、ちょっと目に付くタイトルで、聴いてみるとすごくいい曲でした。

内容的には、親子の情愛を軸に、人生を精一杯生きていく心意気を歌い上げています。

この曲のテーマについては、彼女自身がPVのコメントで「人はみな笑顔で生きているようで、本当は心の中に悲しみや切なさを静かにしまって生きているんだよと、人間の心を歌った温かい曲です。」と語っています。またPVは、彼女が自分でプロデュースしたそうです。

曲調はフォークのテイストがある歌謡曲で、彼女の優しく語りかけるような歌唱は聴く者の心にやすらぎを与えてくれます。まさにタイトルのように、日が射す中にさらっと優しく降る雨のイメージが浮かびます。

彼女にとってはこれまでとは一味違う新境地になると思いますし、これを機会にファン層が広がるのではないでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=nnlm7jedaAw

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男石宜隆 “竹の花”

2020年09月26日 | 演歌・歌謡曲

今回は初めてこのブログで取り上げる男性演歌歌手です。その名は男石宜隆さん。ちょっとめずらしい名前で、「おいし のぶたか」と読みます。

これまで聞いたことはあるという程度の歌手だったのですが、8月19日に発売された新曲『竹の花』は、たまたまYouTubeのPV動画で聴いてみて、いい曲だなと思いました。

なかなかドラマチックというか聴き映えのする曲で、演歌の泥臭さがなく、タイトルどおりの竹のまっすぐなイメージを感じます。

内容は女唄で、女性主人公の一途な恋心を、滅多に咲くことのないと言われる竹の花になぞらえたものです。

「ハラリ ハラリ」「ヒュルリ ヒュルリ」と擬態語が効果的に使われているのも特徴です。

彼の歌唱は高音が美しく響き、この曲にはよく似合っているようです。彼のルックスは、きりっとしたイケメンで、知名度が上がれば人気も出るでしょう。

カラオケで歌えば、大変歌い映えのしそうな曲だと思いますし、本格演歌ファンにはもちろん、歌謡曲系が好みの人にもおすすめできる曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=rDw2ppmFUfA

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出光仁美 “あいたか橋で”

2020年09月12日 | 演歌・歌謡曲

出光仁美さんの新曲『あいたか橋で』が8月5日に発売されました。

あいたか橋は福岡市に実在する橋で、意外にも平成25年完成で、新しく作られた人道橋です。景観がよく、インスタ映えがするので新しい観光名所、デートスポットとして人気があるようです。

この曲はそのあいたか橋を舞台にしたご当地ソングで、思い人と離れている女主人公が、逢いたい切ない想いをあいたか橋に立ってつのらせる内容です。

「あいたか」は博多弁で「逢いたい」なので、歌詞にぴったりのタイトルです。

彼女のはかなげな声が、こういう曲にはよく似合い、まさに抒情演歌の申し子と言えるでしょう。

彼女は福岡市ではないものの、すぐ近くの宗像市の出身なので、今度の曲には格別の思い入れがあるのではないでしょうか。

正統演歌の愛好者にはおすすめの曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=KdHQTRKlhhI
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村木弾 “ほろろん演歌”

2020年09月05日 | 演歌・歌謡曲

村木弾さんは船村徹氏の最後の弟子と言われ、その持ち味はまさに師匠譲りで、昭和歌謡を思わせる哀愁表現が上手だと思います。

7月29日に発売された新曲『ほろろん演歌』は、彼の持ち味を存分に発揮した曲だと言えるでしょう。

ずばりタイトルに「演歌」とある演歌もめずらしく、かえって目を引くところですし、「ほろろん」には面白い響きがあります。

この「ほろろん」は、「ぼろん」というギターの音と「ほろほろ」という涙を流す擬態語とを掛け合わせたもののようで、サビでは「ぼろろん ほろろん」と続けています。

イントロは哀愁味のあるギターが響き、昭和のレトロ感たっぷりです。

内容は、地方から都会に出た者同士が酒場でギター演歌を聴き、酒をつぎ合いながら昔を懐かしがる心情を歌っています。

正統演歌のファンには広く受け入れられるに違いないおすすめ曲です。

私は彼の前曲『さんざし恋歌』がツボにはまって、カラオケで披露もしましたが、この曲もレパートリーにしたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=B3y4KOH43bw

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