♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

松原愛 “ふたりの時計”

2011年06月26日 | 演歌・歌謡曲

松原愛さんって何か聞いたような名前だと思いましたが、「愛と誠」の主題歌をデュオで歌ってデビューし、その後ソロデビュー。また、映画「ハウス」に出演もしたけれど、「もやもや病」にかかり、2005年に歌手復帰という経歴があります。

この「ふたりの時計」は、久々の新曲です。作詞は、「昭和枯れすすき」「女の出船」などのヒット曲を手がけている、夫の山田孝雄氏です。

時計は日常生活にすごくありふれた存在ではありますが、時計をテーマにした歌は、そんなにないように思います。最近ではコブクロの「時の足音」が印象的で、演歌では永井みゆきさんに「女の時計」がありました。

PVを見ると衣装は和服ですが、ゆったりとした歌謡曲調です。カラオケにも向いた親しみやすい曲だと思います。
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香西かおり “TOKIO千一夜”

2011年06月19日 | 演歌・歌謡曲

香西かおりさんはある意味で不思議な歌手という感じがします。一見、そんなにすごい歌唱力があるようにも、また声量があるようにも思えません。しかしながら、彼女ほど微妙な女性の感情をうまく表現できる歌手も他にそういないのではないでしょうか。

私の勝手な主観ではありますが、彼女の表現力にマッチした曲はすばらしく輝き、ミスマッチの曲は凡作に聴こえてしまいます。例えば「流恋草」はミスマッチと思いますが、個人の好き嫌いにつき、お好きな方は気になさらないでください。

さて、この4月発売の新曲は、彼女にぴったりマッチした素敵な曲です。しゃれたポップス感覚で、ちょっと斜に構えたような女心の表現がいいと思います。締めくくりのフレーズに「人ぞ恋しき」と文語文を持ってきているのが心憎いばかりです。これは昔に古典の授業で習った係り結びというやつで、口語文では失われてしまった日本語の表現技法です。

もともと演歌歌手の枠に納まりきらない魅力を持つ香西さんですが、この曲でますます輝きを増したように感じます。
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伊藤美裕 “六本木星屑”

2011年06月11日 | 演歌・歌謡曲


またまた歌謡曲の楽しみな新人女性歌手登場です。伊藤美裕さんは、幼い頃から父親の影響でバイオリンを習っていて、大学ではアカペラをやっていたという幅広い音楽環境の経歴からしてもスケールの大きさを感じます。

この曲は、70年代から80年代にかけての歌謡ポップスの香りがただよっています。それは古さというものではなく、日本における歌謡ポップスのスタンダードと言っていいものだと思います。

「星屑」は「スターダスト」と読みます。各コーラスに3つずつ、合計9つの男の子の名前が出てきます。ありふれた名前の中に一つだけ「レイヤ」という、そんなにないと思うのがありますが、作詞の吉元由美さんに関係のある名前なんでしょうか。

それはさておき、伊藤美裕さんは新人らしからぬ堂々とした歌い方で、将来性は十分です。AKB48の邪道ともいえるようなCDの売り方が話題になる世相ではありますが、まっとうな歌の力で伸びていってほしいものです。

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石原詢子 “逢いたい、今すぐあなたに…。”

2011年06月01日 | 演歌・歌謡曲

テレビコマーシャルでもよく見かける石原詢子さん。4月発売の新曲はなかなかしゃれた雰囲気のいい曲です。歌いだしを聴いたとき、前に聴いたことのあるメロディーだと思ったら、桑田佳佑さんが研ナオコさんに提供した「夏をあきらめて」の歌いだしに似ているのでした。

作曲は国安修二氏で、演歌ではありません。以前ならニューミュージックと称されるような感じのバラードです。歌詞は悲しい別れによる切ない女性の感情を歌っています。
ジャケ写はちょっとセクシーな感じのドレス姿というのが目を引きます。髪の毛も短めで、随分イメージが違います。

こういう曲がヒットして、石原詢子さんもひと回り大きなスケールの歌手に成長してほしいですね。

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