♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

こおり健太 “冬椿”

2020年10月27日 | 演歌・歌謡曲

こおり健太さんは、その高音を持ち味にした繊細な表現力にすぐれています。

昨年の『恋瀬川』に続き、9月30日に発売された新曲『冬椿』では、ますます磨きがかかった彼の歌唱を聴くことができます。もはや女唄の若手男性エキスパートとしての地歩を固めたと言っても過言ではないでしょう。

内容は椿の花に我が身をなぞらえた女心を歌い、まさにマイナー演歌の定番といった感じの曲です。

やはり彼のキーはかなり高いので、カラオケで歌うには『恋瀬川』と同じく、男性では-3くらいは下げないと苦しいと思います。女性では+4くらいでしょうか。

きかせどころのメリハリが大変難しそうですが、それだけにカラオケの挑戦意欲をそそる曲だと言えます。

これから冬に向かっての季節にぴったりの曲で、大きなヒットが期待できます。

https://www.youtube.com/watch?v=6_KI9PNGPe0
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五条哲也 “まよい川”

2020年10月17日 | 演歌・歌謡曲

五条哲也さんは最近、歌謡バラードのしゃれた楽曲が続き、いずれもいい味わいを出していました。10月7日に発売された待望の新曲『まよい川』では、趣を変えてメジャー演歌の原点とも言えるような曲になっています。

彼の曲では2011年の『北へ流れて』のカップリング曲『指輪のあと』と同じタイプの女唄の演歌で、作曲も同じ水森英夫氏です。

構成的には定番の演歌そのものですが、こういう曲は演歌ファンの琴線に触れるような安心感をもたらす感じがあります。

作詞は高畠じゅん子氏で、「胸にくすぶるおもいでを 並べてくずしている」や「指でつまめるしあわせ」といった印象的なフレーズを用いて、揺れ動く女心をうまく表現しています。

歌唱は彼の持ち味のハイトーンボイスが存分に発揮されていて、聴いていて心地よさがあります。

演歌のカラオケファンには男女を問わずおすすめできる曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=Frjtl83nUHk

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松川未樹 “私らしくて”

2020年10月11日 | 演歌・歌謡曲

松川未樹さんの新曲『私らしくて』が10月7日に発売されました。昨年は『祭だ!和っしょい』という令和の始まりを祝う、ハッピーなお祭ソングで気を吐いた彼女ですが、今回はぐっと趣を変えて、新境地の歌謡バラードに挑戦しています。

作曲は歌謡曲の名手、杉本眞人氏で期待度は十分、そのうえ作詞の「古伊志」とは実は彼女自身であることを動画のコメントで明かしています。

キャッチコピーは、「女性の目線による男心への応援歌」ということで、彼女の歌詞は技巧や難解な表現は一切なく、等身大の優しさに満ちています。

一言ずつゆっくり語りかけるようなメロディラインは、微妙な間合いがあって、うまく工夫されていると思います。特に歌い出しの「泣いても」のあと、一瞬伴奏が消える演出は、この曲の一番のポイントでしょう。

女性が男性をなぐさめ励ますという内容は、演歌・歌謡曲にこれまであまりなかったと思いますが、それだけに新しいパターンの女唄として注目したいです。

彼女は今年でデビューから13年、このへんで中堅歌手として大きく飛躍してほしいところなので、この曲がそのきっかけになればいいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=nqZg-MtxDzM

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