椎名佐千子さんといえばデビューからしばらくの、袴に靴のいわゆるハイカラさんスタイルの元気・勝ち気といったイメージが今も鮮烈に残っています。
しかし最近の彼女は本当に女性らしくなりました。元々ルックスも面長で、落ち着きのある和風美人の典型といった感じがあります。
11月26日に発売されたばかりの新曲『早春慕情』はそんな彼女の魅力を存分に発揮した素晴らしい曲です。冬を迎えるこの時期に早春をテーマの曲で、これから春に向けて強力にアピールしていこうという意欲を感じます。作曲は多くの名曲を手がけた鈴木淳氏、作詞は妻の悠木圭子氏です。
この曲を聴いて感じたのは、何かこれまでの彼女とは違って、自然に等身大で歌っているということでした。YouTubeでの彼女自身のコメントでも、カラオケで歌う時のコツはまず歌詞をよく読んで主人公の気持ちを作ることと言っています。
PVを見ると衣裳は洋服で、曲調はしっとりした歌謡曲、女性のせつない未練心をテーマにするものの爽やかな透明感がある、とにかく新たな魅力がいっぱいです。
この曲をきっかけに歌手「椎名佐千子」が大きく飛躍してほしい、そんな期待が大きくふくらんで来ました。