♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

梅谷心愛さん推しの10箇条

2023年07月28日 | 演歌・歌謡曲

  

今回は梅谷心愛さんへの推しポイントを少々強引ですが、10箇条にまとめる試みをしてみました。

まあこういうのは見る人によって評価もまちまちですし、あくまでも私の独断によるものだということをご承知ください。

1.15歳という若さ

  この彼女の若さはなんと言っても強みでしょうね。一般的に歌手は高校を卒業した18歳の時分にデビューすることが多いですが、彼女はもう既にプロ歌手としての風格が備わっているから全然早すぎるような感じがしません。

5年後、10年後とこれから彼女がどんな歌手に成長していくのか、本当に楽しみです。

2.デビュー曲に恵まれた

  10代でデビューした演歌歌手の場合、そのデビュー曲は森昌子さんの『せんせい』、石川さゆりさんの『かくれんぼ』、市川由紀乃さんの『おんなの祭り』など、淡い初恋の思いとか、ふるさとをテーマの歌が多いのですが、梅谷さんの『磐越西線ひとり』は主人公こそ16歳の少女ですが、内容はまさに本格旅情演歌です。それも切なさだけではなく、若さに似合った心の成長を表現しているところが一味違います。作詞:石原信一氏、作曲:弦哲也氏といずれも演歌の一流作家陣です。

3.歌唱力

  プロ歌手だから歌唱力のあるのは当然とは言え、彼女は「カラオケバトル」などのテレビ番組で以前から実力が知られています。彼女自身も言うように低音がしっかりしているのが持ち味で、まだまだ粗削りとの評価もあるでしょうが、伸びしろは十分あると思います。

4.トーク力

  プロ歌手の場合、ライブやキャンペーンでは歌だけでなく、トークをうまく駆使して観客の心をつかむことも大切になりますね。その点、彼女はトーク力も大変しっかりしていて、驚くほど落ち着いています。YouTubeにアップされている店頭キャンペーンのトーク部分の動画、またコメント動画を見ればそのうまさが実感できます。

5.美空ひばりに関する博識ぶり

  彼女は「博士ちゃん」というテレビ番組の昭和歌謡特集に「美空ひばり博士」として何度か出演していて、その熱愛ぶりがよく知られています。尊敬する目標歌手はもちろん美空ひばりで、ひばりさんの持ち歌なら何でも歌いこなせます。

6.昭和歌謡の知識が豊富

  5とも関連しますが、彼女は平成生まれでありながら昭和歌謡全般について豊富な知識を持っていて、レパートリーも多く、昭和歌謡をこれから長く伝えていく役割を担ってほしいと思います。

7.レパートリーが豊富

  彼女は演歌はもとより、ポップス系の曲についてもうまく歌いこなせる実力があります。YouTubeには久保田早紀さんの『異邦人』、中島みゆきさんの『麦の唄』など多彩な曲を歌っている動画がアップされています。

8.ルックス・性格がいい

  彼女は15歳という年齢にして、日本女性としての美しさを持っています。『磐越西線ひとり』のMVを見ると、着物姿のあの幽玄な表情がとっても魅力的です。もちろんメイクのうまさもありますが、いい素地があってこそだと思います。

  また現代的な可愛い女の子としての一面もあり、明るくおおらかな性格は誰にも好かれると思います。

9.すでにライブでの経験が豊富

  彼女は2020年に小学校卒業後、歌手を目指して出身地の博多から上京し、以来さまざまなライブ活動をこなしています。得意とする美空ひばりさんの曲を始め、昭和歌謡からJポップまで幅広く歌い、観客を魅了してきました。

10.すでにネットを含むメディアでの経験が豊富

  彼女はアメブロでオフィシャルブログ「心愛の心」を開設し、日々の活動報告をしています。また、ツイッターもやっています。YouTubeにも「梅谷心愛-Umetani Kokoro-」というチャンネルがあって、デビュードキュメント、一問一答など興味深い動画がアップされています。

 また、デビュー前から数々のテレビの音楽番組に出演し、市川由紀乃さんや天童よしみさんとのコラボもやっています。YouTubeでもそれらの動画を見ることができます。

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梅谷心愛「磐越西線ひとり」のMVについて

2023年07月20日 | 演歌・歌謡曲

     

     

今回は『磐越西線ひとり』のMVについて深掘りしてみようかと思います。

正直言って演歌・歌謡曲のMVの中には、あまり工夫していないのかなと思われるものが結構見受けられますが、この『磐越西線ひとり』は大変よくできていると感じました。

このMVは、YouTubeの徳間ジャパン演歌・歌謡曲チャンネルでフルバージョンとショートバージョンの2種類がアップされています。

フルバージョンのMVのほうは最新データでは既に5万8千回もの視聴回数を記録していて、その注目度が伺われますし、この勢いならば10万回を超えるのも時間の問題でしょう。

撮影場所はレトロな感じの豪華な白い外観の洋館、そして作品の舞台の猪苗代湖畔、磐越西線付近の道路などで、ロケの時点が雨天だったようですが、雨のシーンはいい雰囲気が出ていると思います。

彼女の衣装はジャケ写でも着ているシックな感じの着物と、淡いブルーグレーの洋服の2種類が使われています。

冒頭の映像は着物姿で、磐越西線付近でロケをしたもので、おそらく夕刻の黄昏時だと思われますが、導入の動画としていい感じになっています。

洋館での映像はすべて着物姿で撮影されていて、メイクも何か神秘的なムードを感じます。特に鏡を見つめているシーンは印象的で、15歳の少女がよくこんな妖艶な表情が出せるものだと感心しました。やはりこの歌手は光るものを持っていますね。

洋館の庭で和傘をさして立っているシーンも、美しい建物と彼女との取り合わせがすごく絵になっています。

洋服姿の猪苗代湖畔でのシーンは、これも夕刻の撮影のようで、背景に空の一部分から日の光が差しているのが美しく、いいタイミングで撮影されています。

またこれも洋服姿の磐越西線付近の道路のシーンは、ドローンを使った視線の移動が見ものです。

始めのほうでは磐越西線の2両連結の列車が走り去って行くシーンがあり、終わりのほうでは同じ場面で列車がこちらに向かってくるシーンがあります。これは何気ないようで、主人公の心の成長というテーマを象徴しているとも解釈できます。

この主人公の心の成長については、彼女の表情の違いにも注目したいところです。冒頭の憂いを含んだ表情が、3番の歌唱のシーンでは心なしか明るく、これからの希望を感じさせるような表情になっています。

まだまだ見どころが多いMVだと思いますが、このくらいにしておきましょう。

私もこのブログを長年続けていますが、一つの曲についてこんなに次々と記事を続けて書くのは初めてで、それだけ大きい期待を持っていることがわかってもらえるでしょう。

この曲についてはさらに別の角度から取り上げてみようかと考えています。

 

フルバージョンMV

https://www.youtube.com/watch?v=8FTigvNkPnQ

 

ショートバージョンMV

https://www.youtube.com/watch?v=JXoUHT0Hbqo

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梅谷心愛「磐越西線ひとり」の歌詞について

2023年07月15日 | 演歌・歌謡曲

    

梅谷心愛さんのデビューシングル『磐越西線ひとり』が発売されてから十日が過ぎました。この天才的な大型新人を強力にプッシュしていきたい気持なのですが、今回はこの『磐越西線ひとり』の歌詞について、思うところを書いてみたいと思います。

15歳という彼女の年齢にふさわしい曲はどんなものかということを、スタッフは考えたでしょうが、その答えは一つ年上の16歳の少女が失恋の悲しみを癒やす一人旅に出るというものでした。

そしてその舞台はJR東日本の磐越西線で、歌詞の中に出てくる地名が「会津」「猪苗代湖」「磐梯山」なので、福島県というわけです。

1番の歌詞に「会津は雪よ」とあり、季節は冬です。やはり失恋の演歌には冬の北国がふさわしいんですね。

悲しみを背負った女性主人公が一人旅をするというテーマは、演歌には大変多く、「旅情演歌」といった一つの定番ジャンルになっています。最近では水森かおりさん、水田竜子さんあたりがこういう曲を専門的に歌っている感じです。

こういった旅情演歌では、主人公の切ない心情がテーマになっていることが多いのですが、この『磐越西線ひとり』では主人公が16歳ということもあって、旅をすることによる心の成長も重要なテーマになっています。

1番では、こんな悲しい気持で一人旅をするために恋をしたんじゃないと、後悔の心情が出ています。

2番では、猪苗代湖の白鳥の姿を見て、気持にケリをつけようと思うのか、列車の窓に「さよなら」と描く姿が出てきます。

そして3番では、自分を責めたり悔やんだりするのは愚かと気づき、強くやさしく生きることを決意するわけです。

この短い約4分半の曲の中にも、こういった心の成長が歌われていて、梅谷心愛さん自身も、この曲は背中を押してくれるような曲ですとコメントしています。

この曲はこれから演歌や歌謡曲を愛好する多くの人にカラオケで歌ってほしいと思います。私も練習を始めていますが、カラオケで歌うときにはこの曲の歌詞の内容を十分に吟味し、理解して歌うように心がけようと思っています。

今回は歌詞について深掘りしてみました。また、次回は別の角度から取り上げてみようかと思っています。

 

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梅谷心愛 “磐越西線ひとり”

2023年07月05日 | 演歌・歌謡曲

令和の御代になって各界で若い天才的な日本人が話題になっています。将棋界では藤井聡太竜王、日本プロ野球では令和の怪物と言われる佐々木朗希投手、サッカーでは久保健英選手などそのほかにもまだまだいるように思います。

そして演歌界にも天才少女と言っても過言ではない逸材が現れました。その名は梅谷心愛(うめたに こころ)さんで、福岡市出身、15歳の若さです。本日7月5日に『磐越西線(ばんえつさいせん)ひとり』でデビューしました。

キャッチコピーはズバリ「令和の昭和歌謡少女」です。

テレビ朝日に「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」というレギュラー番組があります。これは色んな分野で大人顔負けの知識、才能を持つ子どもが登場する番組ですが、その昭和歌謡特集で梅谷心愛さんは美空ひばりを熱愛する「美空ひばり博士」として過去5回も登場しています。

彼女の歌唱力は早くから定評があり、2018年の日本テレビ「歌唱王」ではファイナリスト3位となり、また2019年のテレビ東京「THEカラオケ☆バトル」では美空ひばりの『人生一路』を歌って、番組史上最年少の12歳で100点を取っています。

2020年に上京して本格的な歌手活動を始め、今年は中学卒業をきっかけに満を持してのデビューとなったわけです。

この『磐越西線ひとり』は、福島県郡山市から新潟市を結ぶ磐越西線を舞台とした旅情演歌で、恋を失って一人旅をする16歳の少女が主人公です。

彼女は15歳とは思えない表現力で、主人公の感情の後悔・未練から希望への変化をうまく歌い上げています。

これまでの彼女の実績から、堂々とした本格演歌でデビューから真っ向勝負といったところでしょう。

演歌ファンを中心にカラオケでも人気を呼ぶことは間違いないでしょう。

今年の演歌の一推し新人歌手として、彼女には熱いエールを送りたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=8FTigvNkPnQ

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田中あいみ “愛の懺悔じゃないけれど”

2023年07月01日 | 演歌・歌謡曲

田中あいみさんといえば、昨年末の日本レコード大賞で最優秀新人賞に輝いた新進気鋭の歌手です。

まあレコ大といっても往年の華やかなりし時代に比べると、その相対的価値が随分下がっていて、話題性も小さくなったことは否めませんが、それでも一度しかないチャンスをものにした運の良さがあるのは違いありません。

ソウルフルな歌声が魅力で、何か天性のオーラが感じられる歌手です。

彼女のデビュー以来3枚目となるシングル新曲『愛の懺悔じゃないけれど』が5月31日に発売されました。

タイトルはちょっと大げさなイメージがあります。「懺悔」って難しい漢字ですね。北原ミレイさんの『ざんげの値打ちもない』を思い出す方も多いでしょうが、これは「ざんげ」と平仮名でした。

作曲はベテランのシンガーソングライター、杉本眞人氏です。この方は本当に歌謡曲作りの名手で、とにかく印象的で、ほのかに哀愁感ただよういいメロディーの曲が多いです。

この曲も杉本カラーのにじむ素晴らしいロッカバラードになっています。

特徴としては冒頭からタイトルの「愛の懺悔じゃないけれど Wow Wow」のフレーズで始まる、いわゆる「前サビ」があることで、力強い彼女の声でいきなり曲の世界に引き込まれる感じです。

曲の内容は港が舞台で、女性主人公が丘の上からフェリーを見て、別れた恋人への未練心をつのらせるものです。

地名は出てきませんが「100万ドルの夜景」と歌詞に出てくるので、その由来の神戸港と思ったらMVではちらっと函館の夜景が出てきます。

実際のところ、函館や長崎など他の港夜景の名所も同じようにそう形容されているようなので、その辺は聴く人が自由にイメージすればいいのでしょう。

彼女のようなパワフルな歌唱は好き嫌いが分かれるでしょうが、歌謡界の貴重な逸材として順調に伸びていってほしいと思います。

歌謡曲ファンを中心におすすめしたい曲です。是非一度聴いて、彼女の素晴らしさを堪能してみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=7zcU8Wz8IDI

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