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着実に演歌のトップスターとして活躍する山内惠介さん、まさに“演歌界の貴公子”にふさわしい彼の新曲『唇スカーレット』が3月6日に発売されました。
昨年の『さらせ冬の嵐』は激しくも切ない女性の心情を歌い上げるブルースで、彼の豊かな表現力が聴けましたが、今回は同じ作家陣でも趣向を変えて、ノリのいい華やか曲になっています。この曲もまた彼の魅力を存分に味わえるものです。
まず、ごく短いイントロに続き「抱きしめていたいんだ…」というフレーズが入り、いきなりこの曲の気分を盛り上げます。サビの部分では「スカーレット」が2回出てきて、この曲のポイントになっています。
とにかくタイトルが『唇スカーレット』だけに、その色彩を前面に出しており、彼の衣装もジャケ写のバックもすべてスカーレットで統一しています。
情熱的な恋の歌ではありますが、松井五郎氏による歌詞は恋のほろ苦さも表現した含蓄に富むもので、歌詞の内容もじっくり味わうべきでしょう。
カラオケで歌う場合は、若い気分で元気いっぱいに歌うのがいいと思います。普段こういう曲を歌わない人もチャレンジすれば、きっといい気持ちになるでしょう。
この曲もヒットは間違いなしで、今年も彼の活躍から目が離せません。