♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

川野夏美 “青い瞳の舞妓さん”

2019年06月28日 | 演歌・歌謡曲

川野夏美さんの新曲は、意外性のある曲です。6月5日に発売された『青い瞳(め)の舞妓さん』は、京都で海外からの観光客にも人気の舞妓体験を内容にしています。

これは企画シングルということで、ジャケットも彼女の顔写真はなく、自筆のイラストになっています。

主人公の女性の国籍はわかりませんが、歌詞に「オーロラのふるさと浮かぶ」とあるので、高緯度の地域です。お稽古事をしているし、季節も桜の季節から大文字送り火までで、割と長期に滞在している設定です。

その主人公が好きな相手に贈り物をしようかと迷い、逢いたいと歩き、願を掛けるという心情を第三者の視点で歌っています。

イントロや伴奏を聴いて懐かしい感じがするのは、同じ京都を舞台の70年代の名曲『京都慕情』や『京のにわか雨』などに似た雰囲気があるからでしょう。

彼女のやさしく温かみのある歌声は、こういう歌謡曲にぴったりだと感じます。

ユニークな曲をたずさえて、彼女の歌手としてのスケールがさらにアップするように思います。

https://www.youtube.com/watch?v=VpSk3pdok9g
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岩出和也 “神戸の女”

2019年06月26日 | 演歌・歌謡曲

岩出和也さんは、以前から好きな歌手の一人で、カラオケでも彼の曲をよく歌ってきました。昨年10月に出た『哀愁のリラ』は、現在受講中の新曲歌謡レッスンで2月のレッスン曲になったこともあり、特に印象に残るいい曲でした。

そして、『哀愁のリラ』から8か月ぶりという、最近では割合短いスパンで6月21日に新曲『神戸の女』が発売されました。今回は女唄で、「女」は「おんな」と読みます。

神戸のご当地ソングは少ないと感じていたので、神戸在住の者にとってはうれしいことです。

雨の神戸港を舞台に、主人公の女性は別れた男性への未練心をひきずり、ちょっと自暴自棄になっており、誰かに誘われたいなんて思っていて、ゆきずりの恋にはまってしまうという、アンビバレントな心情が織り込まれた内容です。トレンチコートが意味深なキーワードになっています。

今回も彼の爽やかでムードのある歌唱が、この曲の持つ雰囲気とよくマッチしていると思います。スーツ姿で港を背景にしたジャケ写もなかなか格好いいです。

この曲がヒットして、神戸の新しいご当地ソングを代表する一曲になればいいと思いますし、彼も中堅的存在の演歌歌手として、ますます活躍してもらいたいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=4UKWykSAgRM


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門倉有希 “あなたがすべて~Only Love~”

2019年06月20日 | 演歌・歌謡曲

門倉有希さんは、ラブバラードを得意とする歌手として、独特の存在感を輝かせていますが、このブログで彼女の曲を単独で取り上げるのは、今回が初めてになります。

その新曲は5月22日に発売された『あなたがすべて~Only Love~』で、まさに彼女にぴったりの素敵な曲と言えるでしょう。

荒木とよひさ氏作詞の歌詞は、純粋な熱い恋心を表現し、また杉本眞人氏作曲のメロディーは、さすがに名手と思わせるドラマティックで印象的なものに仕上がっています。

そして彼女の歌唱は、ハスキーボイスにのせて熱い感情がひしひしと伝わってきて、改めてこの歌手の表現力を実感させます。

曲の前半は、静かに語りかけるように、そして「only love」からのサビでは感情が一気に高揚し、ラストの「何故… 何故…」で、想いを心の中に納めるといった感じになります。

カラオケでは感情表現が難しい曲になるのかもしれませんが、これから歌謡バラードのファンに愛好されて、彼女の新たな飛躍の一曲になればいいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=SsHmyXV6mzs
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津吹みゆ “みちのく恋桜”

2019年06月15日 | 演歌・歌謡曲

津吹みゆさんの新曲は『望郷さんさ』から8か月ぶり、6月5日に発売された『みちのく恋桜』です。8か月の間隔は現在の演歌界では短い方で、これは彼女の勢いを物語るものでしょう。

引き続きのご当地ソングで、舞台は彼女の出身地の福島県になり、デビュー曲『会津・山の神』と同じ会津です。八重の桜をテーマにしていますが、これはおそらく会津出身の新島八重のイメージを重ねているのだと思います。

主人公の女性は、今は離れた所にいる恋人との再会を望み、二人の幸せな明日を信じるという、前向きな心情を歌った曲です。

彼女がいつもキャンペーンなどの自己紹介で使っているキャッチフレーズ「ドーンと響く直球ボイス」のとおりの澄み切った高音が、この新曲でももちろんよく冴え渡っています。

YouTubeでPVを見ると『望郷さんさ』で披露した着物姿は今回見られませんが、髪型が変わって、おでこを出したロングヘヤーになっています。これもまた雰囲気のちがった魅力があります。

聴いてよし、カラオケで歌ってもよしの曲で、今回もヒットは間違いないでしょう。彼女の人気も一段とアップしそうで、これからがますます楽しみになってきました。

https://www.youtube.com/watch?v=9pfEut7CV4I

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新川めぐみ “三陸海岸”

2019年06月10日 | 演歌・歌謡曲

新川めぐみさんって歌手は、あまり見聞きした覚えがなかったのですが、この人は2回も芸名を変えているんですね。最初は「ちあき まみ」の芸名で2006年にデビューし、2011年には秋吉真実に改名し、さらに2017年には新川めぐみに改名というめまぐるしさです。過去には五木ひろしさんが、何回か改名した末にブレークしたということもありますが。

さて、その彼女の5月15日に発売された新曲が『三陸海岸』で、これが結構いい線を行ってまして、カラオケの人気曲になるのではと思います。

彼女の特徴は、日本の演歌歌手では割合少ないハスキーな声ですが、ちょうどいい塩梅にハスキーなので、いやみがなく哀愁感を表現するにはぴったりの声だと言えます。

曲の内容は女性の旅情演歌の定番で、失恋して未練を抱きながら一人旅をする切なさを歌っています。メロディーはシンプルで、淡々と心情を語りかけるといった感じになっています。

こういう地名をタイトルにした曲の場合、各コーラスの歌詞はそのタイトルで終わることが多いですが、この曲では語りかける口調で終わっているのが特徴で、優しさや謙虚さが前面に出ています。

これからカラオケを中心にじわじわと人気が出て、彼女の知名度も上がってくることでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=YV0oi_kvIG4
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