♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

小川みすず “空行く雲よ”

2022年02月26日 | 演歌・歌謡曲

小川みすずさんの『空ゆく雲よ』という曲に注目してみました。初めて聞く名前だったので調べてみると、2020年3月に『何でやねん』でデビューしていて、『空ゆく雲よ』は2月2日発売のセカンドシングルになります。

デビュー時のことは全く印象にありませんが、彼女は福岡県出身で水森英夫氏の門下生として長い下積みを経てのデビューだったようです。ちょうどコロナ禍の初めの時期にデビューが重なったのは不運だったと言えるでしょう。

この曲にひかれたのは、昭和40年代の歌謡ポップスのいわゆるエレキサウンドのような、なつかしい曲調だからです。例としては美空ひばりさんの『真っ赤な太陽』、中村晃子さんの『虹色の湖』のイメージです。

歌詞の内容は、自分の恋の行方を空行く雲にたずねるといったもので、さっぱりと爽やかな気分が、テンポのいい曲調とよくマッチしています。

歌謡曲のカラオケファンにはもってこいのおすすめ曲で、女性曲ですが男性が歌うのにも全く違和感がないと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=oWcwmLDQf68

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まつざき幸介 “悲愛”

2022年02月15日 | 演歌・歌謡曲

まつざき幸介さんの新曲は出るたびにいつも楽しみにしています。彼のことは小田純平さんとのつながりで知ったわけで、小田さんの作曲の力量とまつざきさんの表現力がいかにマッチするかの期待が大きいです。

2月2日に発売された新曲『悲愛』もその期待どおりの素晴らしい曲です。

彼はこのところ、『涙のピリオド』『哀しみのアドレス』と切ない心情の女唄が続いていて、この『悲愛』もその延長上にありますが、曲調はちょっと味わいが異なり、タンゴのメロディーによって軽快さが前面に出ています。

切ない内容ながらテンポがよく、リズミカルなところがいい感じですね。

タイトルは「ひあい」と読み、辞書にはない造語で、本来は歌詞に出てくる「悲しすぎる愛」になるはずだったのを両端の漢字をくっつけて、これで行こうとなったそうです。それでインパクトのあるタイトルになったと思います。

センスのいい歌謡曲になっていて、彼の温かみのある優しい歌声がこの曲にとてもよく似合っています。

また、ジャケ写も彼が書庫で読書している情景で知的な感覚があります。

カラオケではきっと人気が出るでしょう。私も早くマスターしたいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=kh-DzT6zkXY

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工藤あやの “白糸恋情話”

2022年02月08日 | 演歌・歌謡曲

工藤あやのさんは2019年の『大坂花吹雪』で演歌路線に舵を切ったので、その後を期待していましたが、2年以上経っても新曲が出ないので心配していました。

おそらくコロナ禍でキャンペーンなどが十分に出来ない事情を考慮して見合わせていたのだと思われます。

その彼女のまさに待望の新曲が1月26日に発売されました。タイトルは『白糸恋情話』で、今回は悲恋をテーマにした文芸路線の本格演歌です。

内容は、明治時代の泉鏡花の小説「義血侠血」を元にしています。といっても聞いた覚えのない小説でしたが、新派の人気演目「滝の白糸」の原作と知って納得しました。

金沢を舞台に、女水芸人である白糸と乗合馬車の馭者の欣弥との悲恋を描いた作品をテーマに、白糸の切ない想いを歌い上げた、とっても味わい深い曲になっています。

彼女にとってはこれまでにない感覚の曲で、歌手としてのスケールアップのための絶好の機会と言えるでしょう。

演歌ファンを中心にカラオケでもきっと人気を呼ぶと思います。歌うときは各コーラスにある「なみだ」「契る」「みれん」の3回繰り返しフレーズがポイントとなりそうです。

彼女はデビューからはや9年目に入りました。デビュー10周年に向けて、この『白糸恋情話』が彼女の代表曲となるよう大ヒットしてもらいたいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=yzR1EnQhn44
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戸子台ふみや “星空のむこう側”

2022年02月03日 | 演歌・歌謡曲

今回は男性新人歌手を取り上げます。戸子台ふみやさんという珍しい名前で、2020年5月の『泥酔い酒』でデビューしています。

デビュー曲は、やけ酒がテーマの演歌であり、イメージ的にはちょっと引く感じだったので取り上げていなかったのですが、1月12日に発売のセカンドシングル『星空のむこう側』はすごくいい曲なので、改めてこの歌手に注目しました。

彼は見た目が演歌歌手らしくなく、メガネをかけた丸顔のいわゆるオタク青年みたいな風貌をしていますが、札幌市出身の現役大学生で、高校生時代からNHKのど自慢やカラオケバトルに出場し、地元では評判になっていたようです。

曲調は、懐かしさを感じるフォーク調の歌謡バラードで、聴いたイメージは堺正章さんの名曲『街の灯り』を思い起こします。

内容は、夜空を見上げながら遠くにいる恋人を想う心情を描いていて、歌詞は、技巧に走らず、ストレートな優しい表現なので共感できます。

彼にはデビュー曲のような泥臭い演歌より、声質はこういう歌謡曲の方が似合っているように思います。

異色の新人歌手の今後の活躍に注目していきたいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=GBbtAqUWse8

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