♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

小川みすず “愛着駅”

2023年01月29日 | 演歌・歌謡曲

      

小川みすずさんは、一般にはあまり知名度のない歌手だと思います。私は記憶にあると思ったら、昨年2月に『空行く雲よ』をこのブログで取り上げていました。

そしてこの1月11日に『愛着駅』という、またいい新曲が発売になっていますので、紹介したいと思います。

『愛着駅』ってちょっとユニークなタイトルですね。「終着駅」をもじったのかなと思います。

内容的には女性主人公が駅で愛する人と別れ、列車で港の駅に着くまでの切ない心情を歌ったものです。

1番では駅での別れの情景、2番は列車が発車して思い出にひたり、3番で港の駅に着き、一人で生きる気持ちになるといった流れです。

思うに「愛」をひきずりながら駅に「着」く、だから「愛着駅」という解釈ができるかも知れません。

曲調は3連音符を多用した歌謡曲テイストの演歌で、なかなかいい感じにメロディーが流れ、カラオケ向きの曲だとも言えるでしょう。

サビの「あなた あなた」「涙 涙」のところで抑えていた感情がグッと出る感じで、ここの表現がカラオケでもポイントになるでしょう。

歌謡曲ファン、演歌ファンともにおすすめできる1曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=thSM14RORMs

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川野夏美 “紅い螢”

2023年01月20日 | 演歌・歌謡曲

  

川野夏美さんに注目したいと思います。年が変わってまた新しい境地を見せてくれています。

1月11日発売の新曲は『紅い螢』とタイトルからして何か女の情念がイメージされます。

曲調はメジャー演歌で、ゆったりと流れるようなメロディーですが、内容はなかなか激しい心情に満ちていて、女性主人公の一途な想いが伝わって来ます。

歌詞はすべて七五調で統一されていて大変収まりがいいのですが、その中でうまく工夫されていると感じました。

まず冒頭で「あなたがつけた首筋の紅い螢が目を覚ます」とインパクト十分の歌詞で、この曲の世界に引き込みます。この「紅い螢」は燃える恋心を象徴したものと思われます。

また1番から3番まで「飛んで行きたい…飛んで行けない」「奪い取りたい…奪いきれない」「追って行きたい…追って行けない」と対比的になっているのが揺れ動く心情をうまく表現しています。

川野夏美さんは前曲『空席』のような歌謡曲も、今回のような演歌も実にうまく歌う歌手だと改めて感じました。

演歌ファンを中心に広くおすすめできる素晴らしい曲で、カラオケでも人気曲になるのは間違いないでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=YTs9MmV71e8

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辰巳ゆうと “心機一転”

2023年01月14日 | 演歌・歌謡曲

 

今回紹介しますのは、ポスト氷川きよしの呼び声高いイケメン若手演歌歌手、辰巳ゆうとさんの1月4日発売の新曲『心機一転』です。

タイトルからわかるように、聴く者を勇気づける力強い人生応援歌です。

彼にとってはこういう内容の曲は初めてかと思いますが、演歌の一つのジャンルとしてこれまで多くの歌手が手がけてきた人生応援歌を、フレッシュな若手が歌うのは、歌手としてのステップアップにつながることでしょう。

作詞はベテランの久仁京介氏で、特徴的な歌詞は「百里行くのが人生ならば九十九里が折り返し」の部分です。「九十九里」は普通「くじゅうくり」と読みますが、この曲ではメロディーの都合か「くじゅうきゅうり」と読ませていて、それがかえって印象的です。

彼の力強い高音の歌唱はとてもいい感じで、聴いていて元気になります。きっとカラオケで歌ってもいい気分でしょう。

1月9日に25歳になったばかりの彼の大きな飛躍の一曲となるように思います。演歌ファンにはおすすめの一曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=qfHddiwn0LI

 

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三丘翔太 “発車のベルが長すぎる”

2023年01月10日 | 演歌・歌謡曲

    

早いもので1月もすでに10日になりました。遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もこのブログを続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

さて、これから期待の新曲が続々と控えているようで楽しみなのですが、今年最初に紹介しておきたいのは、昨年10月19日という少し前に発売された、三丘翔太さんの新曲『発車のベルが長すぎる』です。

彼は若手演歌歌手の中でも特に昭和歌謡、懐メロが大好きなようで、1000曲以上のレパートリーを誇り、「懐メロの伝道師」「懐メロボーイ」といったキャッチフレーズがあるそうです。

この新曲『発車のベルが長すぎる』は、そんな彼にぴったりの昭和歌謡をほうふつとさせるレトロ感覚に満ちたブルース歌謡です。

ちょっと面白いタイトルだと思いますが、これは彼女を駅に残して旅立つ主人公の想いを断ち切れない葛藤をうまく表現したものだと言えます。

歌詞は七五調を基本にした演歌の定番スタイルですが、2番の「横に流れる窓の雨 駅に着くたび縦になる」といった面白い表現が目に付きます。

作詞は岸快生氏で、あまり作品はない新進作詞家みたいです。ペンネームは「起死回生」をもじっているのでしょうか。

カラオケで歌えばきっと心地よいと思える、ゆったりした調子の曲で、昭和歌謡ファン、懐メロファンには絶対におすすめの一曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=GxrU845Xzdo

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