♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

竹川美子さんのこと

2007年11月23日 | 演歌・歌謡曲
★今日はいつもの新曲紹介をお休みして、久しぶりに竹川美子さんについて書いてみたいと思います。

★勤労感謝の日といえば、忘れ難いのが3年前に姫路市で、のど自慢大会にゲスト出演されていた竹川美子さんの生歌を初めて聴いたことです。彼女の生歌も昨年10月の京都テルサ以来、1年以上ごぶさたになりますが、応援する気持ちはずっと変わらず持ち続けています。

★12月5日には彼女の5枚目のシングルとなる『越前かもめ』が発売になるとのことです。オフィシャルサイトによると、昨年のヒット作『雪の海峡 津軽』を髣髴とさせるとのことで、期待がふくらみます。

★彼女は今日放送された日本テレビ系の「熱唱!歌謡曲の祭典」に出演し、デビュー曲『江釣子のおんな』を唄われました。実は私は事前にこの情報を知りませんでした。偶然外出先でケータイのワンセグを見ていると、水森かおりさんの『鳥取砂丘』、そして氷川きよしさんの『箱根八里の半次郎』が出てきたので注目していました。そして番組の続きの予告スポットで、何と竹川美子さんが出てきたわけです。平成演歌の名曲の続きとして、竹川美子さんの『江釣子のおんな』と成世昌平さんの『はぐれコキリコ』が紹介されました。氷川・水森の若手ビッグ2に続いての登場は立派です。

★『江釣子のおんな』を平成演歌の名曲として取り上げてくれたテレビ局の見識に感謝します。昭和歌謡のノスタルジーももちろんいいのですが、平成にもこんなにいい曲があるということをもっと多くの人に知ってもらいたいものです。
コメント

真木ことみ・おんなの時雨

2007年11月20日 | 演歌・歌謡曲

★真木ことみさんに注目したのは、4年前の『いのち川』からでした。その後『旅路川』、『きずな川』と作詞:里村龍一氏、作曲:叶弦大氏のコンビによる「川の三部作」が続き、一途な女性の情念を歌い上げました。そして昨年の『もどり舟』では、愛しながら身を引く女心を歌い、今年4月の『おもいで橋』に続いて今回も女のみれん心を歌っています。

★彼女の持ち味はやはり低音で、それも野太い声ではなく、しっとりと味わい深い低音ですから、心の底からの情念を表現するのにまことにふさわしい声の持ち主といえるでしょう。

★この曲の聴かせどころは、各コーラスのラストのフレーズだと思います。「おんなが寒い」「おんながつらい」なんて何とも味わいのある歌詞ですね。ことみさんの歌唱は、ぐっと感情が伝わってきます。

コメント (1)

大川栄策・風港

2007年11月17日 | 演歌・歌謡曲

★このところ更新の間隔が空きがちでしたが、今回は2日続きで男性演歌、しかもぐっと渋いところになります。
大川栄策さんといえば、「剛毅朴訥」を地で行く感じで、その素朴な人柄、味わい深い歌声は、演歌界で独自の存在感を持っています。ベテラン歌手に往々にありがちなイヤミを感じさせないところがいいです。

★新曲『風港』は、メジャー演歌で親しみやすいメロディー、しかも歌詞はしっとりと哀感がただよう、実にいい曲に仕上がっています。男性演歌のよさをじっくり味わえる曲だと思います。

★タイトルもシンプルでいいです。そういえば大川さんの曲は『再会』 『稲妻』 『風港』と漢字2文字のタイトルが続いていますね。風格があって大川さんに似合っていると思います。
コメント

五条哲也・さすらいおはら節

2007年11月16日 | 演歌・歌謡曲

★五条哲也さんは、10月3日にデビューしたばかりの新人演歌歌手です。京都市出身で、まもなく33歳になるのでけっこう遅いデビューといえます。

★このデビュー曲『さすらいおはら節』を聴くと、誰もが小林旭さんにそっくりだとの印象を持たれると思います。確かに小林旭さんに歌い方も声もよく似ています。最近よくテレビCMで、なつかしい洋楽ポップスが流れますが、それがオリジナルではなく、そっくりさんがカバーしたものが多いですね。この五条哲也さんも、小林旭さんのそっくりさんとしてカバーが務まるでしょう。

★彼の経歴を見ますと、平成7年から団しんや氏の付き人をしており、平成15年のカラオケ大会出場がデビューのきっかけになったとのことです。
キャッチコピーが「平成のエンカガイ」となっていますが、これも「ダイナマイトガイ」と言われた小林旭さんを意識しているようです。

★そんなわけで、小林旭さんに似ているということが、この歌手のメリットでありデメリットでもあるわけです。注目もされるけれど、彼自身の持ち味をアピールすることがなかなか難しい点が、宿命的につきまとうかもしれません。

コメント

前田有紀・相愛太鼓

2007年11月08日 | 演歌・歌謡曲

★久々にこのブログのメインquestionである、若手女性演歌を取り上げます。前田有紀さんといえば、ハロプロ出身の演歌歌手ということで何かと話題になってきました。私は4年前にNHK歌謡コンサートで聴いた『東京きりぎりす』がなかなかいいと思って注目し始め、その前の『東京、宵待草。』もすごく面白い曲だと思いました。

★前作の『お前の涙を俺にくれ』で、それまでの歌謡曲路線から、本格演歌路線に転向し、8枚目のシングルとなる今回の『相愛太鼓』も威勢のいい演歌です。
彼女は『さらさらの川』あたりまで、若手女性の中では比較的よくテレビに出ていたのに、最近はとんと見かけなくなったのは、所属事務所の力関係のせいでしょうか。

★彼女には歌唱力がありますし、チャーミングながら「はちきん」と称される土佐出身の女性らしい威勢のよさがあります。この『相愛太鼓』は、そんな彼女の魅力が凝縮されたような曲です。
歌謡ポップスもド演歌もこなせる幅広さを武器に、これからも頑張ってもらいたいものです。
コメント