♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

まつざき幸介 “おもいで通り雨”

2023年02月21日 | 演歌・歌謡曲

 

久しぶりの男性歌手です。まつざき幸介さんは小田純平さんの弟子なので、どんな曲が提供されるのか新曲が出るたびに注目しています。

最近は『涙のピリオド』『哀しみのアドレス』『悲愛』と女性の失恋の心情を歌った曲が3曲続きましたが、今回は久々の男唄で、2月8日発売の『おもいで通り雨』です。

内容的には2019年にA面として再発された『雨音』と同じく、これまでに歩んだ人生をしみじみ振り返る心境を歌っています。

ただ、『雨音』では主人公が酒場で一人飲みながら思い出にひたる情景でしたが、今回はお酒は出てきません。そのため誰にとっても、とりわけ私のようにお酒を飲まない者には一層親しみやすく共感を持てる曲になっています。

1番の歌詞だけだと主人公は男女いずれとも解せるのですが、2番になると別れた相手の女性のことを思い出していて男唄だとわかります。

「女は… ほんの少しうそもつく」と、ちょっぴり嫌味を混ぜているのは面白い歌詞だと思いました。

人生を静かに振り返るこういう曲もいいもので、元気を鼓舞するような人生応援歌とはまた違った趣きがありますね。

彼の『雨音』は私にとってカラオケで忘れがたい曲なのですが、この『おもいで通り雨』も私の愛唱曲に是非加えたいと思っています。

演歌ファンにも歌謡曲ファンにもおすすめしたい一曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=Fwr04p_u-Ac

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舞乃空 “うたかた”

2023年02月13日 | 演歌・歌謡曲

   

今回は2月8日にデビューしたばかりの新人歌手を取り上げます。それも何と17歳の現役高校生、舞乃空(まのあ)さんです。

変わった芸名ですが、これは本名の「藤井舞乃空」の下の名前で、いわゆるキラキラネームというやつですが、印象的で芸名としてはなかなかいいのではないでしょうか。

デビューシングルは『うたかた』で、初恋をテーマにしていて、淡くはかなく消えていった初恋を「鮮やかな泡沫」と表現しています。

日本クラウンという演歌・歌謡曲レーベルから発売されているのですが、曲調はJポップと言った方がいい感じです。ただ、昨今のとっつきにくいJポップではなく、爽やかさを感じるいい曲だと思います。

歌詞もよく洗練されていて、初恋の微妙な感情をうまく言い表していると感じます。

彼女はNHKのど自慢のチャンピオンになっており、またカラオケバトルの番組にも出場し、早くからその歌唱力は評判になっていたようです。

以前から歌手を目指していた彼女は、高校卒業を目前に控え、満を持してのデビューになったのでしょう。

あどけなさの残るルックスはアイドル的人気にもつながりそうで、しっかりした歌唱力と相まってまさに鬼に金棒といった感じです。

演歌からJポップまで幅広く歌う実力があるようなので、今後の活躍が本当に楽しみな逸材です。

若い方はもちろんのこと、歌謡曲ファンなら年代を越えてこういう曲にもカラオケでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=AaBfZBBgJNw&list=RDAaBfZBBgJNw&start_radio=1

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森山愛子 “雨の空港”

2023年02月07日 | 演歌・歌謡曲

       

森山愛子さんといえば2017年の『会津追分』により本格演歌路線で新しいスタートを切り、その後『尾曳の渡し』『伊吹おろし』『ひとり風の盆』と旅情演歌のいい曲を次々と出してきました。

旅情演歌のご当地ソング路線が定着するかに見えたのですが、2月1日発売の新曲『雨の空港』では、また違った一面を見せてくれています。

空港をテーマにした曲と言えば、テレサ・テンさんの『空港』、中森明菜さんの『北ウイング』、青江三奈さんの『国際線待合室』などいろいろ思いつきます。今回の『雨の空港』も空港を舞台の名曲として歌い継がれてほしい素晴らしい曲です。

曲調は3連符を使ったマイナー調の歌謡バラードです。ゆったりと安定した感じで心地よく聴ける曲です。

歌詞は日常的な言葉だけで綴られ、空港での別れの情景を女性主人公の切ない心情によって歌い上げたものです。

これは今年のカラオケの人気曲となることは間違いないでしょう。

演歌ファン、歌謡曲ファンに広くおすすめしたい一曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=xOVqSTyLT1Q

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