♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

すぎもとまさと “アパートの鍵”

2013年03月23日 | 演歌・歌謡曲

すぎもとまさと氏は「吾亦紅」のヒットが記憶に新しいところです。杉本眞人名義での作曲はもちろん、歌の方でもいぶし銀のような独特の持ち味で聴く者を魅了します。

そんなすぎもと氏がまたいい曲を出しました。この「アパートの鍵」は、歌詞が阿久悠氏の未発表曲で、青春の一時期をしみじみと回顧するような内容で、曲の方はフォーク調の哀愁を帯びたメロディーです。

それにしても阿久悠氏は亡くなった後もこのように次々と未発表のいい作品が世に出てきて、本当に偉大な存在だったことを改めて実感します。また、その作品に新しい命を与えるごとくいい曲を書く作曲者もまた偉大だと思います。

優れた歌詞に優れた曲、そして作曲者自らその曲を歌うことで、ここに聴く者の心をとらえて離さない名曲がまた一つ生まれたのです。
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北川大介 “雪割りの花”

2013年03月15日 | 演歌・歌謡曲

北川大介さんはその甘いマスクと、ムードのある歌声で安定した人気を保っています。彼の曲はカラオケでも常に人気曲になっています。

2月に発売された新曲『雪割りの花』も彼らしい大変いい雰囲気の曲になっています。曲の構成は特に目新しいものではありませんが、それだけに定番、王道といった形容がぴったりの曲です。

歌詞では冒頭の「一度死んだと 思って生きりゃ どんな苦労も 笑ってられる」というところがインパクトがあります。曲全体の印象からいえば、ちょっと浮き上がっているとも言えなくないですが、これを冒頭に持ってきたことで、聴く者の心をすばやくつかむ効果があります。カラオケで歌う場合もそれはメリットになると思います。
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中村美律子 “夢の花咲かそう”

2013年03月10日 | 演歌・歌謡曲

中村美律子さんは、大阪出身のベテラン演歌歌手の中でもその庶民性で多くのファンに親しまれています。代表曲は『河内おとこ節』ですが、平成2年にリリースされた『大阪情話~うちと一緒になれへんか~』は私にとって特に思い出深い曲で、まさにこれこそ浪花の演歌だと思いました。

今回の新曲『夢の花咲かそう』は、フォーク調のとっても優しい曲調で、彼女のまた別の一面が活かされています。

この曲は増位山さんとの競作ですが、競うというよりはお互いに協力して歌っていこうという「協作」らしいです。それぞれに持ち味があるのですから、いいことですね。

日本の国も最近何か元気がない感じだったけれど、景気も少しは上向きになってくる予感があり、この時期にはまさにぴったりの人生応援歌だと言えましょう。

聴く人に生きる勇気と希望を与えてくれる曲で、ひとりひとりが自分の心情に照らし合わせて味わえばいいと思います。
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