♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

美貴じゅん子 “海峡流れ星”

2024年06月30日 | 演歌・歌謡曲

今回は、このブログで初めて取り上げる女性演歌歌手、美貴じゅん子さんの新曲です。美貴さんは1996年にデビューしているので、まあベテランですが、途中でかなり長い休業期間があり、2021年からは毎年新曲を出しています。

彼女の曲は一貫して女性主人公の切ない心情を歌い上げた抒情演歌です。目鼻立ちのはっきりした美人で、スレンダーな体型の彼女にはこの路線がぴったりなのでしょう。

5月15日に発売された新曲『海峡流れ星』も、そういった路線の曲で、女性主人公が岬に立って潮騒を聞きながら、別れた相手のことを想う切なさを歌っていて、彼女の歌唱の持ち味がよく出ていると思います。

タイトルにあるとおり、流れ星がテーマになっていて、自分が星になって飛んでいきたい、海を越えたいとの気持をこめたスケールの大きさを感じます。

曲調もイントロからなかなかドラマチックで、聴いていても岬に一人たたずむ女性の情景が目に浮かんでくる感じがあります。

作詞は石原信一氏、作曲は岡千秋氏、また編曲は伊戸のりお氏と、いずれも演歌の大ベテラン揃いで、さすがの出来映えと言えるでしょう。

演歌ファンにはおすすめの一曲で、カラオケでは多くの方に歌ってもらいたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=xnDyVvg6luo

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島津亜矢 “おてんとさま”

2024年06月22日 | 演歌・歌謡曲

ベテランの女性演歌歌手の新曲が続きます。島津亜矢さんといえば、何と言ってもその卓越した歌唱力が名高く、演歌はもとよりポップス、ロック、ジャズと何でも器用にこなすその実力はテレビ番組でも広く知られています。

その島津亜矢さんの新曲が5月15日に発売された『おてんとさま』です。「おてんとさま」は言うまでもなく「お天道様」すなわち太陽のことで、この曲はまさに至高の存在としての太陽を主役にした力強い人生応援歌になっています。

島津さんにとってはたやすい感じの王道演歌でしょうが、ここは一つ基本に立ち返ってみようとの心意気のように思われます。

太陽信仰は古くから世界各地で見られ、日本でも天照大神のような太陽神の神話がありますし、昔から「悪いことをしたらお天道様が見ているよ」のように、しつけによく使われてもいます。

この曲には「おてんとさまが笑ってる」「おてんとさまは知っている」の歌詞があり、日本人の心中にある素朴な感情をゆさぶるような力を感じます。

作詞は数多くの演歌の名曲で知られる久仁京介氏、作曲は原譲二こと北島三郎氏です。

メロディーはメジャー演歌の基本パターンといったものですが、「ありのまま あるがままに」の部分は音域が低音から高音まですごく幅があり、聴かせどころになっています。

演歌ファンには特におすすめの一曲です。

 

ショートバージョンMV

https://www.youtube.com/watch?v=sfjk64rLwxs

 

作詞の久仁京介氏による解説動画

https://www.youtube.com/watch?v=8gCmKZkbp3A

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多岐川舞子 “京都 別れ雨”

2024年06月15日 | 演歌・歌謡曲

今回は多岐川舞子さんの新曲を取り上げたいと思います。

多岐川舞子さんは今年でデビューから35年と結構ベテランの歌手で、しっとり系の演歌を中心の美人歌手といったイメージがあります。

5月22日に発売された新曲が『京都 別れ雨』で、実はこの曲は2018年に発売された『京都 ふたたび』のカップリング曲でした。同じ京都のご当地ソングで、趣の異なる曲ということで企画されたようですが、この曲がファンの間ですごく好評なので、今回改めてA面として発売されたものです。

この曲で特筆されるのは、多岐川さん本人がアルトサックスでイントロや間奏を演奏していることです。彼女はライブでもサックスの演奏を披露していて、YouTubeではその動画も見ることができます。この曲のMVでもサックスを吹く様子が出てきます。

イントロでサックスを吹いて、すぐに歌を歌うって結構大変だと思うのですが、彼女は難なくこなしています。彼女にこんな特技があったとはこれまで知りませんでした。

和服の衣装を着てサックスを吹く姿は、一見ミスマッチみたいですが、新鮮でなかなかいいものです。

曲調はアップテンポの大変ノリのいい歌謡ポップスで、別れた相手に対して強がりながらも未練たっぷりという女性の心情をうまく表現しています。

彼女の演奏するサックスのメロディーは、そのやるせない想いを思いきり吐き出しているように感じられます。

歌謡曲ファンはもちろん、演歌ファンにもおすすめできる曲で、カラオケではきっといい気分で歌える曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=2goKxxRAjMc

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堀内孝雄 “青二才~わが友よ”

2024年06月07日 | 演歌・歌謡曲

今回はベテランの堀内孝雄さんの6年ぶりとなる4月17日発売の最新シングル『青二才~わが友よ』です。

このブログで堀内さんの曲を単独で取り上げるのは今回初めてになります。

堀内さんはアリスでの活動の他、ソロ歌手としても多くのヒット曲があり、演歌・歌謡曲系の歌手としてのイメージが大きいです。

この曲は、アリス時代を思い起こさせるようなギターサウンドにのせた軽快な、またいかにも彼らしい味わいの曲になっています。

内容は、長らく人生を共に生きてきた友との友情を歌い上げたもので、中高年の人々に向けた力強い応援歌と言えるでしょう。

「青二才」という言葉は、一般には未熟者といったマイナスイメージで使われますが、この曲ではいつまでも若々しさを失わないようにとの意味をこめています。

「青くあれ」という、友に呼びかけるフレーズが繰り返され、この曲を強く印象づけています。

大変ノリのいい、聴いていてもカラオケで歌っても元気になる曲だと思いますので、幅広い年代の方におすすめできます。

 

MVフルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=r1U7QaDFGZA

 

本人コメント

https://www.youtube.com/watch?v=K5qvv2mYH3c

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