今回は新人ではなく、中堅どころの女性演歌実力派です。
瀬口侑希さんの20周年記念曲として5月15日に発売された新曲が『須磨の雨』です。神戸市出身の彼女にとっては地元のご当地ソングなので、いい記念になりますね。
神戸のご当地ソングは、同じ近畿でも京都や大阪に比べて大変少ないように思います。有名なのはクールファイブの『そして、神戸』くらいでしょうか。私も現在、神戸に居住していますので、この『須磨の雨』が令和演歌の先陣を切ってヒットし、神戸の曲として名を残してくれたらいいなと思っています。
曲調はマイナーの抒情演歌です。須磨の海岸にたたずみ、淡路島を眺めて、別れた相手のことを想う主人公の切ない女心が歌われています。
1番と3番のサビに「明石海峡大橋」が出てきますが、読み方はこれで「かいきょうおおはし」です。
切な系演歌のカラオケファンには、まさにツボにはまる曲なので、これから盛んに歌われることでしょう。
「20周年」そして「地元のご当地ソング」をきっかけに、彼女がさらに大きく飛躍しそうですし、ぜひそうなってほしいものです。
https://www.youtube.com/watch?v=IIBkFqHrt8I