♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

まつざき幸介 “涙のピリオド”

2020年02月29日 | 演歌・歌謡曲

昨年は『グラスの花』『雨音』と2枚のシングルを出して、カラオケファンに人気が出ているまつざき幸介さんがまたまた素敵なシングルを出しました。2月26日に発売された『涙のピリオド』です。

作曲はもちろん小田純平さんで、作詞はかず翼さんと『雨音』と同じコンビです。

曲調はフォーク調の哀愁味ただよう歌謡バラードで、印象的なメロディーが耳に心地よくなじみます。

内容は女歌で、女主人公が相手の男性との別れを決意し、彼の部屋に手紙を残してゆくというものです。悲しさの中にも爽やかさが感じられ、主人公の感情に共感できる曲だと思います。

やはりこれは曲づくりも歌詞も洗練されていて、うまくツボをおさえているからでしょう。もちろんまつざき幸介さんの歌唱も、この曲の情感を本当にうまく表現していて、とりわけ高音の美しさが際立っています。

テーマは、「さよなら」としか書けなかった手紙に、落とした涙がちょうどピリオドになるというもので、その涙が映像となって大変印象深い曲になっています。

YouTubeでは発売前からカラオケ動画が多くアップされていて、注目度の高さがうかがわれます。私もこの曲はカラオケ練習でこれからじっくり取り組んで、ぜひとも得意レパートリーの一つにしたいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=Ow3NfGXQUBA

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北沢麻衣 “あの人の好きなうた”

2020年02月22日 | 演歌・歌謡曲

今回取り上げますのは、1月15日に発売された北沢麻衣さんの新曲『あの人の好きなうた』です。

北沢麻衣さんは初めて知った歌手で、あまり詳細はわからないのですが、大阪市出身で1985年にデビューと、かなりベテランの方です。今回は徳間ジャパン移籍後の第一弾だそうです。

この曲は杉本眞人さんが作曲・プロデュースをしており、彼の持ち味である哀愁味漂う歌謡バラードで、心地よく耳になじむとてもいい曲だと思います。

また、作詞は朝比奈京仔さんです。彼女は小田純平さんとのコンビで『時にはあなたを』など多くの女歌を作詞し、女性の細やかな感情表現がうまいと思います。

曲の内容は、女性主人公が既に他界した男性を偲ぶ心情で、モチーフはその相手が好きだった「昭和うた」、印象的なフレーズは「残残(ざんざん)ぶりの雨音」というあまり聞き慣れない擬態語です。

北沢麻衣さんの歌唱は、ベテランらしく堂々とした円熟味のあるもので、歌謡曲ファンには必聴の曲と言えるでしょう。

これまであまり目立たなかった彼女ですが、この曲をきっかけに大きく注目される予感がします。

https://www.youtube.com/watch?v=FQ9pyrotH34

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松尾雄史 “俺の花”

2020年02月16日 | 演歌・歌謡曲

松尾雄史さんは、若手男性演歌歌手の中でも、その渋味のある個性的な声を持ち味に独特の存在感を発揮して、徐々に人気も出ているようです。

『すず虫』に続く彼の新曲は、昨年12月11日に発売された『俺の花』で、なかなかどっしりした構成の本格演歌になっており、彼の声によくマッチした、とてもいい曲だと思います。

曲の内容は、男の未練心を歌ったもので、別れた女性を鷺草の白い花に見立てて、せめて自分の心の中で咲いていてほしいと願うものです。ただ未練を引きずるだけでなく、きっぱりとあきらめる爽やかさをもってしめくくる感じです。

私は、これまで彼の曲はあまりカラオケで歌っていませんでしたが、この曲はレパートリーに加えたいと思っています。演歌ファンには広く受け入れられる曲でしょうし、大きなヒットになればいいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=81fqDS3IjII

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三代沙也可 “もういちど江ノ島”

2020年02月09日 | 演歌・歌謡曲

三代沙也可さんといえばこのブログを始めた初期の2005年に『京しぐれ』、そして2007年に『港のれん』を取り上げたきりで、その後は失礼ながらほとんど印象がありませんでした。当時からベテランの地味な本格演歌歌手とのイメージがありました。

そんな彼女の12月11日に発売された新曲『もういちど江ノ島』は、ちょっとこれまでとはイメージが違うなと思いましたので、ここに取り上げることにしました。

まずジャケ写の衣装が涼しげな洋服なのが目を引きます。やはりこれは江ノ島のイメージに合わせているのでしょう。

曲調は軽快でリズミカルです。内容は定番の旅情演歌で、恋した人の面影をたずねて一人旅をする女主人公の心情を歌っていますが、全体的に暗さはなく、これから前向きに生きようとする爽やかさを感じさせます。

これはカラオケでも人気が出そうです。ベテラン女性歌手の円熟したうまさが味わえる曲で、改めて彼女に注目したいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=psPxlcfAXeI

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椎名佐千子 “丹後なみだ駅”

2020年02月01日 | 演歌・歌謡曲

椎名佐千子さんの1年ぶりの新曲は、1月8日発売の『丹後なみだ駅』で、前曲が越前を舞台にした『漁火街道』、その前が『舞鶴おんな雨』と、いずれも京都府から福井県にかけての旅情演歌シリーズになっています。

この『丹後なみだ駅』の舞台は京都府宮津市で、日本三景の天橋立があり、丹後半島の東の始点になります。

内容は、女主人公が京都丹後鉄道の宮津駅で、去って行く男性に行かないでと呼びかける切ない心情がテーマです。

この曲の特徴は、歌い出しで「ねぇ…」と呼びかけるフレーズが2回繰り返されることで、『漁火街道』では途中で「ねぇ ねぇ」とあったのを今回はいきなり冒頭に持ってきて、情感がぐっと迫ります。

まさに王道演歌の女唄で、彼女は本当にこういう曲の表現がうまく、哀しみの中に力強さを秘めた歌唱は絶品だと思います。

地道ながらも着実に演歌歌手として成長する彼女の今年の勝負曲として、大いに期待しています。

https://www.youtube.com/watch?v=OXwlKSrqYlA


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