♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ダイアン・リネイ “ネイビー・ブルー”

2023年08月18日 | 洋楽オールディーズ

        

演歌・歌謡曲の新曲紹介をもっぱらとしている感じのこのブログですが、たまには気分を変えて、洋楽オールディーズのことを語ってみたいとふと思いました。

アメリカの女性歌手、ダイアン・リネイが歌って1964年に大ヒットしたのが『ネイビー・ブルー』です。

私はこの曲が実際にヒットしていた頃は、まだ洋楽ポップスには関心があまりなく、記憶にあるのは姉が読んでいた雑誌にこの曲が楽譜入りで載っていたことです。

また、当時はテレビの音楽番組では洋楽ポップスのカバーが盛んに流れていて、この曲も耳にしていたと思います。カバーで歌っていたのは九重佑三子さん、伊東ゆかりさんが代表的みたいです。

こういうオールディーズを聴いていると、何かアメリカの明るくいい時代の気分が感じられます。ベトナム戦争が泥沼化するのはもう数年あとで、ちょうどケネディ大統領が暗殺された直後に出た曲ですが、そういう意味では時代の節目といったところでしょう。

この曲は、明るさの中にどことなく哀愁がただよっていて、いい曲だなと思います。

オリジナルのダイアン・リネイは、いかにもアイドルポップス的な歌い方で、カバーの九重佑三子さんの歌も若々しく明るい。伊東ゆかりさんのカバーは、テンポが割合スローで、しっとりした味わいがあり、三者三様で聴き比べるのもなかなか面白いです。

ダイアン・リネイって他の曲は大してヒットしていないみたいで、いわゆる一発屋でしょうが、この『ネイビー・ブルー』1曲があれば十分と思っていたのではないでしょうか。

 

オリジナル

https://www.youtube.com/watch?v=n5UOj6Kkp3s

 

九重祐三子さんカバー

https://www.youtube.com/watch?v=G9_DonI1qxo

 

伊東ゆかりさんカバー

https://www.youtube.com/watch?v=UU9iGq5MLXk

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アイ・ゴー・トゥ・ピーセス

2006年05月25日 | 洋楽オールディーズ
★今日はぐっと趣向を変えて、洋楽オールディーズについて。
ずいぶん昔にレンタルしたLPレコードに「British Invasion」というのがあって、それをカセットテープに入れたのが目に止まって久々に聴いてみた。そしてCDに焼いた。

★その中では、ピーター&ゴードンの「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス(I Go To Pieces)」がいい。「愛なき世界」が有名だが、このデュオの持ち味は「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」のほうがよく出ていると思う。これは確か1965年のヒットだったと思う。私は当時、洋楽ポップスに目覚め、毎日のようにラジオを聴きまくっていた。そのころ、ピーター&ゴードンは来日して、テレビ番組に出演していたのを覚えている。「愛なき世界」そしてこの「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」を唄っていた。

★この曲のことは、村上春樹が「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」という変った小説の中で取り上げていた。主人公が真っ暗闇の中を歩き続けているときに頭の中に浮かべるのがこの曲。
「体がばらばらになってしまう」という内容の曲だと書いてあった。そうかあれはそういう内容だったのかと思った。もちろんこれは体がばらばらになるくらい落ち着かない気持ちになるという比喩の表現なのだが。

★竹内まりやのアルバム「ポートレイト」にある「Crying All Night Long」は、本人のコメントに「日本版ピーター&ゴードンを目指す予定でした・・・」とあるが、確かに「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」に似た感じはある。
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