♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

おかゆ “82回目の春”

2019年12月31日 | 演歌・歌謡曲


それでは今年の最後の記事は、令和の初日5月1日に『ヨコハマ・ヘンリー』でメジャーデビューした「おかゆ」さんの『82回目の春』でしめくくることとします。

この曲はシングル曲ではなく、彼女のメジャーデビュー前からのオリジナル曲だったようですが、10月23日に発売されたアルバム『平成オリジナルBEST』に収録されており、11月にNHK-FMの「歌謡スクランブル」で紹介されて知りました。

哀愁ただようフォーク調のとてもいい曲で、聴いてすごく印象に残りました。

この歌詞の内容は、作詞の野々田万照さんの義父の実話が元になっているそうで、奥さんに先立たれて、それまで何も家事をしていなかった義父がそのうち自分で掃除や洗濯ができるようになり、亡き妻を思い出すというほのぼのとしたものです。

既にカラオケには配信されているようですが、シングルカットもしてほしいと思います。

異色の演歌・歌謡曲系シンガーソングライターとして、彼女のこれからの活躍には注目していきたいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=-tnB9BBU7Sg

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紅白歌合戦の曲目について

2019年12月24日 | ノンジャンル
今年のNHK紅白歌合戦の曲目について、今年もまた思うところを書きます。全般的に言えるのは、やたら紅白スペシャルメドレーといったものや過去の曲が多く、今年のヒット曲が少ないことです。
それだけ今年はヒット曲が出なかったわけでしょうが、かつてはこの1年のヒット曲で行く年を振り返る趣向だったのが、単なる年末の音楽イベントになってしまった感があります。
さて、演歌・歌謡曲勢の曲目では、今年も首をかしげるものがいくつかありますので、以下にあげます。

1 石川さゆり 『津軽海峡・冬景色』

去年も同じことを書きましたが『天城越え』と『津軽海峡・冬景色』以外は歌わせないという不文律でもあるんですかね。悪い意味で期待通りと皮肉っておきましょう。

2 島津亜矢 『糸』

去年は『時代』だったし、いつから中島みゆきのカバー歌手になったんでしょうか。もしカバー枠という扱いなら、演歌枠でせめて市川由紀乃を出すべきです。

3 坂本冬美 『祝い酒~祝!令和バージョン~』

令和元年を祝ってめでたい曲というのはわかりますが、やはり『俺でいいのか』を聴きたかったです。

4 氷川きよし 『紅白限界突破スペシャルメドレー』

何だかわけがわかりませんね。最近の氷川きよし自体がわけがわかりませんから、ちょうどいいのかもしれませんが。
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真木ことみ “すずらん食堂”

2019年12月22日 | 演歌・歌謡曲

「すずらん食堂」ってどこかにありそうですが、これが11月20日に発売された真木ことみさんの新曲のタイトルです。

物語的な内容の曲で、女性の主人公が北国のすずらん食堂という店に現れ、おかみさんと親父さんに語りかけるスタイルです。

真木ことみさん自身の動画コメントによると、これは小樽に実際にある食堂がモデルで、別れた相手の男性がひいきにしていた店で、そこを主人公が一人旅で訪ねる設定です。

2番の歌詞にある「海を背にして三人並び これが自慢の写真です」の意味が始めは分からなかったのですが、彼女の説明で、これはその男性が店のおかみさんと親父さんと3人で撮ってもらった写真だと判明しました。その写真を主人公が持ってきて二人に見せているわけです。

なかなか味わい深い曲で、彼女の持ち味である低音が独特のムードをかもし出しています。

また、ギター独奏のイントロが大変印象的ですが、これは作曲の徳久広司さんが演奏しているようで、PVではその様子が出てきます。

キーが低いので、カラオケで歌うときにはキー設定に注意する必要があります。また、語りかける内容なので、その気分をうまく出すのがポイントでしょう。

彼女のまた新しい一面が見られる新曲で、ヒットが大いに期待できます。

https://www.youtube.com/watch?v=QpLL6_tKdrk

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小田純平 “ごめんね”

2019年12月15日 | 演歌・歌謡曲

今回は、先に取り上げた小田純平さんの新曲『半歌~愛しき人~』のカップリング曲『ごめんね』です。この曲も作詞は中村つよしさんで、同じコンビです。

ところでYouTubeのカラオケ動画などで知り得た情報ですが、実はこの曲は2016年に発売されたNagisaさんという女性歌手のデビューシングル『あなた』のカップリング曲だったそうです。ただ、この歌手の情報はあまりなく、インディーズ盤かもしれません。

ですから正確には小田さんのセルフカバーになります。

この曲の感じは『半歌~愛しき人~』と違って、軽快でリズミカルな歌謡ポップスです。

内容は女歌で、主人公の女性の複雑な心理、相手の男性に自分の気持を偽っていたことを詫びる心境が歌われています。

サビの「偽りの愛などないけれど 愛が吐(つ)かせる嘘はある」のフレーズがなかなか含蓄に富んでいて、この曲を象徴するものだと感じます。

聴いていて大変心地よくなる曲で、カラオケでも早く歌ってみたくなります。このCDは大変買い得感がありました。

YouTube動画は、女性の方によるカバーのものを貼り付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=huI3pa_ApOQ
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桜井くみ子 “風雲太鼓”

2019年12月11日 | 演歌・歌謡曲

桜井くみ子さんの待望の新曲は、12月4日に発売された『風雲太鼓』で、彼女の原点とも言える豪快な演歌です。

昨年の『灯ともし頃』は永井龍雲さん作詞作曲のフォーク調歌謡で、彼女の新しい魅力を発揮した名曲でしたが、今回はがらりと趣向を変え、力強く太鼓を叩く主人公の心意気を歌い上げています。

主人公は男女いずれとも特定されておらず、カラオケでは力強く歌いたい人には誰でもおすすめです。ジャケ写では彼女自身、たすき掛けで太鼓のバチを構えています。

作曲は原譲二こと北島三郎さんで、彼女の曲では初めてになります。

思えば彼女の2008年のデビュー曲は『あばれ船』で豪快な曲調でしたので、彼女も初心に帰るような気持で歌っている感じがします。

令和の時代を華々しく飾るにふさわしい、まことに勇ましい曲です。

彼女はこれまでその実力に比して、人気や知名度が今一つ伴わない感じがありましたが、この新曲のヒットによって一気に飛躍するきっかけになればいいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=QRQ9J5z8uwU
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