竹島宏さんの「月枕」は、発売が2017年1月25日ですからほぼ1年前になりますが、なかなか息の長いヒットとなっています。
ライバルとも言える山内惠介さんがNHK紅白に3回出演という実績を重ねており、本人もファンも悔しいところでしょうが、この「月枕」のロングヒットは山内惠介さんに負けず劣らずの実力を見せつけたと言えるでしょう。
この曲、イントロから幻想的な物悲しい雰囲気がただよいます。彼の持つ優しいけれどもどこか神秘的なムードに本当にぴったりの曲だと思います。
この曲は前作「夜明けのカラス」に続いて女歌ですが、今回は特に松井五郎氏の作になる歌詞がいいですね。せつない女心をうまく表現していると思います。もちろんその歌詞を竹島さんの歌唱が絶妙に歌い上げているからこそですが。
この曲のCDは最初A・B・Cの3タイプが発売され、7月には新曲のカップリングでDタイプ、また10月には[15周年「ありがとう」盤]も発売されています。好評に応えての別タイプリリースということですね。
なお、今年の新曲は3月14日に発売される予定とのことで、こちらも「月枕」以上のヒットを大いに期待しています。