工藤あやのさんは2年前に「さくらんぼ 恋しんぼ」でデビューしていますが、私はその当時はなぜかあまり注目しておらず、新人歌手を重点的に取り上げてきたこのブログでも今回が初めてとなります。その埋め合わせということでもないですが、ここで強力にプッシュしましょう。
彼女のキャッチコピーは「山形のひだまり娘」ですが、まさにぴったりですね。可愛さ、明るさは申し分ないですし、聴く者の心をなごませる歌声は天性のものでしょう。
今年の3月9日に発売された3rdシングル「故郷さん、あいたいよ」は故郷を一途に思う乙女心をストレートに歌い上げていて、彼女の持ち味が存分に発揮されています。
こういう望郷ソングでよく見られるのは、故郷に残してきた恋人のことを想うといったテーマですが、この曲では男女の恋愛感情ではなく、あくまでも故郷の人々、家族、自然、祭りといったものへの愛情がテーマになっています。「どうしてこんなにやさしいの わたしを育てた 山や川」のフレーズにそれが凝縮されていると思います。それだけにこの曲は世代や性別を問わず共感できると言えるでしょう。
彼女は8月4日に大阪で井上由美子さんとのジョイントライブに出演するとの情報を得たので、私はチケットを申し込みました。彼女の生歌を聴けるのを本当に楽しみにしています。
彼女には「山形のひだまり娘」から日本を代表する演歌のアイドルへと大きくはばたいてもらいたいと思います。