南かなこさんは「もくれん」以来、歌謡曲路線で来ていますが、いい感じですね。演歌もよかったんですが、キャラクターとしては歌謡曲、それも70年代から80年代の歌謡ポップスが似合っていると思います。
この「雨のミッドナイトステーション」は、まさにぴったりとツボにはまっていて、流れるようなメロディーにのせて、都会的な大人のムードをただよわせる素敵な曲です。
作詞作曲は、前作「しのび駒」と同じレーモンド松屋さんで、彼のセルフカバー盤も出ており、聴き比べるとそれぞれのよさが感じられて、面白いですよ。
私は、南かなこさんの歌のほうがソフトな味わいがあって好みです。カラオケでも両方のバージョンがありますが、私も男性でありながら、歌うなら南かなこさんのほうで、キーを+3くらいに上げるとしっくり来ますね。