♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

CDショップの閉店によせて

2020年07月26日 | ノンジャンル








今回は曲目紹介ではなく、思いついたことを綴ってみます。

昨日、自宅に程近いショッピングモールにあるCDショップが閉店になり、発売後1年以上のCD半額セールをしていたので、私も小田純平さんの『タコツボ』とあさみちゆきさんの全曲集を購入しました。

CDの売上は最近ずっと下降線のようで、全国のCDショップは閉店が相次いでいるようです。市場が縮小しているうえにアマゾン、楽天などのネット通販で購入する人が多く、小さな店舗では商売にならないのもわかります。

昨日閉店のその店も、いつ見てもほとんど客がいなかったので、これは店じまいになるのも時間の問題だと感じていました。

思えば私がお小遣いで毎月1枚のドーナツ盤レコードを買うのが楽しみだった頃からずっと、レコード店には多くの客がそれぞれ好みのジャンルのレコードを探している姿が見られたものです。

その後、CDの時代になっても、Jポップ黄金時代には8㎝CDがよく売れ、人気アーチストのアルバム発売日にはCDショップに行列が出来ていました。

まことに時の流れは非情なもので、音楽産業が今後も生き残っていけるのか、厳しい時代と言わざるを得ません。特に演歌・歌謡曲分野は主に高齢者のカラオケ人気に支えられていると言えるので、現下の新型コロナ禍でカラオケが危険だとされると、それはもう死刑宣告に等しいでしょう。

私が一昨年から受講していた歌謡レッスンは、いつ再開されるか見通しが立たず、発表会、練習会もすべて中止。全国いずこも同じ状況と思いますし、講師の方の収入も断たれているでしょう。

新しい生活様式と盛んに言われますが、カラオケが一番の楽しみという者にとっては、それに代わる楽しみをそう簡単に見つけられるものではありません。

以前のように心おきなく歌を習い、カラオケを存分に楽しめる日が一日も早く戻ってほしいと願わずにはおれません。


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中村仁美 “涙岬”

2020年07月19日 | 演歌・歌謡曲

もう発売から3か月以上過ぎていて、少し時期を逸した感がありますが、やはりこの曲は取り上げておこうと思いました。

4月15日に発売された中村仁美さんの改名第3弾シングル『涙岬』です。

涙岬は北海道の釧路市の西側、浜中町に実在する地名だそうで、別称を「乙女の涙」と言い、横から見た岩の形状が悲しげな女性の横顔に見えるのが由来とのことです。石川さゆりさんの曲にもシングル曲ではないですが同じ『涙岬』があります。

さて、この曲は女性主人公による失恋の切ない想いがテーマになっていますが、曲調は三連符を主体のなかなかパワフルなもので、彼女の力強い歌唱がとても印象に残るいい曲だと思います。

構成的にはがっしりとした本格演歌で、各コーラスに「桜」「渡り鳥」「ハマナス」といったキーワードによって想いが綴られ、ラストでは「蕾咲かせる春が来る」と、今後への希望を歌ってしめくくっています。

本格演歌歌手として円熟味を増してきた彼女が、この曲でさらに飛躍しそうです。

カラオケでは歌い映えしそうなので、発表会向きと言えそうです。ただ、現下の状況では発表会も開催は困難かもしれませんね。最近また感染者が急増して心配な状況です。一日も早く以前の日常が戻ってほしいと願っています。

https://www.youtube.com/watch?v=yXjEsqBnINw


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真木柚布子 “時には花のように”

2020年07月11日 | 演歌・歌謡曲

真木柚布子さんの曲をこのブログで取り上げるのは、ちょうど10年前の『ふられ上手』以来になります。

4月22日に発売された彼女の新曲『時には花のように』の一番の特色は、作詞を「市原まい子」のペンネームで彼女自身が手がけていることでしょう。彼女のコメントによれば、作曲の弦哲也氏にすすめられて、自分の素直な気持ちを綴ったそうです。

自分の持っている四つの面を「桜」「バラ」「スミレ」「百合」の花になぞらえて、愛しい人に対する想いが表現されています。

「何事もなく過ぎる日々 それが幸せ」のフレーズに集約された、等身大の優しさに満ちた人生応援歌だと言えるでしょう。

曲調はミディアムテンポの歌謡バラードで、しっとりした中にスケールの大きさを感じられる印象的なメロディーです。

この曲も男女を問わず、カラオケでおすすめできる曲です。ただ、音域が結構広いので自分に合うキー設定が必要です。

愛唱歌的な親しみに満ちた曲なので、息の長いヒット曲になればいいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=3nP3JJ804qQ


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成世昌平 “百日紅”

2020年07月06日 | 演歌・歌謡曲

しばらく女性歌手の曲が続きましたので、このへんでそろそろ男性歌手を、それも成世昌平さんと我ながら意外な歌手を持ってきました。

成世さんといえば平成演歌の代表曲と言ってもいい『はぐれコキリコ』のヒット曲がありますし、竹川美子さんとの持ち歌交換シングル『江釣子のおんな』も印象が強いです。

それ以降は元々民謡調とのイメージがあって、私はあまり興味を持つに至らず、このブログでも久しく取り上げてきませんでした。

ところが6月3日に発売された新曲『百日紅(さるすべり)』を聴いて、これまでのイメージを一新する曲だと感じました。

曲調は明るく軽快な歌謡バラードで、また内容は遠い過去の恋人との別れを懐かしく振り返るものです。

百日紅の花の様子が過去の追憶とつながって印象的に歌われていて、映像的な効果にも優れた曲だと思います。

成世さんの持ち前の高音が、爽やかに郷愁の想いを歌い上げていて、曲の持つイメージの世界に引き込まれます。

これまでの彼のイメージを一新するこの曲で、歌手としての力量がさらに高まった感があります。カラオケでは男女を問わずおすすめできる曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=gQg9giZmu0Y

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