今回は曲目紹介ではなく、思いついたことを綴ってみます。
昨日、自宅に程近いショッピングモールにあるCDショップが閉店になり、発売後1年以上のCD半額セールをしていたので、私も小田純平さんの『タコツボ』とあさみちゆきさんの全曲集を購入しました。
CDの売上は最近ずっと下降線のようで、全国のCDショップは閉店が相次いでいるようです。市場が縮小しているうえにアマゾン、楽天などのネット通販で購入する人が多く、小さな店舗では商売にならないのもわかります。
昨日閉店のその店も、いつ見てもほとんど客がいなかったので、これは店じまいになるのも時間の問題だと感じていました。
思えば私がお小遣いで毎月1枚のドーナツ盤レコードを買うのが楽しみだった頃からずっと、レコード店には多くの客がそれぞれ好みのジャンルのレコードを探している姿が見られたものです。
その後、CDの時代になっても、Jポップ黄金時代には8㎝CDがよく売れ、人気アーチストのアルバム発売日にはCDショップに行列が出来ていました。
まことに時の流れは非情なもので、音楽産業が今後も生き残っていけるのか、厳しい時代と言わざるを得ません。特に演歌・歌謡曲分野は主に高齢者のカラオケ人気に支えられていると言えるので、現下の新型コロナ禍でカラオケが危険だとされると、それはもう死刑宣告に等しいでしょう。
私が一昨年から受講していた歌謡レッスンは、いつ再開されるか見通しが立たず、発表会、練習会もすべて中止。全国いずこも同じ状況と思いますし、講師の方の収入も断たれているでしょう。
新しい生活様式と盛んに言われますが、カラオケが一番の楽しみという者にとっては、それに代わる楽しみをそう簡単に見つけられるものではありません。
以前のように心おきなく歌を習い、カラオケを存分に楽しめる日が一日も早く戻ってほしいと願わずにはおれません。