♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

紅白出場歌手発表

2006年11月30日 | 演歌・歌謡曲
★大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の出場者が発表になった。すでに国民的行事としての座から没落して久しく、出場者のことが世間の話題になることもあまりない。昨年は「スキウタ」と称して、曲目の人気投票を大々的にやって盛り上げようとしたが、目論見は見事に外れた。今年は何も目玉がない。復帰したばかりの森昌子を出したり、今井美樹、徳永英明を遅咲き初出場させたりしてもインパクトはあるまい。

★もう家族そろってコタツを囲んで年越しソバを食らって、ミカンをつまんで、紅白を楽しむような時代ではない。大衆音楽の様相がすっかり変わって、オタク化、マニアック化してしまっている。もちろん演歌もそうで、様式美の世界にはまり込んで、年配のカラオケ愛好者を中心にかろうじて命脈を保っているといえば言い過ぎだろうか。でも今年の紅白の演歌勢の旧態依然たる顔ぶれや、演歌歌手の初出場がゼロという状況を見ると、まことにお寒い限りである。

★個人的にうれしいのは、まず夏川りみの5年連続出場だが、問題は歌唱曲である。今年も『涙そうそう』だったら、もういい加減にせいと怒鳴りたくなる。坂本冬美は順当といったところで、例の未発表曲騒ぎを吹っ切って、元気な歌を聴かせてほしい。香西かおりも踏みとどまれてよかった。
若手演歌歌手にとって憧れの舞台、夢の紅白も本当に遠い遠い存在という感じだ。竹川美子、あさみちゆきには出てほしかったが、やはり夢でしかない。何か紅組のことばかりになった。
ところで今年の視聴率が悪ければ、紅白終了の声が出てくることも十分考えられる。

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サンデージョッキーに竹川美子出演

2006年11月26日 | 演歌・歌謡曲
★きょうはNHKサンデージョッキーに竹川美子が出演だったが、午後まで所用で外出の予定があったので、MDに録音しておいた。先日、有線TVを契約し、FMラジオもきれいに受信できるようになったのだが、NHK第一などのAMもFMに変換されて、大変聴きやすくなったのがうれしい。

★竹川美子が唄ったのは、デビュー曲『江釣子のおんな』と、ヒット中の『雪の海峡 津軽』の2曲。
『江釣子のおんな』は、よく唄い込んでいるだけに安定した歌唱で、一段とうまくなったように思う。
『雪の海峡 津軽』もよかった。この番組らしく、美子ちゃんコールがよく飛んでいた。
鍋料理で好きなのが秋田の「きりたんぽ」とのことで、出身地広島の牡蠣の話もしていた。
大相撲中継のため放送時間が短かかったが、他の歌手がみんな3曲ずつ唄っているのだから、竹川美子にも3曲唄わせるべきだろう。トークの時間も少なかった。

★ところで、先日竹川美子のイベントに行った方の情報では、来年2月に待望のファーストアルバムが発売されるそうだ。カバー曲が何曲か入るだろうが、どんな曲が選ばれるか楽しみだ。
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市川由紀乃が歌コン出演

2006年11月21日 | 演歌・歌謡曲
★この一週間は忙しくて、ほとんど歌も聴けなかった。でも今回のNHK歌謡コンサートには、市川由紀乃が出演するとのことで、見逃すわけにはいかなかった。
彼女は歌コン最前線のコーナーで「亡き師匠の遺志を継ぐ」というタイトルのもとに、『海峡出船』を唄った。
私は彼女が以前活躍していた時期には、ほとんど演歌を聴いていなかったので、テレビで彼女を見たのは今回が初めてである。私が歌コンなどをよく見るようになった頃は、すでに彼女は活動休止していたが、インターネットの掲示板では彼女の熱心なファンが書き込みをしているのをよく目にしていた。

★そんなこともあって、今回の出演には大いに期待をしていたわけだが、まさに期待どおりの素晴らしさだったと言っておこう。声に力があり、演歌の心というか、聴くものを惹きつける何かを持っている。
数年間のブランクを全く感じさせない歌唱だったと思う。
彼女が活動を休んでいる間に、竹川美子をはじめ、多くの新人歌手がデビューしたわけだが、それらの後輩歌手の身近な目標としての存在になってほしい。そうして若手歌手がお互いに切磋琢磨することが演歌界の活性化につながると思う。
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歌謡スクランブル

2006年11月14日 | 演歌・歌謡曲
★きのうときょうの「歌謡スクランブル」は、歌謡ポップス集で、昭和40年代のなつかしい曲が多く流れた。特にきょう放送された曲は、私がよく聴いていた頃のヒット曲が多かった。
欧陽菲菲の『雨の御堂筋』、渚ゆう子の『京都慕情』はいずれもザ・ベンチャーズが作曲したご当地ソングで、印象的なメロディだ。平浩二の『バス・ストップ』も美しいメロディである。
石橋正次の『夜明けの停車場』もよくヒットした曲だ。声が舟木一夫に似ている。それでかどうか、この二人がテレビのある特集番組で共演して、持ち歌を交換して歌っていたことがある。
由紀さおりの『夜明けのスキャット』は、意表を突く作品で、印象が鮮烈だった。
森山加代子の『白い蝶のサンバ』は、作詞家阿久悠氏の名を世間に広く知らしめた作品。
ジュディ・オングの『魅せられて』は、あまりにもテレビでよく聴いたので、飽きてしまった感がある。
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林あさ美・手のひらの愛

2006年11月12日 | 演歌・歌謡曲
★林あさ美の新曲『手のひらの愛』は、昨日の「BS日本のうた」の新曲コーナーで披露されていた。テレビで聴いたのはこれが初めてになる。それにしてもこの曲は改めて聴いて思うのだが、ユニークな曲だ。
歌詞が文語調で、五五調になっており、五文字のフレーズがずっと続いて、ようやく「手のひらの愛」のフレーズで七文字になる。1コーラス初めの4行はすべて「よし」で終わり、ラストの2行は「愛」で終わるというように韻を踏んでいる。歌詞の内容は哲学的というか、人生をしみじみと諦観をもって見つめているといった感じである。この詩だけを見ていれば、演歌・歌謡曲として歌われるものとはとても思えない。

★林あさ美といえば、かつて「演ドル」とも呼ばれ、曲はこれまでどちらかといえばリズミカルな明るいものが多かった。その彼女にこういう曲を持ってきたのは一体どういう考えなのだろう。意外性か、イメチェンか。
作詞のあかぎてるや氏もあまり聞いたことがない。これまでの作品であまり有名なものはないようだ。
昨日のステージでは、角川博の『情夜灯』、金田たつえの『囲炉裏』というしっとりした演歌にはさまれた位置であっても、何となく居心地の悪さのようなものを感じた。
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