小沢亜貴子さんといえば地味な印象ながら、着実にその存在感を示してきたと思います。歌謡曲系で、最近は「虹のむこうに鐘が鳴る」「八月のクリスマス」「私と太陽」といった、純真な乙女心をテーマにしたノスタルジックな曲が続いていました。癒し系と言ってもいい、何か聴いていて暖かみを感じる歌手でもありました。
20枚目のシングルとなる今度の新曲「月よあんたも淋しいの」は、そんな彼女がすっかり気分を新たにした大人の雰囲気で、やるせなさや淋しさをしみじみと歌い上げています。サビの歌い方が実にうまくて、聴き入ってしまいます。衣装も黒のドレスで、ぐっとシックになりましたね。この曲は第24回藤田まさと記念新作コンクールのグランプリ作品だそうです。
私はまだ彼女に生で会ったことがないので、是非一度直接に励ましの言葉をかけたいと思っています。