♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

小沢亜貴子 “月よあんたも淋しいの”

2010年08月22日 | 演歌・歌謡曲

小沢亜貴子さんといえば地味な印象ながら、着実にその存在感を示してきたと思います。歌謡曲系で、最近は「虹のむこうに鐘が鳴る」「八月のクリスマス」「私と太陽」といった、純真な乙女心をテーマにしたノスタルジックな曲が続いていました。癒し系と言ってもいい、何か聴いていて暖かみを感じる歌手でもありました。

20枚目のシングルとなる今度の新曲「月よあんたも淋しいの」は、そんな彼女がすっかり気分を新たにした大人の雰囲気で、やるせなさや淋しさをしみじみと歌い上げています。サビの歌い方が実にうまくて、聴き入ってしまいます。衣装も黒のドレスで、ぐっとシックになりましたね。この曲は第24回藤田まさと記念新作コンクールのグランプリ作品だそうです。

私はまだ彼女に生で会ったことがないので、是非一度直接に励ましの言葉をかけたいと思っています。
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川野夏美 “霧雨海峡”

2010年08月15日 | 演歌・歌謡曲

若い女性歌手を続けて取り上げます。このブログらしくなってきたという感じですねniko

今回は川野夏美さんの新曲「霧雨海峡」です。彼女はもともと和服を着ない演歌歌手だったのが、確か5年前の「じょんがら恋唄」のときからずっと和服を続けていました。それが今度は洋服に戻ったというのは、それなりに大きな意気込みがあるのだと思います。

クラウンの公式サイトには、「海峡演歌に初挑戦」のキャッチフレーズがありますが、実はデビュー曲が「あばれ海峡」なんですね。ただ、これは威勢のいい男唄だったので、一般的な海峡演歌とは別ということでしょう。

この「霧雨海峡」を聴いて感じたのは、川野夏美さんの歌唱が一皮むけたというか、すごく円熟味が出てきたことです。彼女の持ち味の力強い歌声に加えて、マイナー演歌のしっとり感をうまく表現し、ストレートど真ん中の王道演歌に仕上がっています。

彼女のことを「全くの普通の女」と悪口めいて書いているのを見たことがありますが、どこにでもいそうな女性であるのが彼女の魅力でもあります。それでも最近は、いい意味での大人の女性の妖艶さが出てきたように思います。

彼女にはキャンペーンで2度お会いしていますが、本当に明るくて爽やかな印象でした。「霧雨海峡」の大ヒットを期待しています。
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西田あい “ゆれて遠花火”

2010年08月14日 | 演歌・歌謡曲

楽しみな新人女性歌手が出てきました。鹿児島県出身の22歳、西田あいさん。平尾昌晃氏のプロデュースです。英会話が得意で、サッカー観戦が趣味とのことです。明るいキャラでタレント性は申し分ないようです。

さてこのデビュー曲「ゆれて遠花火」は、一度聴いただけで耳に残る印象的な曲です。この曲も70年代あたりの歌謡曲を思わせるような懐かしい響きがあります。さすがは平尾昌晃氏です。ツボをよく心得ているという感じです。

西田あいさんはいい声をしていますね。郷愁を誘うというのか、大げさかもしれませんが現代社会の喧騒の中にオアシスを見るような、聴く者をほっとさせる何かがあります。

キャッチフレーズが「あいにいきたい… 西田あい」、 そうですね、聴けば会いに行きたくなるような歌声です。 がんばれ歌謡曲! 西田あいに夢を託して… 
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南かなこ “しのび駒”

2010年08月12日 | 演歌・歌謡曲

3か月ぶりに女性歌手を取り上げます。前作「もくれん」で歌謡曲路線の新境地を開拓した南かなこさん、またまたいい新曲が出ましたね。

「しのび駒」なんてタイトルだけ見れば、マイナー調のしっとり演歌かと思いきや、リズミカルな歌謡ポップスという感じで聴き惚れてしまいました。本人のコメントでも70年代から80年代のサウンドとあるように何となくなつかしい響きでもあります。
作詞作曲のレーモンド松屋は、四国在住のシンガーソングライターだそうです。歌詞の世界は妖艶な日本調で、格子戸、蛇の目の傘、三味線といった道具立てなのが曲調とミスマッチで面白い。

タイトルの「しのび駒」とは三味線の駒の一種で、弦の振動が胴皮に伝わらず弱音になるとのこと。それで静かに熱く燃える恋心を表わしているわけです。歌のおかげでまた一つ知識が豊富になりました。

メロディーよし、歌詞よし、そして南かなこさんの歌唱はノリがよくて申し分なし。是非多くの人に聴いてもらって歌ってもらいたい素敵な曲です。
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