小田純平さんの新曲が11月27日に出るとの情報を知って以来、すごく期待をしていたところ、ネットで試聴ができるようになってから聴いてみて、深みのあるいい曲だと思いました。
YouTubeでは発売前からカラオケ動画が複数配信されていて、小田ファンの期待が大きいことがうかがえました。
タイトルは『半歌(ばんか)~愛しき人~』とサブタイトル付きですが、メインタイトルが聞き慣れない言葉です。「半歌」とは造語でしょうが、読み方からは「挽歌」からの連想かと思います。
曲の内容は、ある程度の年齢を重ねた人が人生を振り返っての心境を、愛しい人への想いを重ねながら語るものです。
各コーラスのラストで、至らなさ、物足りなさといった感情を「道半ば」「愛半ば」「歌半ば」とのフレーズでしめくくっているのがタイトルの「半歌」の意味になっているようです。
また、各コーラスが「そう」で始まることで、自分が納得するとともに、聴く者に共感してほしいとの思いが伝わり、この曲の一つの特徴となっています。
この曲も小田純平さんの渋味のある歌唱がいい味わいを出していて、切々たる想いが胸を打ちます。
曲調は弾き語りフォーク調で、伴奏のギター、ブルースハープの音色が大変効果的に響いています。
主人公は男女いずれとも想定できるので、カラオケでは誰が歌っても、それぞれ自らの心境と重ね合せて歌える曲だと言えるでしょう。私も昨年の『時にはあなたを』に続く小田純平さん本人歌唱曲としてのレパートリーに加えたいと思っています。
なお、本日現在で本人歌唱のPVがYouTubeにアップされていないので、別の方によるカバーの動画を貼り付けておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=XxPa4I1wjms