♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

岩佐美咲 “鞆の浦慕情”

2014年02月25日 | 演歌・歌謡曲

AKB48の演歌歌手、岩佐美咲さんの第3弾シングルで、1月8日に発売されています。

彼女としては初のオリコン週間シングルチャート総合1位になり、10代の演歌歌手が総合1位になったのは1986年の城之内早苗さんの『あじさい橋』以来の快挙とのことです。

もちろんこれはAKB48の人気を反映したもので、かなりバブルという要素はあります。それでも演歌・歌謡曲がこうして話題に上がり、新しい風が起こるのはいいことだと思います。

今回は瀬戸内を舞台にしたご当地ソングで、歌詞に地名がいくつか出てきます。特徴的なフレーズは、「雁木(がんぎ)へ 焚場(たでば)へ 船番所」や「ああ燈籠塔(とうろどう)」といった部分で、最初聴いたときは何やら意味がわからず、外国語のようでした。

彼女の活躍を期待するとともに、ライバルとしての若手女性演歌歌手の皆さんにもより一層の奮起を期待したいものです。 

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松尾雄史 “北斗岬”

2014年02月15日 | 演歌・歌謡曲

一昨年に『くちなし慕情』でデビューした松尾雄史さんですが、このブログで取り上げるのは初めてになります。

『くちなし慕情』を聴いたときの感じでは、歌唱が荒削りすぎて、歌詞の発音もぶっきらぼうなところがあり、正直なところあまり好感を持てませんでした。
水森英夫氏が自ら発掘した逸材とのふれこみでしたが、おそらく若さを前面に出して元気よく歌うように指導した結果だと思います。

その先入観があったため、1月に発売された第3弾シングル『北斗岬』を聴いて、いい意味で裏切られました。荒削りなところはありますが、若々しくて堂々とした歌唱です。

楽曲は3連符を多用した哀愁演歌路線ということで、哀愁感と雄大さを兼ね備えた聴きごたえのあるものです。もちろんカラオケでも気持ちよく歌える曲だと思います。

長崎県諫早市出身の22歳、なかなか精悍ないいルックスをした演歌の若武者で、これからの活躍が大いに期待できます。
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五条哲也 “ゴンドラの唄”

2014年02月05日 | 演歌・歌謡曲

2007年に『さすらいおはら節』でデビューした五条哲也さんの5枚目となるシングルは、ほぼ100年前に発表された超ナツメロと言える楽曲『ゴンドラの唄』で、昨年11月に発売されています。

誰もが耳にしたことのある有名な曲で、これまで多くの人がカバーし愛唱してきた名曲を、あえてこの時期にこの歌手のカバーで世に出す意味を考えてみました。

五条哲也さんは、小林旭さんに大変よく似た声・歌い方であるという特徴があり、その小林旭さんには往年の名曲『北帰行』というヒット曲があります。

おそらくこの企画は、その前例にならい、五条哲也さんの哀愁味のあるハイトーンボイスを活かして、往年の名曲を現代の新しい感覚でよみがえらそうとしたものだと思います。

聴いてみると、彼の声が実によくこの名曲に合っているという実感がします。

これを機会に彼の魅力がさらに広く知られ、次のオリジナル曲での活躍にもつながればいいと思います。
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