♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

寺本圭佑 “折鶴夜曲”

2022年09月22日 | 演歌・歌謡曲

   

しばらくぶりの男性歌手の曲になります。小田純平さんの愛弟子、寺本圭佑さんの9月14日に発売された最新シングル『折鶴夜曲』です。

昨年の『望郷本線』は、親との死別という重いテーマの曲でしたが、今回も妻との死別がテーマで、引き続き身内との別れを歌ったものです。

彼は偶然にも今年に父親を亡くされたとのことで、この曲にかける想いもひとしおでしょう。

重いテーマではありますが、曲調はテンポがよく、リズミカルな歌謡曲調の感じになっていて、歌謡曲ファンを中心におすすめできる素晴らしい曲です。

内容は主人公の男性が、亡き妻を偲んで千羽鶴を折っている情景で、はじめは悲しみで千羽目が折れなかったけれど、日記帳に書かれた言葉を見たことをきっかけに千羽鶴が完成します。

徐々に感情が高まって、サビでは「折鶴よ羽ばたいてくれ!」と想いがほとばしります。

「カラオケで歌いたくなる曲」が売りのようで、確かにドラマチックな曲調、サビでの感情表現がカラオケで映えると思います。

ただ、あまり思い入れを強くすると失敗しそうなので、寺本圭佑さんの歌唱をじっくり味わって、自分なりに工夫する必要があるでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=81rAFlynTq0

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水田竜子 “そのわけは旭川”

2022年09月13日 | 演歌・歌謡曲

   

水田竜子さんは中堅どころの演歌歌手として、また水森かおりさんと並ぶご当地ソングの担い手として、安定した人気です。

その彼女の新曲が8月10日に発売された『そのわけは旭川』で、ちょっと風変わりなタイトルだと思いましたが、ストーリー性のある印象的な曲です。

旭川といえば北海道の都市と思いますが、この曲の舞台は岡山で、岡山市内を流れる「あさひがわ」と読む川の名前です。

この曲は彼女自身の20年程前の体験から着想されたものだそうで、岡山城を訪れたときに近くを流れる川の名前が、彼女の出身地の旭川と同じ名前だったのが印象に残っていたとのことです。

曲の内容は、女性主人公が旅をする中で、故郷と同じ地名のある岡山で途中下車し、過去の恋の思い出にひたって、もう一度やり直したいと決意するドラマチックなものです。

メロディーは三連符を多用し、低音で始まりますが結構高い音域もあるなかなか印象的なもので、カラオケでは難易度の高い曲かもしれません。

彼女のコメントでは歌い方について、始めからあまり思い入れを強くしないようにとの注意があります。

心をゆさぶるようなとってもいい曲だと思います。カラオケでは多くの方にチャレンジしてほしいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=lU-7ymD1FT4

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真木ことみ “くれないの糸”

2022年09月06日 | 演歌・歌謡曲

   

今回はずばり王道演歌で、真木ことみさんの8月3日発売の新曲『くれないの糸』です。これは彼女の30周年記念シングルになります。

テーマは男女が赤い糸で結ばれているとの、どこかで聞いたことのある言い伝えで、調べてみますと中国の北宋時代の物語が由来になっているそうです。記憶に新しいところではコブクロに『赤い糸』の曲があり、新垣結衣さんがカバーしていました。

この曲ではその赤を「くれない」として演歌らしいタイトルにしており、曲調もマイナーのしっとり系演歌に仕立てています。

作曲はベテランの弦哲也氏、作詞は朝比奈京仔氏です。この朝比奈京仔氏は前に小田純平さんの『時にはあなたを』で知った作詞家で、女性の細やかな感情表現にたけた方だと思います。

女性の一途な想いを、真木ことみさんの円熟した歌唱で歌い上げた素晴らしい曲で、演歌ファンにはきっと気に入ってもらえる曲でしょう。

カラオケでも人気曲になることは間違いないと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=3669LIwI18E

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