少し前の8月に発売された曲ですが、忘れないうちに取り上げておきます。
彼はデビューから12年になり、もう若手とも言えない感じですが、これからの演歌・歌謡曲界を背負って立つ期待の歌手であることは間違いありません。
彼の魅力はクールさというか、くせのない爽やかな歌唱でしょう。演歌よりはムード歌謡を得意とする歌手です。
この『泣きぬれて…』は、ミディアムバラードの女歌で、彼の持ち味をうまく活かした曲だと思います。
はじめのうちは何となく地味な曲といった印象がしなくもないのですが、聴くほどに良さがじわじわと感じられ、一途な想いを綴った歌詞も美しくて、曲も詩もすごくうまく作られているなと思います。
私は先日、この曲をカラオケで初めて歌ったとき、あまり期待していなかったのですが、歌っているうちにどんどん気分が乗ってきて、これはいけるという感覚が出てきました。カラオケでは男女を問わずお薦めの曲です。
このところ男性演歌では山内恵介さんがかなり頭角をあらわしてメディアにもよく取り上げられていますが、竹島宏さんもいい意味のライバルとして競っていってもらいたいと思います。