♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

北川大介 “北の街 函館”

2025年02月17日 | 演歌・歌謡曲

         

今回取り上げますのは、男性演歌歌手の北川大介さんの新曲で、2月12日に発売された『北の街 函館』です。

北川さんはプロゴルファーを目指していたという異色の経歴を持ち、1998年に27歳でデビューしており、そこそこのベテラン歌手と言えます。

演歌歌手の中では、パンチのある曲、元気な曲が多いような印象があります。

このブログでは随分前になりますが何曲か取り上げていて、2013年の『君の住む町で』以来になります。

今度の『北の街 函館』は、男性主人公が別れた女性への想いを断ち切れず、彼女が今も住む函館に今すぐにでも行きたいとの心情を歌ったものです。

曲調は昭和のムード歌謡風といった感じで、大変親しみやすいミディアムテンポなので、カラオケでも人気が出そうです。

歌詞で特徴的なのは、「すぐにでも飛びたい」の表現で、ここは普通なら「すぐにでも逢いたい」でしょうが、「飛びたい」とすることで、逸る気持がよく表われていると思います。

北川さんの歌唱は、ムード歌謡の定石からすればちょっと力みすぎとも思えますが、まあこれは聴く人の好き好きで、情熱的な内容に合わせた歌い方とも解釈できるでしょう。

作詞はムード歌謡を多く書いている高畠じゅん子氏、作曲はベテランの叶弦大氏です。

歌謡曲ファンにも演歌ファンにもおすすめできる曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=ez7K4KE8CsM

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大川栄策 “大河のしずく”

2025年02月11日 | 演歌・歌謡曲

前回の天童よしみさんに続いて、今回もベテランの演歌歌手で、大川栄策さんを取り上げます。

2月5日に発売された新曲が『大河のしずく』です。

大川さんの昨年の『命かさねて』は、夫婦ものの幸せ演歌で、私はカラオケでよく練習し、久しぶりに人前で歌ったので印象に残る曲でした。

今度の『大河のしずく』は、いわゆる人生演歌と言われるもので、自分の人生を振返ったり、人としての生き方を歌うものです。

意外なことですが、大川さんはこれまでこういう人生演歌はあまり歌ってこなかったそうです。しかし、聴いてみると味わいのある歌唱、また年格好といい、誠実で朴訥な人柄といい、こういった曲にはまことにふさわしい歌手だと実感します。

内容は、人生を大河の流れに例え、涙のひとしずくも無駄にせず、泣き笑い、苦労をいとわず、人生の大河を進んでいきたいとの心がまえを歌ったスケールの大きな曲です。

曲調は、大河の流れを思わせるようなゆったりとしたメジャー演歌で、聴いていて本当に暖かい気分に包まれる感じがします。

作詞は日本作詞家協会会長のベテラン、石原信一氏、作曲は『命かさねて』と同じく筑紫竜平のペンネームで大川栄策さんが自ら手がけています。

演歌ファン中心におすすめできるとってもいい曲で、カラオケでもきっと人気曲になりそうです。私も早速マスターしてレパートリーに加えたいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=HwUUdFgdXeU

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天童よしみ “昭和ごころ”

2025年02月03日 | 演歌・歌謡曲

        

このブログではどちらかというと若手歌手の演歌・歌謡曲新曲を中心に紹介してきました。それは元々20年前にteacupブログで始めたときは、竹川美子さんをはじめとする若手演歌歌手を応援したいとの気持であったことがあります。

それでも最近は、角川博さん、大川栄策さんの新曲を取り上げてきました。

今回はベテランの女性演歌歌手、天童よしみさんの1月15日発売の新曲『昭和ごころ』をおすすめの曲として紹介します。

天童さんの曲をこのブログで単独で取り上げるのは初めてになります。

昨年発売の前曲は『昭和かたぎ』で、昭和シリーズというか続編のようです。

どちらもいわゆる夫婦ものの幸せ演歌で、お互いに昭和の人間として、これまでの人生を振り返り、これからの生き方を歌い上げています。

特に今度の『昭和ごころ』は、今年がちょうど昭和100年に当たるところから、「昭和百年 令和の駅で」「昭和百年 令和の今も」「昭和百年 令和を背負い」とそれぞれ「昭和」「令和」と二つの元号を対比させているのが特徴です。

曲調はゆったりと流れるような三拍子ワルツのメジャー演歌で、心地よく聴けるものです。

天童さんの包容力のある歌唱は、こういう曲にはぴったりだと思います。

作詞:水木れいじ氏、作曲:水森英夫氏、編曲:猪股義周氏のコンビは前曲と同じです。

演歌ファン中心に広くおすすめできるいい曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=wHu2f4pyW54

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永江理奈 “崖っぷち”

2025年02月01日 | 演歌・歌謡曲

今回取り上げます曲は、1月8日に発売された永江理奈さんの『崖っぷち』という曲です。聞いたことがない名前の歌手ですが、それもそのはずでこれがメジャーデビューシングルです。

2023クラウンオーディションのファイナリストで、新人とはいっても歌手としてのキャリアはそこそこある方のようで、歌唱力は立派なものです。

タイトルが印象的で、内容が女性主人公の捨て身の恋で、年齢的にもこれが最後のチャンスとの気持を歌ったもので、まさに崖っぷちに立っているような心境というわけですね。

この心境は、歌手としてのチャンスに賭ける永江さん自身の気持でもあるように思います。

崖っぷちといえば、テレビのサスペンスドラマのラストシーンで犯人と対峙するときの舞台によく出てきますが、この曲のイントロがそのサスペンスドラマのイメージで、面白い演出だと思いました。

曲調は80年代の歌謡ポップスを思わせるような軽快なメロディーで、各コーラスのラストが「You are my last... last chance」の英語の歌詞がこの曲のしゃれたイメージを作っています。

作詞:本橋夏蘭氏、作曲:大谷昭裕氏といずれも若手歌手中心に曲を提供している方です。

歌謡曲ファンの方はもとより、演歌ファンにも広くおすすめしたい曲で、カラオケでもどんどんチャレンジしてほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=oD8F4x2Utu8

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楠木康平 “北へひとり旅”

2025年01月24日 | 演歌・歌謡曲

今回はフレッシュな新人男性演歌歌手を紹介しましょう。

福島県郡山市出身の23歳、楠木康平(くすのき こうへい)さんで、デビュー曲は1月15日に発売された『北へひとり旅』です。

キャッチコピーは「魅惑の裏声ボイス」、ルックスもイケメン、歌唱力は堂々たるもので、これからの活躍が本当に楽しみな新人です。

私は、毎年デビューする新人を楽しみにしており、一昨年の梅谷心愛さん、木村徹二さん、昨年の小山雄大さん、里野鈴妹さんといった面々に続き、今年は早々にこういう実力派の大型新人がデビューしたのは幸先がいいと思います。

曲の内容は、女性主人公が別れた相手への想いを断ち切れず、ハガキを手に相手の面影を求め、青森をめざして列車での一人旅をするストーリーです。

この旅は、相手に逢うためというよりは自分の気持に整理をつけるためのようで、歌詞にも「恋の終止符打つために」とあります。また、「嫌い大好き」「逢える逢えない」「憎い恋しい」といった歌詞で主人公の迷いの気持を表現しています。

曲調は三連符を主体としたミディアムテンポの心地よいメロディーです。

特徴的なのは、1番から3番までを通じて、東北の地名が3箇所ずつ合計9箇所出てくることで、それぞれ最後の地名のところで、彼の得意の裏声が出てきます。そしてラストの「ひとり旅」のところを裏声でしめくくっています。

作詞は日野浦かなで氏、作曲はあらい玉英氏といずれも女性で、どちらも比較的新進の方のようです。あらい玉英氏は歌手としての活動もされています。

カラオケでは裏声が難しそうですが、無理をせずキー調整を工夫して、多くの方にチャレンジしてほしいと思います。

新人の今後の活躍に大いに期待しましょう。また、この曲は演歌、歌謡曲いずれのファンの方にもおすすめしたいと思います。

 

MVフルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=lXQ5Encxfm0

本人コメント動画

https://www.youtube.com/watch?v=UMFaDDvfITU

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