今回も男性歌手で、これで5曲連続男性になるわけですが、今回は男性2人の演歌・歌謡曲デュオ「はやぶさ」の12月4日発売の新曲『夜霧のセレナーデ』を取り上げます。
このブログで「はやぶさ」の曲を単独で取り上げるのはこれが初めてになりますが、メンバーの一人、駿河ヤマトさんのソロデビュー曲『ズルい男に乾杯!』は昨年9月に取り上げました。
2012年にデビューした「はやぶさ」は以前は3人で活動していて、「純烈」のライバル的な感じがあり、あまり印象に残る曲はなかったように思います。
2018年からはヤマトこと駿河ヤマトさんと、ヒカルこと大滝ひかるさんの2人で活動しており、2人の声質が違うので、男女デュオのような味わいがあって面白いです。
今回の『夜霧のセレナーデ』は、作曲が鶴岡雅義氏で、あの東京ロマンチカのリーダーとして数多くのヒット曲を世に出した方です。
鶴岡氏が現在91歳という高齢にして健在で、現役の作曲家として活躍されていることは驚きで、立派だと思います。
『夜霧のセレナーデ』は、いかにも鶴岡氏らしくムード歌謡としていい出来映えの曲になっていて、鶴岡氏が演奏していると思われるレキントギターの伴奏が小気味よく響いています。
内容は女性主人公が、相手の男性との別れに当たって、港の酒場で切ない想いを吐露するといったものです。
カラオケでは1人でもいいし、「はやぶさ」と同じように2人でも、その場合男女のデュエットで歌うのも面白いと思います。
歌謡曲、とりわけムード歌謡のお好きな方には絶対におすすめの曲です。