♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

みやさと奏さんの引退について

2018年09月25日 | 演歌・歌謡曲
みやさと奏さんの新曲がなかなか出ないと思っていたのですが、実は今年の3月31日をもって歌手活動を引退されていたことを知りました。既に半年が経過しているのにその事実を知らなかったことは恥じ入るばかりですが、ここに書き留めておきたいと思った次第です。

彼女については、若手の女性演歌歌手の中では歌唱力があり、将来性を期待していただけに大変残念に思います。

2013年12月に大阪での合同ライブで彼女の生歌を聴いたときは『かもめ町一丁目』の売り出し中で、ショートカットのパンツルックが印象的でした。その後も新曲を出すごとにイメージを変えていく彼女を見て、スケールの大きな歌い手として期待していました。

私が彼女の曲でベストと思うのは2016年の『もいちど生まれてくる時は』です。あの表現力にはまさに胸をゆさぶられました。

演歌界全体が低調を続ける中、ライバルも多く、今後の明るい見通しが持てなかったのかなと思います。

彼女のこれからの人生に幸多かれと祈るとともに、素晴らしい歌を聴かせてくれたことに感謝したいと思います。奏さん、ありがとう!お幸せに!


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和田青児 “哀愁子守唄”

2018年09月22日 | 演歌・歌謡曲

円熟味を増してきた和田青児さんの新曲『哀愁子守唄』は、昨年の『望郷縁歌』に続く望郷ものです。

彼の持ち味は哀愁味のただよう渋い歌声と豊かな表現力だと思いますが、この曲では彼のその個性が遺憾なく発揮されているように感じました。やはり望郷ものの演歌では、ふるさとを想う感情表現が大切なので、そういう意味で彼は望郷演歌にはぴったりと言えるでしょう。

いくつになっても、また時代が変わっても、故郷を想う心は人それぞれにあるものですが、そういった心情に染み入るような曲だと思います。子守唄という幼い日々のイメージをモチーフにしているだけに、より里心に訴えかけてくるのかもしれません。

聴いてよし、歌ってよしの王道演歌ですね。私はこれまでこういう感じの曲はあまりカラオケでも歌っていないのですが、頑張ってレパートリーに加えたいと思います。

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大月みやこ “母なる海よ”

2018年09月16日 | 演歌・歌謡曲

4月から受講していた歌謡レッスンの6ヶ月の日程が先日終了しました。そして最後のレッスン曲が大月みやこさんの『母なる海よ』でした。

大月みやこさんは大ベテランであり、このブログでも取り上げたことはありませんでしたが、レッスン曲であることと、この曲が彼女にとっては異色の曲調で、かつ素晴らしい名曲だと思いますので、ここに取り上げることにしました。

作詞作曲はオオガタミヅオさんで、この名前は大川栄策さんの『昭和浪漫~第二章~』の作者としての印象があります。そして『昭和浪漫~第二章~』と同じく、この『母なる海よ』もやはり叙情的な美しいメロディーが郷愁を誘う曲です。

故郷を思い、自分の生き方を振り返り、これからの人生への決意を新たにする、そういった内容の曲で、聴いていても歌っても、じんわりと生きる勇気がわき起こるような気がします。大月さんもこの歌は笑顔で歌ってほしいとコメントされていました。

この曲で今期のレッスンがしめくくれたのはよかったと思います。また10月から始まる歌謡レッスンの新クールでどんな曲が出て来るのか、今から楽しみです。

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神野美伽 “いちから二人”

2018年09月11日 | 演歌・歌謡曲

神野美伽さんの曲を取り上げますのは、2013年の『もう一度恋をしながら』以来ですので、5年ぶりとなります。

この6月27日発売の新曲『いちから二人』は、前曲の『千年の恋歌』に続く神野美伽さんの芸能生活35周年記念曲です。

『千年の恋歌』は各コーラスに和歌を配するという雅でユニークな曲でしたが、『いちから二人』は、しみじみと人情味あふれる演歌に仕上がっています。タイトルがちょっと変わっていて、歌詞を聴いてから、ああなるほどと思いました。

キーワードは「昭和」と「俺(おい)らが生まれた故郷(ふるさと)」で、昭和の時代を懐かしみつつ、自分の故郷で人生を出直そうと呼びかける男歌です。

彼女自身がコメント動画で、この曲は長年連れ添った夫婦がテーマとも、歳を重ねてから出逢った男女がテーマとも解釈できるシンプルな歌詞だと言っています。

音域が広くて、難しそうな曲ですが、さすがに彼女はうまく歌いこなしています。彼女は歌うときのコツとして、楽譜のメロディー以外での工夫を楽しむこととコメントしていますので、カラオケで腕を磨くには持って来いの曲と言えるかもしれません。
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出光仁美 “茶屋町しぐれ”

2018年09月05日 | 演歌・歌謡曲

出光仁美さんはデビューが8年前の2010年で、7月25日発売の『茶屋町しぐれ』が既に11枚目のシングルとなります。しかしながら若手を重点的に取り上げてきたこのブログでも、彼女については今回が初めてになります。

彼女にはデビュー時からベテラン的な雰囲気があったことや、楽曲が日本調のものが多く、正直なところフレッシュなイメージに欠けるといった先入観がありました。

この度じっくりこの『茶屋町しぐれ』を聴いてみて、改めて彼女の魅力を発見しました。それは言うなれば、はかなげな歌声と容貌だと思います。彼女の声は独特のハスキーボイスで、好き嫌いの分かれる声かもしれませんが、声自体にはかなさや哀愁感がただよっていて、魅力的です。また、彼女は清楚な美人で、歌っている表情にもはかなげな愛らしさが感じられます。

この曲はメジャー調で、浪花ものの幸せ演歌です。「ボチボチ」という大阪弁がキーワードになっていて、人情や優しさを前面に出しています。

これを機に彼女のこれまでの曲も改めて聴き直してみたいと思いました。また、彼女にはこれからも個性を活かして飛躍していってほしいと思います。
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