♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

楠木康平 “北へひとり旅”

2025年01月24日 | 演歌・歌謡曲

今回はフレッシュな新人男性演歌歌手を紹介しましょう。

福島県郡山市出身の23歳、楠木康平(くすのき こうへい)さんで、デビュー曲は1月15日に発売された『北へひとり旅』です。

キャッチコピーは「魅惑の裏声ボイス」、ルックスもイケメン、歌唱力は堂々たるもので、これからの活躍が本当に楽しみな新人です。

私は、毎年デビューする新人を楽しみにしており、一昨年の梅谷心愛さん、木村徹二さん、昨年の小山雄大さん、里野鈴妹さんといった面々に続き、今年は早々にこういう実力派の大型新人がデビューしたのは幸先がいいと思います。

曲の内容は、女性主人公が別れた相手への想いを断ち切れず、ハガキを手に相手の面影を求め、青森をめざして列車での一人旅をするストーリーです。

この旅は、相手に逢うためというよりは自分の気持に整理をつけるためのようで、歌詞にも「恋の終止符打つために」とあります。また、「嫌い大好き」「逢える逢えない」「憎い恋しい」といった歌詞で主人公の迷いの気持を表現しています。

曲調は三連符を主体としたミディアムテンポの心地よいメロディーです。

特徴的なのは、1番から3番までを通じて、東北の地名が3箇所ずつ合計9箇所出てくることで、それぞれ最後の地名のところで、彼の得意の裏声が出てきます。そしてラストの「ひとり旅」のところを裏声でしめくくっています。

作詞は日野浦かなで氏、作曲はあらい玉英氏といずれも女性で、どちらも比較的新進の方のようです。あらい玉英氏は歌手としての活動もされています。

カラオケでは裏声が難しそうですが、無理をせずキー調整を工夫して、多くの方にチャレンジしてほしいと思います。

新人の今後の活躍に大いに期待しましょう。また、この曲は演歌、歌謡曲いずれのファンの方にもおすすめしたいと思います。

 

MVフルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=lXQ5Encxfm0

本人コメント動画

https://www.youtube.com/watch?v=UMFaDDvfITU

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宝井美琴 “あの時のまま・・・”

2025年01月15日 | 演歌・歌謡曲

本年2番目に取り上げますのは、女性歌手の歌謡曲で、1月8日に発売された、宝井美琴(たからい みこと)さんの『あの時のまま…』です。

宝井美琴さんという名前は初めて知ったのですが、それもそのはず、今回がCDデビューとのことです。

ただ、歌手としてのキャリアはあるようで、静岡県浜松市出身の彼女は、東海エリアを中心に、ライブ活動やイベント出演を重ねてきたそうです。

確かに歌唱力はしっかりしており、声に魅力があります。

曲調はゆったりしたテンポの歌謡バラードで、しっとりとした中に想いが伝わってきます。

昭和の歌謡ポップスにも通じるような、どことなく懐かしく、また上品なセンスを感じる曲に仕上がっています。

内容は女性主人公が、別れた相手の男性のことを思い出し、忘れられない未練心を歌うものです。

いきなり「よせよ」という男性の言葉で始まるのが特徴で、これは人混みの中で、ふとそんな声が聞こえた気がしたというもので、それをきっかけにこの曲のドラマが始まるわけです。

作詞は、割と新進の演歌・歌謡曲作者の内藤綾子氏、作曲は、長山洋子さんの『じょんから女節』など演歌・歌謡曲の多くを書いている西つよし氏です。

歌謡曲ファンを中心に広くおすすめしたい、とってもいい曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=zkVX5r9nSKM

 

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羽山みずき “みちのく純恋歌”

2025年01月07日 | 演歌・歌謡曲

あけましておめでとうございます

本年も演歌・歌謡曲の新曲を中心に、おすすめしたいと思った曲を紹介していきたいと思います。

更新は無理のないペースで、できれば週1回ぐらいで行きたいと思っています。

さて、本年の最初に取り上げますのは、昨年末の12月25日に発売された、羽山みずきさんの新曲『みちのく純恋歌』です。

羽山さんは若手の女性演歌歌手の中でも、しとやかさやしおらしさを前面に出した曲が多いのが特徴と言えます。

この曲も女性のひたむきな恋心が表現された、彼女にぴったりのいい曲だと思います。

タイトルにある「純恋歌」というと、湘南乃風の有名なヒット曲を連想される方が多いでしょうが、特に関連はなく、純真な恋心の歌といった意味のようです。

曲の舞台は羽山さんの出身の山形で、その故郷にいて、離れた相手を待ち続け、早く帰ってほしいと願う女性の切ない想いを歌っています。

曲調は民謡テイストのあるゆったりとしたメジャー調で、各コーラスの終わりの部分に「エエエ~」という民謡調のかけ声に続いて「純恋歌」と入るのが特徴で、この曲の一番の聴かせどころになっています。

作詞は菅麻貴子氏で、若手演歌歌手の曲をよく書いておられる方です。歌詞でうまいと思ったのは、主人公の切なさを「つのる慕(おも)いは 鳥になる」「祈る慕(おも)いは 紅花(はな)になる」「願う慕(おも)いは 風になる」と、それぞれに託して表現しているところです。

作曲は彼女の師匠である聖川湧氏、編曲はベテランの馬飼野俊一氏です。

演歌ファンを中心に広くおすすめしたい、とってもいい曲で、カラオケでも多くの方に歌ってほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=4_8U0Pbp_u0

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