社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月5日(土)

2015年09月08日 22時07分55秒 | 2015年

  昨晩、実家に帰ってきて、日付が変わる頃から友人と遊びに出掛けた。友人に、婚姻届の証人になってもらうようお願いするためである。彼女を私と出会わせてくれた友人に、どうしても証人になってもらいたかった。その旨を伝えたところ、ふたつ返事で了承してもらった。

  久しぶりに地元の「栄湯」という銭湯(スーパー銭湯ではなく、本当の銭湯)へ行ったら、いつの間にか煙突は跡形もなく消え、アパートが建っていた。ここ1、2年ご無沙汰している間に、こんなことになってしまうとは…。中学生の頃から通っていた銭湯で、番台のおばちゃん(実際には相当なおばあちゃんだった)とも大の仲良しだったのに、こんな形でお別れが来るなんて思っていなかった。「営業時間は夜の12時まで」という組合のルールを堂々と破り、深夜3時ぐらいまで営業していたため、私たちにとっては夜中の憩いの場だった。入浴を終えた後も、脱衣所のソファーに座って延々話し込んだのが昨日のことのようである。最後にもう1度、おばちゃんと軽口を叩き合いながら、栄湯のお風呂に入りたかった。随分と遅くなってしまいましたが、長い間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

  お風呂難民となってしまったので、目的地をラーメン屋に変更する。ラーメンをすすりながら、結局3時過ぎまでお喋り。

 

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  ここからが、今日の日記。前日の夜がかなり遅かったので、起床したのはお昼過ぎ。とりあえず、母が用意しておいてくれた朝食を食べる。巨峰が美味しい。

  すぐに身支度を整えて家を出る。今日は、宇都宮で友人と会っている彼女と待ち合わせている。しかし、起きるのがかなり遅くなってしまい、在来線では約束の時間に間に合わないので、大宮から新幹線に乗る。遠出をするわけではなくても、新幹線のホームに出ると、やっぱりワクワクする。

  14時26分発の山形新幹線つばさ141号に乗る。入線してきた電車に、若き鉄子が一生懸命にカメラを向けている。先に来た北陸新幹線や新青森まで行くはやぶさ号といった人気どころではなく、山形新幹線を選ぶところが渋くて良い。若手の有望株の邪魔をしないよう、私は1列後ろから撮影。

  若き鉄子は、自分の撮影が終わったら、わざわざ場所を譲ってくれた。マナーがよくわかっていらっしゃる。我々、大人の鉄オタも見習わないと。

  自由席なので座れないことも覚悟していたが、何とか空席を見つけることが出来た。ただ、宇都宮までの所要時間は20分強なので、あっという間に着いてしまった。

  彼女と合流する前に、駅前の歓楽街を散策する。駅前に広がる餃子広場も、今日は素通り。西川口出身の私としては、寂れた歓楽街を歩くと何だかホッとする。昼間と夜で雰囲気が一変するのが歓楽街の魅力であるから、今度は是非夜に来てみたい。

  彼女と合流し、車に乗って笠間方面を目指す。その途中、彼女が前に一度行ったことがあって気に入っているというオーガニックカフェ「starnet」へ。地元の食材や雑貨、益子焼、衣類などを扱うお店に併設されたカフェで、自然素材を売りにしているようである。店内は落ち着いたトーンの雰囲気で、居心地が良い。テーブルや椅子、細かな備品に至るまで、かなりこだわっているように感じる。

  注文は、私がはちみつソースのシフォンケーキとうぐいすきな粉ミルク、彼女が林檎のカスタードクリームタルトとコーヒー。出て来たケーキとタルトは、上品で可愛らしい。また、添えられているミントが大きくて香りも良い。肝心の味は、ケーキそのものの自然な甘さはもちろん、シフォンケーキに添えられている豆腐クリームの濃厚さが印象的だった。

  お店の周りを少し散策。良い意味で、田舎の集落である。自然は多いし、何といっても空が綺麗だ。

池の向こうに白鷺がいるらしい。

  益子駅に立ち寄る。益子駅には、坂東巡礼で訪れた約6年前(2009年8月29日)の思い出がある。たまたま知り合ったAさんと一緒にSLを見たり、ゆっくりと話をしたりした。駅周辺は当時とほとんど変わっておらず、Aさんと一緒に囲んで写真を撮った大きな壺も変わらず置かれていた。当時はちょうど前職を辞める決断をした頃で、その頃と同じ場所に今自分がいる、しかも婚約者と一緒にいるということが感慨深い。Aさんは今も元気にされているだろうか。

  スーパーに寄り、夕食の食材を買う。今日の夕食は、鰆の塩焼きと肉じゃがに決まった。私は鰆を焼くのと、ジャガイモの皮をむく係。つまり、主要な作業は全て彼女任せ。おかげで、美味しい夕食が出来上がった。