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社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月21日(月)

2015年09月29日 23時27分47秒 | 2015年

  9時起床。朝食は、昨日の残りのグラタンと、スープ、葡萄。グラタンは食べかけで見栄えが微妙なので、写真は割愛。

  今日は、ひとり暮らしを始めた彼女の弟くんへあげる冷蔵庫を配送業者に取りに来てもらってから、2人で埼玉のそれぞれの実家へ戻る予定だった。しかし、当初は12時前後に来ると言っていた業者が急遽夕方に時間を変更してきて、しかもそれが一方的な通知だったので私が頭に来てしまい、「そんな業者に頼んでたまるか!」と息巻いて、自分で冷蔵庫を運ぶことにした。

  彼女が家で準備をしている間に、私は水戸へレンタカーを借りに行く。大きいバンを借りることになったので、この時点で私の感情は怒りからバンを運転できることへの楽しみに変わっていた。おめでたい性格である。

水戸駅を背にして、少し歩く。天気が良くて気持ちいい。

  レンタカーを借りて笠間へ戻り、冷蔵庫と棚を積み込む。搬入作業は少し大変だった。

  常磐自動車道と東京外環自動車道を経由して、川口へ向かう。バンを運転するのは、学生の頃に友人の八百屋の手伝いをしていた頃以来である。運転席がかなり高いところにあるので、運転しやすいし、何より楽しい。途中で少しだけ渋滞につかまったが、終始快適なドライブになった。

  東浦和駅の近くにある弟くんの新居に冷蔵庫と棚を届け終えてから(初対面なので少し緊張した)、近くにある彼女の母校(高校)へ。懐かしの母校にかなりテンションの上がっていた彼女は、通学路を走っている時から「ここにこういうお店があった」とか、学校についてからは「あそこが職員室で、あそこが食堂」というように、当時の思い出を振り返っていた。

正門。ここで彼女の記念写真を撮った。とても嬉しそうな表情をしていたのが印象的である。

グラウンド。周囲が田んぼと畑なので、グラウンドも広い。

学校の周囲を車で1周する。

  せっかくなので、彼女が学生時代に友達とよく来たという「ビッグボーイ」で夕食。ここのハンバーグは「爆弾ハンバーグ」と同じで、レアのものを食べることが出来る。やはり、ハンバーグはレアが美味しい。

  彼女を武蔵浦和の駅へ送り届けてから、車を返却して私も実家へ帰る。一度実家へ荷物を置いてから、友人の家へ行き、婚姻届の証人欄に記入してもらう。ちょうど友人の彼女もいて、しばらくお喋り。私たちカップルを引き合わせてくれた2人に、ちょうど良いタイミングで今後に関する詳細を報告することが出来た。


9月20日(日)

2015年09月29日 23時01分37秒 | 2015年

  9時起床。朝一でスーパーへ行く。今日は私の30歳の誕生日なので、彼女が手料理でお祝いしてくれるそうだ。

  朝食は、ご飯、豚汁、きんぴらごぼうに、スーパーのお惣菜コーナーで買ってきたコロッケを追加。

  昼過ぎに家を出て、車を30分ほど走らせて着いたのが、ぶどう狩り農園。家から30分でぶどう狩りが出来るなんて、笠間は素晴らしい土地である。当初は30分1,000円の食べ放題にチャレンジする予定だったが、「絶対に元が取れないから、その分を買って食べたほうがいいよ」というお姉さんのアドバイスに従うことにする。人生初のぶどう狩りは、選ぶのに時間が掛かって、その間ずっと中腰だったので結構つらかったものの、期待以上にワクワクして楽しいものだった。試食と称して丸々1房巨峰を食べさせてくれたのにも驚いた。結局、巨峰3房と、シャインマスカットを1房購入。

入口の雰囲気は、とてもぶどう狩りが出来る場所とは思えない。

この中から選ぶなんて、かなり難しい。

看板娘も愛嬌たっぷり。

  大満足で帰途につく。農園の周りは、田園風景が広がっている。そんな中で一際目立つのが、彼岸花。ここぞとばかりに咲き誇っている。

  イエローハットに立ち寄ってマーチのオイル交換をしている間、待ち合いコーナーのテレビでローズステークス(G2)を見る。3歳牝馬クラシックの最終戦、秋華賞のトライアルレース。私が応援していた夏の出世馬、トーセンビクトリーが見事3着に滑り込み、本番の出走権を確保した。これで本番が楽しみになった。

  彼女の家のすぐ近くにある「笠間の家」なるところに立ち寄る。伊藤豊雄さん設計の建物で、陶芸家・里中英人さんの家だった(今は笠間市が所有し、ギャラリーとして開放している)。中にはカフェもある。笠間にこんなお洒落な場所があるとは知らなかった。

  帰宅し、彼女が料理をしてくれている間、ひたすらゴロゴロする。そして、いつの間にか寝てしまった。

  夕食は、手料理のフルコース。サラダ、グラタン、そしてスペアリブ。デザートには、私の大好きな笠間駅前の洋菓子屋「グリュイエール」で特注したというモンブラン(私が寝ている間に受け取りに行っていたらしい)と、先ほどとってきた葡萄たち。スペアリブがびっくりするくらい美味しい。ジューシーで柔らかく、いちから作ったソースとよく合う。ケーキには手作りのビスコッティのプレートがつき、最高のモンブランになっていた。ぶどうは、巨峰もシャインマスカットも甘さが体全体に染み渡る味。やはり、木で完熟させているぶどうは一味違う。これ以上ない料理に囲まれて、最高の誕生日ディナーになった。本当に、彼女に感謝である。

  正直なところ、最近は結婚に関するあれこれに気がいっていて、自分が30歳になるということにはあまり気が向いていなかった。しかし、こうしてお祝いしてもらったり、家族や友人からお祝いのメッセージを頂いたことで、当日になってようやく少し実感が湧いてきた。子どもの頃に思い描いていた30歳像に比べるとかなり幼いままだが、今になって何となくわかってきたのは、子どもの頃に思い描いていた「大人」には、おそらく今後もずっとなれないだろうということである。今の幼い精神性のまま、それを表面上取り繕う術を磨くだけで、ずっと年を重ねていくのだろうという気がする。ただ、聞くところによると、人は結婚して家庭を持ったり、子どもが出来たりすると、一気に責任感が増して成長(それを成長と呼ぶと仮定するとだが)するらしい。もし仮にそれが本当だとすると、今後、今よりも少しくらいは大人になる可能性もあるのかもしれない。それに期待して、30歳のスタートを切ることにしよう。