社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月27日(火)

2015年10月28日 07時45分43秒 | 2015年

  7時起床。シャワーを浴びて身支度を整えてから、食堂で朝ごはんを食べる。今日も、和定食を選んだ。芋煮風という汁物がメインで、椎茸の味が全体に染み込んでいてつらい。ただ、洋定食の作り置きのハムエッグと比較すると、こちらしか選択肢がなかったのである。更に言えば、おかずの量に対して、どうしてこんなにご飯が山盛りなのだろう。次はご飯少なめでお願いするのを忘れないようにしよう。

  今日の研修も、引き続き「小規模ものづくり企業の目利きのポイント」。午前中は、5Sの全体像及びそれらの相関、具体的な手法や注意点についての確認と、生産管理、品質管理、納期管理、コスト管理の基本について学んだ。その中で随所にグループワークが入るのだが、どうにも私はこのグループワークというものが好きになれない。確かに、他の方の意見を聞いて新しい発見がもたらされることもあるし、全体の意見を調整する経験も出来るだろう。しかし、それは俗に言う「デキる」方々に囲まれた場合である。そうでない場合は、出来ない人の無理解をフォローしたり、場の雰囲気を保つために意見を聞いた振りなんかをして、議論を進めることが必要になる。本質の部分ではないところに心配りをしなければならないのだ。そうかといって、そこまで苦労して議論を有意義なものにしたいという気概もない私は、だったらグループじゃなくて個人ワークにしてくれたほうがよっぽど良いのに、などと思いながら時間を過ごすことになる。

  昼食は、東大和市駅近くのタイ料理屋「カオチャイ」で。最近出来たお店らしい。注文は、「豚ひき肉のバジル炒めごはん、目玉焼きのせ」(カオパットガパオムー)。これが、ちょっと驚くくらい美味しかった。最初の一口を食べた瞬間は「辛っ!」だったのだが、単に辛いだけでなくほのかに甘みもあって、飲み込んだ瞬間に次の一口が欲しくなる。種類は少し違うが、タイでラン島からパタヤへ戻る前に食べた料理の美味しさに近く、久しぶりに東南アジアへ行きたい気持ちが高ぶった。ここには、研修中にもう1度は来たい。

デザートにココナッツミルクアイスクリームも頂いた。これも美味しい。

  午後の研修は、再びグループワーク。私にとってはストレスフルな1日である。更にいえば、この手のワークは習ったばかりの方法で分析をして結論を導き出すというものが多く、大体みんな同じような結論が出てしまうという欠点がある。しかも、これは私の力不足もあるのだろうが、内容はあくまで机上の空論なので、実際には考えなければならない複雑な諸要因が保留されており、現実味のない議論や結論に終始してしまう。それだったら、下手にワークをするのではなく、実際の事例を数多く紹介して、現実に絡み合ってくる様々な諸要因を疑似体験させてくれたほうがありがたい。

  講義終了後、昨日に引き続いて東大和市駅方面へ歩く。今日は、月が綺麗だ。

  駅から少し奥へ入ったところで見つけた蕎麦屋「大むら」で夕食。自家製の生そばが売りらしい。注文は、天ざる。天婦羅が凝っていて、梅干しが入っていたりする。これは面白い。お蕎麦も喉ごしが良くて美味しい。

  お蕎麦屋さんの目の前にある洋菓子店「あむーる」に寄り、ケーキを購入して寮へ戻る。入浴を済ませてから、さっそく頂く。まずは、ショートケーキ。久々に、甘いと思える生クリームを食べた。最近は甘さ控えめのクリームを使用したケーキが幅を利かせているが、やっぱり生クリームはこれくらい甘くないと。それだからこそ、苺の甘酸っぱさが活かされるのだ。続いては、ガトーショコラ。これは濃厚でビターなチョコレートの甘さが印象的な一品である。洋菓子の定番ともいえるショートケーキとチョコレートケーキを食べて、このお店のレベルの高さを実感した。そして、更に地元の多摩湖を題材にした「湖畔ろーる」も頂く。これは比較的普通のロールケーキだ。そして、さすがにちょっと食べすぎた。反省。

  夜遅くに母から連絡が来て、サンを救急で病院に連れて来たとのこと。原因はわからないのだが、首のあたりに膿の塊が出来ており、一部切開の必要があるらしい。ただ、部分麻酔では難しいらしく、今日のところは注射器で膿を抜くことにして、明日以降全身麻酔をするかどうかを含めて検討することになったようだ。早いところ膿を取り去ったほうがいいのは当然だが、全身麻酔にはそれなりのリスクもあるだろうし、難しいところである。とにかく、お医者さんとよく相談して決めるしかない。