社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月24日(火)

2013年09月26日 21時25分49秒 | 2013年

  7時起床。迫りくる憂鬱を振り払って出勤する。

  今日は、一日中オフィスで事務処理。

  昼食は、「虹橋」の中華プレート。ここの料理はどれも美味しいが、特に前菜のシュウマイが素晴らしい。

  19時前に退社し、一旦帰宅してからTSUTAYAへ。今朝郵送返却しなければならなかったDVDを返しに行くついでに、また新しい作品を借りてきてしまった。


9月22日(日)

2013年09月26日 21時10分13秒 | 2013年

  7時起床。身支度を整え、9時前にホテルをチェックアウトする。今回お世話になったホテルグレイスリー札幌は、札幌駅から地下通路で直結していてアクセスも良く、部屋も綺麗で良かった。お世話になりました。

  札幌駅を駆け回り、電車を見て回る。雪国の車両は、ゴツゴツした力強い雰囲気を持っている。最近色々と不祥事の多いJR北海道だが、採算が取れる路線がほとんどない中で頑張っているのだから、一概に会社のせいにばかりは出来ないと思う。

  札幌09:25発の快速エアポート号に乗り、新千歳空港へ。運良く特急型車両に乗れたので、往路より更に快適な移動となった。

  昼食用の空弁を購入し、メロンソフトクリームを食べてから、新千歳11:00発のJAL506便に乗り、羽田へ戻る。新千歳空港で購入した空弁は、結局機内で食べなかった。

  TSUTAYAでDVDを大量に借り、14時半過ぎに帰宅。昼食は、機内で食べなかった空弁。「北の弁当工房かな」で購入した、蟹の棒鮨。タラバガニの身を豪快に使ったお寿司で、見た目のインパクトはもちろん、ご飯の中にまで蟹の身と味噌が入っていて、蟹の美味しさをこれでもかと満喫することが出来る。これをお弁当として食べられるなんて、幸せ過ぎる。

  夕食は、コンビニのエビチリ炒飯。今日と明日は、とにかくダラダラとDVDを見て過ごそう。


9月21日(土)

2013年09月26日 20時44分19秒 | 2013年

  7時起床。身支度を整えて、8時過ぎにホテルを出る。

  ホテルから10分ほど歩いて、北海道大学へ。時間を掛けて、ゆっくりとキャンパスを散策する。さすがは北大、キャンパスはとにかく広く、緑いっぱいで、歩いているだけで気持ち良い。農学部の農場や、有名なポプラ並木、鴨の憩いの場所となっている池など、思わず立ち止まって深呼吸したくなる場所ばかりだ。こんな環境で送るキャンパスライフは、都内の大学とはまた一味違ったものになるだろう。


キャンパス内に川が流れている。


校舎とビニールハウスの共存。


研究用の農場が整備されている。


これが有名なポプラ並木。今は中には入れない。


新渡戸稲造の銅像が建っている。


キャンパス内に池がある。


なんか、ドラマに出て来そうな光景。


人間だけでなく、鴨たちの憩いの場になっている。


こっちは銀杏並木。秋に来たら絶景だろう。

  クラーク博士が造った北海道初の畜産経営の実践農場、札幌農学校第二農場へも足をのばした。時間が早過ぎて建物の中には入れなかったが、当時の雰囲気がひしひしと感じられる空間で、この大学の歴史を感じさせられた。

  開店時間の10時に合わせ、中央食堂に併設されているパン屋「コップパン」へ。「中央食堂」というと随分立派な名前だが、早稲田に比べると随分こじんまりとした食堂である。2階にある生協の店舗もかなりコンパクト。これが本当にメインの食堂・購買施設なのだろうか。さすがにこれだけキャンパスが広いのだから、そんなはずはないと思うのだが…。

  「コップパン」は、ミルクホールと同じくその場でパンを焼いている。早稲田大学vs.北海道大学の真剣勝負ということで、さっそく焼きたてのクロワッサンとポテト明太を購入。2階の生協で牛乳を購入し、先ほど写真を載せた近くの池のベンチで食べる。焼きたてということもあって、どちらのパンもかなり美味しい。クロワッサンは外のサクサク感と中のしっとり感のバランスが良く、ポテト明太は濃厚で生地もふっくら焼き上がっている。早稲田贔屓の私からしても、良い勝負だ。


虹が出ていた。

  ゴミを捨てに中央食堂に戻ったら、「コップパン」の中からレモンの香りがしてくる。先ほど入った際に「レモンパン」の札を見つけていた(さっきはまだ並んでいなかった)私は、さっそく再度入店。期待通り、棚には焼きたてのレモンパンが並んでいた。早稲田で絶滅したレモン系のパンが、北大ではまだ生きているようだ。ついでに、名物だというソフトクリームも購入。レモンパンは、レモンの甘酸っぱいクリームがたくさん入っていて美味しい。かつてミルクホールにあったレモンパイのサクサク感とは違うふんわりパンなのも、それはそれで大いにありだ。ソフトクリームは牛乳の味がとても濃厚で、それでいてさっぱり感もあり、パンを3つ食べた直後にも関わらず、ペロリと平らげてしまった。

  地下鉄に乗って大通駅へ移動し、「味の三平」でラーメンを食べる。開店時間前に到着したはずなのにも関わらず、既にお店は始まっていて、しかも既に行列が出来ていた。私は30分ほどの待ち時間で席に座ることが出来たが、その後はどんどん列が長くなっていた。注文は、名物のみそラーメン。思っていたよりもあっさりしたスープで、あまり味噌の味は感じられなかった。正直、これが全く無名のお店で出てきたら、普通に「まずい」と判断してしまうかもしれない。ただ、ここで言っておかなければならないのは、私がそもそもあまりラーメンが好きではないということと、ついさっきパンを3つとソフトクリームを食べたばかりである、ということだ。だから、この感想はあまりあてにはならないと思う。

  大通駅から地下鉄に乗り、福住駅へ。駅からバスに乗り、羊ヶ丘展望台へ向かう。

  羊ヶ丘展望台へ来るのは、これが2度目である。前回は、羊が放牧されておらずがっかりとした記憶があったが、今回はきちんと放牧されていた。また、天気も良く、牧草地越しに遠くの市街地まで眺めることが出来た。それに何より、やはりここへ来てクラーク博士像と「BOYS BE AMBITIOUS」の言葉を見ると、何となく初心に帰れるような気がする。


羊たちの寝床。ここで寝たら気持ち良さそう。

  確か前回来た時にはなかったと思うが、足湯施設が出来ていたので、入ってみる。日本最北の温泉と言われている豊富温泉のお湯で、石油の臭いがする珍しい温泉だった。石油の臭いがメリットになるのかどうかは別として、気持ち良かったし足も一気に軽くなった。

  レストハウスに立ち寄り、羊のミルクと夕張メロンジュースを購入。羊のミルクは思っていた以上にクセと臭みがあった。そりゃあなかなかお目にかからないわけだ。メロンジュースは濃厚で美味しく、メロンの汁をそのまま飲んでいるようだった。

  タクシーに乗り、札幌ドームへ。日本ハムファンとしては、念願の初札幌ドームである。出来れば父も連れて来たかった。来年は、父と一緒に来たい。

  グッズ売り場で稲葉選手のレプリカユニホームを購入し、球場内へ。当然、レフトスタンドのファイターズ応援席である。


試合前のベースランニングイベント。地味だが、やってみたい。


札幌に住んでいれば、入りたい。

  今日の試合は、日本ハムvs.楽天。しかも、楽天の先発は開幕22連勝をかけて登板するマー君。対する我らが日本ハムも、昨年度のリーグMVPであるエース、吉川投手が先発。マー君に初黒星をつけるべく、応援席は試合前から気合いが入っている。

  14時プレイボール。予想通り、試合序盤は素晴らしい投手戦。そして、均衡を打ち破ったのは我らがファイターズ。3回の裏、四球と安打で作った2死満塁のチャンスで、陽選手が叩きつけた打球はショートへの内野安打となり、1点を先制する。「マー君に勝てる!」。その興奮で、応援席は大盛り上がりである。


先制して大盛り上がりのファイターズ応援席。

  しかし、そううまく事は進まない。先制した直後の4回表、初歩的なエラーで2点を奪われ、あっという間に逆転される。しかも、ランナーを完全に挟んだのに暴投するという、中学生レベルのミス。なんでやねん。その後、7回にもエラーで1点、9回にはこれまたエラー絡みで4点を奪われ、万事休す。マー君が降板後の9回に2点を取るのがやっとだった。なんだこのしょーもない試合は。守備力で守り勝つ野球をしていたファイターズの面影は全くない。しかしまあ、今は若返りの時期でもあるから、これを糧にすればいい。それはともかく、マー君、22連勝、おめでとうございます。来季はおそらくメジャーでしょうから、最後に素晴らしいピッチングを見られて良かったです。


5回終了後のYMCA。


ラッキーセブンの風船飛ばし。


スコア以上にダメージの大きい敗北。

  地下鉄ですすきのまで戻り、路面電車に乗ってもいわ山展望台へ向かう。街の中心に路面電車が走っていると、街に落ち着きが生まれるような気がする。

  シャトルバス、ロープーウェイ、ミニケーブルカーを乗り継いで、展望台へ上る。何度も乗り換えがあって、その度に列に並ばなければならず面倒だが、展望台からの夜景はそんな面倒さを吹き飛ばすほどの絶景である。まるで、目の前に宝石が敷き詰められているようだ。ここの夜景は、このためだけに札幌まで来る価値があると思う。次は、彼女を連れてきてあげようと思った。

  再び路面電車に乗り、すすきのへ戻る。

  すすきのでジンギスカンを食べようと思ったのだが、3連休初日の夜ということもあってお目当てのお店に長蛇の列が出来ていたので、一旦ホテルへ戻り、夜遅くなってから再度訪問することにする。

  23時前に再びすすきのへ出て、「だるま」でジンギスカンを食べる。生マトン肉が食べられることで有名な老舗で、この時間でも30分ほど待った。そうして食べたジンギスカンは、臭みが全くなくて美味しく、結局3人前も食べてしまった。更に、最後に、お肉とタレをご飯にかけて、そこにお茶を注いで作るお茶漬けも食べた。タレとお茶がうまいぐあいのバランスで良いダシになり、期待以上に美味しいお茶漬けになった。


にんにくと唐辛子をお好みで加える。


お腹いっぱいでも、お茶漬けにするとスルッと入っていく。

  0時半前にホテルへ戻り、就寝。体中からジンギスカンの臭いがする。 


9月20日(金)

2013年09月25日 21時03分11秒 | 2013年

  4時起床。4時半過ぎに家を出て、羽田空港へ。空港で友人と待ち合わせたものの、乗る飛行機が違うので、10分ほどで再度別れて飛行機に乗る。

  羽田06:25発のJAL501便に乗り、新千歳空港へ。朝が早かったので離陸前に眠ってしまい、起きたら着陸のアナウンスが流れていた。瞬間移動だ。

  新千歳空港で、30分後の便で到着する友人を待つ間、花畑牧場の売店でキャラメルソフトクリームを食べる。これで、北海道食い倒れ旅行が正式に始まった。

  友人と合流し、札幌へ。久しぶりに乗る快速エアポート号は相変わらず快適で、札幌までの40分があっという間に感じられた。

  すぐに学会会場へは向かわず、二条市場へ。場内を散策してタラバガニやいくらの試食をしたりしてから、「どんぶり茶屋」で朝食兼昼食。私はむきたての生うに、いくら、炙り鮭の三色丼、友人は炙り鮭とぶどうえびの2色丼を注文し、シェアして食べる。生うにの新鮮な甘さ、脂ののった鮭、ぶどうえびの甘さ、いくらの絶妙なしょっぱさと、いきなり北海道のありがたみを存分に感じさせてくれた。

  タクシーに乗り、日本心理学会第77回大会の会場、札幌コンベンションセンターへ。運転手さんが日本ハムファイアーズのファンで、話が盛り上がった。

  受付を済ませ、友人の発表時間までは別行動。その前に、せっかくなので記念撮影。

  プログラムを見ながら散々迷った結果、午前中は遠藤寛子さん(筑波大学)の講演『怒りの維持過程の解明と筆記開示による低減効果に関する検討』を聞く。一時的ではなく継続的に感じてしまう怒りは、回避(考えないようにする)や他社への開示(人に聞いてもらう)では低減しないが、(構造的)筆記開示法を用いることで低減する、という内容の講演で、非常に面白かった。怒りの原因を冷静に分析し、思考の未統合感(理想と現実の不一致感)を解消し、言語的に感情を整理することで、怒りが低減するらしい。この講演は彼女の博士論文を元に構成されているようで、是非一度読んでみたいと思った。本になれば絶対に買うのに。一方で、やはり心理学というこれまで触れたことのない分野の講演だったため、専門用語がわからずに苦労した。いきなり「感情同定」とか言われても、ピンと来ない。

  友人の発表はポスター発表なので、掲示開始時間に会場へ向かう。当初は「誰も来なかったらどうしよう」などと心配していた彼だが、すぐに人が立ち止まり、しばらくすると彼と話をしたい人の列が出来ていた。そのため、私は邪魔をしないように遠くから様子を伺っていた。真剣に説明をする彼の姿を見ていて頼もしさを感じると同時に、純粋に羨ましかった。やっぱり、私もそっち側に行きたいなと思う。まあ、それはともかく、発表がうまくいって本当に良かった。

  友人の発表が盛況で、逆に私が暇になったので、もうひとつ講演を聞きに行くことにする。今度は、服部陽介さん(日本学術振興会/東京大学)の『抑うつ者の「考えない」はなぜ失敗に至るのか-抑うつ者の思考抑制の失敗を導く要因に関する検討-』。辛いことを考えたくなくて気晴らしをしても上手くいかないのは何故か、という研究である。結論から言うと、(1)抑制意図(考えないようとすること)と(2)ネガティブなメタ認知的信念(どうせうまく気晴らし出来ないだろう)が原因で、気晴らしは失敗する、ということだった。そして、その解決のために、マインドフルネス認知療法の応用が提言されていた。なるへそ。

  発表を終えて疲労感と達成感でいっぱいの友人と合流し、札幌中心部へ移動。「雪印パーラー」で、名物のアイスクリーム「スノーロイヤルスペシャル」を食べる。昭和43年に天皇・皇后両陛下のために開発されたアイスクリームで、普通のアイスクリームとは一味違った甘さが楽しめる。こういう例えが適切かはわからないが、イメージとしては「雪見だいふく」の味に近い。

  夕食は、回転寿司「とっぴー北海道」で。タラバ、ズワイ、カニ味噌が楽しめる「蟹三昧」に始まり、生うに、ほっき、紅鮭の筋子、生サーモンなど、北海道の海の味覚を食べ尽くす。どれも絶品だったが、やはり蟹が美味しかった。値段もお手頃で、こんなお店が関東にあったら、週1ぐらいで通いたいと思う。


活ほっき(左)と生サーモン(右)


青そい(左)とホタテ(右)

  地下鉄に乗り、すすきのへ。名物の歓楽街を見ようとやってきたわけだが、その存在感は想像以上だった。何がすごいって、ビル丸ごと風俗店というのが山ほどあるのだ。なんじゃこりゃ。小さなビルならわかる。しかし、100店舗ぐらい入っているのではないかというような大きなビルもある。これは、歌舞伎町よりもよっぽど迫力がある。天国とは、ここのことなのではないだろうか。

  友人は日帰りなので、タクシーに乗って札幌駅へ戻る。運転手さんから「ちゃんと抜いた?」と聞かれて、「いや、歩いただけなんです」と答えたら、「ダメだよー。ちゃんと出さなきゃ。」と言われて爆笑。札幌駅まで、延々風俗話で盛り上がる。このジャンルならここ、このジャンルならここと、充実した情報を頂いた。ちなみに、最近は店舗型よりデリバリー型の質が高いらしい。なるほどね。

  札幌駅で友人を見送り、じゃあもう一度すすきのへ、と思ったのだが、さすがに頭に彼女の顔が浮かび、すごすごとホテルへ戻る。不純なことを考えないようにと思えば思うほど頭に浮かび、今こそマインドフルネス認知療法が必要だと感じた。結局、療法を受けずとも誘惑には打ち勝ったのだが。そんな自分を褒めてあげたい(それが当たり前か)。