8時半起床。今日から妻と娘は仙台の妻の友人のところへ遊びに行くことになっており、2人が家を出るタイミングで目が覚める。
朝食は鮭フレークオートミール。
荷造りをして身支度を整え、11時過ぎに家を出る。私は今日から北海道出張である。
バスで羽田空港へ出て、空弁を買って昼食にする。博多明太子の「やまや」が出している「福岡藩 粋の膳(めんたい彩膳)」というお弁当である。
ラインナップとしては理想的で、特にカレイの照り焼きが美味しかった。ただ全体的に味が濃いめで、明太子や梅干し、高菜漬けなども盛り沢山なので、ご飯が足りない。
羽田13:30発のJAL517便に乗り、新千歳へ。安定のビジネスクラスシートである。この座席がクラスJとして運用される期間も残り少ないようなので、今のうちに満喫しておきたい。
東京は雨模様だったが、北海道は快晴である。
電車で千歳駅へ移動し、今日の宿泊先「ベストウェスタンプラスホテルフィーノ千歳」にチェックイン。
もはや千歳の定宿と言ってもいいかもしれない。
ほっかいどう応援クーポンを使い、「もりもと」で職場へのお土産にハスカップジュエリーを買う。自分の今夜のおやつ用と、明日の朝食用のパンも購入した。
今のところ、私はこのハスカップジュエリーが北海道土産のNo.1だと思っている。値段が結構するのと、要冷蔵のため宅急便で送る必要があるので頻繁には買えないが、おそらく今回が今年最後の北海道出張になるのでこれを選んだ。
夕食の時間まで千歳の街を散策する。日が落ちてから一気に冷え込みが厳しくなり、安易に外へ出たことを後悔するくらい寒い。
時刻は16時40分。夕食のお店の開店は17時なので、残り20分間歩き続けなければならない。立ち止まったら寒さでやられてしまう。
シャッターに描かれた美女に目を奪われる。今は空き店舗になっているが、美容室か婦人服店が入っていたのではないだろうか。いや、宝石屋さんもありえるか。
何か視線を感じると思ったら、2階にタイ料理店があるようだ。サワディーカップ。
国道まで出てみたら、面白そうな天ぷら屋さんがあった。次回はここへ行ってみようか。
何とか17時まで歩き続け、開店直後の「鮨正」に入る。
以前、たまたま見つけて入ろうとした際には満席だったので、今回はきちんと予約をしておいた。
カウンター席に座り、まずはおつまみを注文。飲み物はウーロン茶だが。
たちポン。北海道では白子ポン酢のことをこう呼ぶ。期待どおり、濃厚で美味しい。まだ1品目だが、これが食べられればもう思い残すことはないくらいである。
焼きししゃも。鵡川のししゃもを自分で買って焼いても美味しいのだが、やはりプロが焼くとワンランク上の味になる。こんなにふんわりジューシーなししゃもが食べられるとは。
カスベの唐揚げ。カスベ(かすべ)とは、エイのことである。北海道の方々から何度もおすすめされてはいたが、聞きしに勝る美味しさだった。ほどよく脂がのっていてジューシーだし、骨の食感が癖になる。なんでもっと早く食べなかったのだろう。
お寿司は、大将におすすめのものを握って頂く。どれも美味しかったが、特にかんぱちが印象的だった。脂ののりも、旨味の凝縮具合もすごい。かんぱちというと何となく温暖な海の魚というイメージがあったが、北海道でも獲れるらしい。
追加でにしんもお願いする。北海道のお寿司の〆にふさわしい1貫である。
大満足でお店を出る。北海道に限らず、街のお寿司屋さんは一見にとってハードルが高い(居心地があまり良くない)ことも多いので、特にカウンターに座るのは緊張する。しかし、このお店は大将も優しいし、何より女将さんの心温まるフレンドリーさのおかげですこぶる居心地が良かった。おかげさまで、とても良い夜になりました。ごちそうさまでした。
コンビニに寄ってからホテルへ戻り、シャワーを浴びて身体を温める。お店からホテルまで5分も歩かないのだが、一気に身体が冷えた。さすがは北海道、寒さの威力が東京とは比べ物にならない。
ハスカップジュエリーを食べながら、パソコンを開いて少しだけ仕事をする。
22時前になってお腹が空いてきたので、明日の朝食用のつもりで買った「もりもと」のクリームパンに手を出す。
包装のイメージどおり、昔ながらのクリームパンだ。良い意味でしっとり感が控えめで、子どもの頃に食べたパン屋さんのクリームパンを思い出す。
ここ最近は色々と考えないといけないことがあり、食欲がなくなって体重も10日で2キロ減っていたのだが、出張に来ると戻ってくるから不思議なものである。北海道、ありがとう。
日付が変わる頃に就寝。