岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

かおたんラーメン えんとつ屋 南青山店「深夜の西麻布 15minutes Eat and Go!」

2011-06-15 12:42:58 | ラーメンレポ



ええ、西麻布なんて高級感漂う街とは無縁と思っていましたが、仕事の関係の知人の方が西麻布交差点近辺でバーを始めました。
正確に言うと、自分の上司の仕事関係の方が会社を辞めてお店を出したので、知人の知人という扱いですが、「知っている人」という意味では「知人」であります。
この単語は便利ですな。

本日は、そのバーのプレオープンに招かれてきました。
お店で提供するお酒の試飲及び、フードメニューの試食ということなのですが、残念なことに、大変残念なことに今月は禁酒中なので、試飲は断念。
ウーロン茶を片手に、フードメニューの試食をしました。

そんな感じで午後8時からスタート。
もともと知人であるマスターも酒好きなら来ている人たちもみんな酒飲み。
そんな中ウーロン茶でテンションを上げてましたが、翌日の仕事もあるので12時過ぎたところで、「スンマセン」とお暇(いとま)。



店を出たところで、そのまん前にかおたんラーメンがありました。
こちらのお店、よく話は聞くし、場所も西麻布の交差点なんて一等地にあるのですが、何故か今日まで訪問したことの無かったお店。
こちらのラーメンレシピを詳しく紹介した本なら持ってるんですけどね。

時計と終電の時間を確認・・・15分あれば・・・と決死の覚悟で入店です。

着席と同時にラーメンを注文。

先客が奥に6名ほどの団体、手前にアニメ絵の手提げを持ったちょっとオタクっぽい雰囲気の2名。

奥の団体は注文も済んで、ラーメンの提供も終わっている模様。

手前の2名は、これからだけれども奥の方で「チャッチャッ」っと、湯きりの音が聞こえます。ということは自分が遅くなるようなことはない模様。

その予想通り、入店から5分ほどで自分のラーメンが出てきました(後10分)





店内が暗かったので写真がイマイチなのはご勘弁。
赤玉ねぎで作る揚げねぎとねぎ油が表面に浮きます。
スープは看板に「中国福建省の高級スープ」とあるように和風の材料を使わない中華風なスープ。
豚骨、鶏ガラなどを使って丁寧に仕上げた、透明でキレのある上質な中華スープにねぎの風味が乗って、ちょっと懐かしさを覚えます。

茅場町にあった名店、真好味(しんほうみ)を思い起こさせるものがあるかも。

しかし、このスープを支配しているのはやはりこの揚げねぎとその油。これのおかげで適度なコッテリ感と甘みがありますが、くど過ぎない程度に収まってますね。

麺は細すぎず太すぎない一般的な中華麺、加水率も中程度ですね。これはこれで美味しいのですが、個人的な好みとして、もう少し縮れているか、又は多少低加水の方が麺との馴染みだ良くていいかも知れません。

メンマもしっかりとした味付けがしてあり、チャーシューもスープになじむとホロホロとします。
麺を啜ったときに混ざるもやしの「シャク」っとした食感もいいですね。

呑んだ後にも良さそうですが(今はしらふですけど)、このチャーシューやメンマをつまみにしてビールを呑むのもオツかもしれません。

さて、そんな感想を残しつつ、味わいつつ、しかし急いで食べ終えます。

「ごちそうさま」

の言葉を残して退店。

西麻布交差点でタクシーを拾い「お茶ノ水まで!」
さあ急いでくれタクシー!終電まではあと20分だ!
とは思いつつも、違反されても、事故起こされてもなんなので
「間に合わなかったらそれでしょうがないから、飛ばさなくていいよ」
と、運ちゃんをなだめます。

そういうと逆に燃えるものなのか「はい」と答えつつもその裏腹にアクセル全開、信号も黄色と見ればフルスロットルで飛ばしていきます。
六本木通りの渋滞でのタイムロスもあり、内堀通りに入ってからの他タクシーとの攻防はかなりのカーチェイスでありました。

しかし運ちゃんの奮闘むなしく、到着したのは終電の発射時刻から1分後・・・だめもとで改札を抜けホームに下りると、まだ電車がいます!
なんとここで接続する中央線の各駅停車が遅れているということで、この電車はそれを待っていたとのこと!
右手を握り締めて小さくガッツポーズ。

紙一重で命拾い、酒が無くてもスリリングな西麻布の夜なのでした。



そういえば、お店の壁にあった小さな張り紙・・・一瞬呑んじゃおうかと思いました・・・イカンイカン。

ごちそうさまでした。
ではでは

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