味覚障害と亜鉛

義父の２度目の咽頭癌への　放射線治療　も終わり　数週間になると思う。

治療で　まるで　焼けど　でもしたかのように　ただれていた首は

　奇跡でも起こったかのように　すっかりよくなっていた。

義母の　丹念な　手当てのおかげのようだ。

歯茎も以前より良くなり、義父は　この日　入れ歯　を入れていた。

そのせいか　言葉も　はっきりしていた。

まだ　胃ロウ　から主な栄養は摂っているが、

その朝は　スクランブルエッグにベーコンを食べたという。

放射線治療で障害を受けた　義父の　味覚　はまだ戻ってはいない。

障害を受けていない　臭覚　と　自分が覚えている　味を思い返し　食べるという。

こうやって　彼は　ないものを悔やむんでなく、

あるものを見つけて　いつも生きていた。

味覚をうまく感じていくには　視覚　も役立ってるように思う。

綺麗に盛り付けられた食べ物が　美味しい　のは　

視覚が脳に　そんな情報を送ってるんだろう。

味覚は　いつ戻るかも　又　どの味覚が戻るかも　分からないといわれている。

 

From scene

味覚を考えて　まず　思いつくのは　あの　味覚マップ　みたいなもの。

舌の部分で　それぞれ　甘味、酸味、苦味、塩味　などが　分かれていたのを　

理科か何かで習った記憶がある。


義父は右側の首の部分に放射線を受けていたので　

それと　戻ってくる味覚が　関係するのかと　調べて見たら、

あのマップはもう使われていないらしい。

それぞれの味は、舌のどの部分でも感じられるという。

From scene

そんな事をしながら　読み続けていると、

味覚障害が　亜鉛不足　から起こる事を知った。

そして　フアーストフードや　コンビニ食品、ソーダ類　に含まれる

　食品添加物に　亜鉛の　吸収を妨げる　作用がある。

とか 玄米　に含まれるフイチン酸や、繊維の過剰摂取　によっても　

吸収が阻害　される。

そして　私の大好きな　アルコール　の摂りすぎで亜鉛の　排泄量が増加　する。

そして　もちろん　　過激なダイエット などなど、、、。

読みながら　ふと　若い頃の生活を振り返ってしまった。

亜鉛不足を　おこす条件がいくつか揃っていた。


記事の合間にいれた写真はドライブ中に目に着いた古い家々。


（おまけの話）

アメリカの煙草　マルボロ　の宣伝に出ていた数人の男性たち　




          




通称　Marlboro Man   皆　スモーカー！

その中の二人は肺がんで亡くなっている。

７０年代にそのモデルをしていた男性は５１歳でこの世を去った。

やっぱり　煙草は止めた方がいいですね。