はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

二つの出来事

2018-04-16 | 


ダイアモンド発掘に行くパークまで

イリノイから片道車で12時間かかるとあり

オーディオブックを市の図書館で借りて来た。


DVDは1週間だけれど これは本と同じく3週間レンタル出来る


何を借りるのか決めていなかった私は

ネットフリックスNetflixで話題になっているドラマ

 ”13の理由(13Reasons why)”を思い出し

そのオーディオブックを借りることにした。


自殺した女子高校生がその理由を友人に残す

 という内容で

 ジェイ アッシャー Jay Asherのヤングアダルト小説

図書館のティーンゾーンに置かれている。







多感である青年期に自殺を考えた人は多いだろうけれど


私も ”死にたい” と そんな言葉を何度も使うことがあった。


何がそうさせたのかも

  それがどんな気持ちだったのかも

 もう思い出せないけれど、


奇妙な、、、というか 

 笑ってしまう、、呆れてしまう、、そんな過去は思い出せる。

 


高校時代の事

 何か私にとってはショッキングな事があり

目の前が真っ暗になった。


”目の前が真っ暗になる って言う表現があるけど

  ほんとになるんだ、、。”
  などと

もう一人の自分がそんな事を思いながら

明日の朝をイメージし始めた。


すると高校に登校する学生たちの姿が見えるのに

 どこを探しても自分が見つからない。


少々焦り始めた私は高校の門に意識を集中させる、、、が

  自分はどこにもいない、、、。




”あーー 私は明日  この世に存在しないんだ。

今日 死ななくてはいけないんだ。”
  と

冗談のような話だけれど

 あの時の私は死ぬしかない  と思い


自分が死んだあと人に見られたくない物を片づけ始めた。


特に日記

アッそうだ 私は自殺したいと思う度に日記を焼いていた、、。



身体を動かし部屋の片づけをしているうちに

 まるで 心の中の霧でもがはれていったのか

 明日の自分をイメージ出来るようになった。

 
”なんだ  私 明日も生きてるやん、、。”  と


  自殺などせずその日を終えた。








もう一つはアメリカでの事、、、。



アメリカでの最初の数年、、いやもっとかな、、、は

今までの人生で最も辛かったけれど

  死にたい  と思わなかったのは

乳児の子供を残して死ねなかったから、、、


子供の為ではなく

自分の子が私を知る事もなく

  自分以外の人の手で育つのが嫌だったからだ。





生きるんだったら 幸せになるしかない。

そんな事を考えながらひたすら生きて来たけれど

結婚生活への不満は時々芽を出し

特にお酒に酔った時に心が暴れる事はあった。


もう子供たちも大きくなっていた頃の事

ある夜、お酒に酔いバッキーと口論をした私は

 ナイフで手首を切ろうとした。



それに驚いたバッキーは私の手からナイフを取り上げ

 あやすように私を寝室に送った。

そして 自分はキッチンの隣にある居間のソファーで寝た。







夜中目を覚ました私が水を飲みに行こうと

寝室のドアを開けると


  ガラガラ  と大きな音がする。


”一体何なんだ。”  と

  ドアの所でポカンとしていると

その音に目を醒ましたバッキーが飛んで来た




バッキーは真夜中私がナイフを取りにキッチンに行く事を心配し

  寝室のドアの前にビールの空き缶を積み重ねておいたのだった。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へにほんブログ村