感染力の強いオミクロン株だけでなく、嘔吐なども伴う悪いインフルも流行しているようで、店は病欠する従業員が増え、又、人手不足になっている。
そんな今日、レジでバイトをしている大学生が中華の手伝いに来てくれた。
この部署で働くのは初めてと言う彼女に運悪く客が特別な注文をする。
寿司を握っていた手を休め、バイト学生に特別注文の内容を説明した私は客の列が出来ていたのが目に入り、列に立っていた高齢の婦人に注文を訊き始めた。
婦人の注文を受けながらも、バイト学生と彼女の客とのやり取りまでが耳に入ってくる。
その客への説明が必要と思った私は自分が受け持った客をおき、隣に並ぶバイト学生の客に話し始めた。
私が自分の客から離れたのは、多分時間にして10秒間ぐらいに思うけど、客にしたら気分の良いものではなかったようだ。
伝票を手渡した時にその婦人から注意を受けた。
注意された時、
(えっ そんな悪いことをしたのかなぁ) と
一瞬、意外な思いにはなった。
でもそれは私が自分の立場でしか物事を見ていなかったからだ。
申し訳なかった。
今後気をつける。
そう婦人に伝えた。
その時は クソババア などと一つも思わず、素直な気持ちで謝ったのだけれど、(ほんと ほんと) 一体何が私の心のなかで起こったのか、
婦人が去るや 側にいた寿司子(同僚)に
”あの婦人ったら怒ってたのよ。” と
その婦人が物わかりの悪い人かのように伝えた。
すると寿司子はそんな態度にでた婦人に憤慨する。
後になった今だから分かるけど、
心の底で私は寿司子が憤慨する事もちゃんと計算して
そんな話を彼女にしたのだろう。
あ~~ 面倒くさいね 人間
ぽちっとね