休みの月曜日は2つの予約があった。
一つは私の医療保険(Medicare)の事でシニアセンターに行く事
もう一つはバッキーの予約で病院に行く事
医者との予約は午後2時半だったので バッキーは朝早くこの街にある本社に向かった。
午前中、本社で仕事をした後、
ランチブレイクに帰宅したバッキーの表情が
悪い。
暗い。
怖い。
久しぶりに見たその顔に
(さて どうやって話していこうか) と考える私は何の言葉も出ず
静まり返る部屋の中で二人でサンドイッチを食べた。 しーーん
バッキーはミルク 私は白ワインを飲みながら、、、。
(そうだ こういう時は何かバッキーが興味を持ちそうな話をだせば、彼が今持ってる怒りは小さくなっていくかも。)
そんな事を思った私が
”50代始めの友達が話してたんだけどねぇ。
彼女達がソーシャルセキュリティーを受け取る頃には
今の8割しか貰えないんだって、、”
それが悪かった。
私がまだ話し中だったのに バッキーは仁王のような顔になって
急に怒鳴り始める。
”どんな根拠があってそいつは そんな事を云うんだ。
だいたい 調べもせずにそんな物事が分かっているような話を広げるから世の中狂ってきたんだ。
馬鹿な人間が多すぎる。”
そんな内容の事を大声で叫び始めた。
うわぁー 久しぶりの怒り声
先週から本社で働き始めたバッキーのストレスが、かなり溜まってきているようだ。
特に今日は会社で何か嫌な事があったみたい。
それにしても バッキーの怒りの中にある憎しみが強くて驚いた。
憎しみのない怒りはいいけど、強い憎しみを持った怒りは自分を直撃する。
自分の憎しみを見つめる時間は作って 這い出せバッキー。
ぽちっとね