夕飯の残り物は翌日、私のお弁当になる。
タッパーに詰めて持ってきたお弁当はお皿に盛ってからレンチン
店にあるレストランに 一人で座って
ネットしながら食べる。
休憩時間は3−40分
いつも私が珍しいものを食べていると言って
このレストランで働いているウエイトレスのシェリーさんが
私のランチを毎回 覗きに来る。
いつの間にか 私のテーブルに腰をかけ 話しかけてくるようにもなった。
昨日のランチ時間もシェリーさんが私のテーブルにやって来て
世間話を初めていると
キッチンで働く青年がやって来て
自分のスマホをシェリーさんに向け
「これなんだ 僕が欲しいのは」 と言って
モーターサイクルの写真を見せ
独り言のように
「4万ドルかかるんだよなぁ」 とブツブツ言いながら、
キッチンの方に歩いていった。
「彼 モーターサイクルを買うの?
4万ドルって言ってたけど
モーターサイクルに乗れるのは半年間しかないし
車のように持ってても価値が下がるだけじゃない
それより家を買う頭金にするとか その方がずっといいのに、、、」
と そんな事をシェリーさんに話すと
「ほんとにそうよ。」 と
頷きながら呟いたシェリーさんが眉をしかめて
「彼ね 子供があちこちにいるのよ」 と
困ったように、、、と言うか 呆れたように言う。
「えっ? あちこちに?
それじゃぁモーターサイクルどころじゃないわね
それより子供全員を乗せられるバンを買った方がいいわ。」
と 口からすぐにそんな言葉が出た私をシェリーさんがゲラゲラ笑う。
その夜、シェリーさんとの会話を思い出した私が
自分のジョークが受けた事をバッキーに話したら
「まあまあ 面白い」
と 私にしては良い点数を貰えた。笑
バッキーとジェイク君の会話にジョークが多く含まれてて
それについていけない私が聞き返すと
「ジョークの説明なんかしてたら可笑しさが失くなる」
と 嫌がられる事も多い。
そうして私がジョークのつもりで話したことに対して
「お前のジョークは嫌味があって人の気持ちを傷つけるだけや」
と よく言われる。
ぽちっとね