寿司のセールがある水曜日
寿司子と二人で寿司を握っているとアジアンデパートメントの大ボスがやって来た。
いくつかの店を任された District manager のちゅーさんだ。
ちゅうさんが寿司子と長い時間
中国語で話をしていたのが気になり
彼がその場を去るや
”何話してたの?” と話の内容を寿司子に訊くと
私たちが働く部署に新しく雇われるマネージャーの事を話していたようだった。
新しく雇われる中国人男性、、、トンさんの事を寿司子がこう話し始めた。
”トンさんはね 奥さんと喧嘩して彼女に大きな火傷を負わせてしまって
6年間の刑をうけ出所したばかりらしいの。
喧嘩をした時にトンさんも火傷して顔に傷があるらしいわ。”
驚くような内容の話を淡々と寿司子が私に話す。
刑務所に6年もいて出所したばかり
その上女性に暴力をふるう人。
えーーーーーーーーーー
そんな人をいくら人手不足だからと言って雇うとは、、
頭の中が混乱して来た私に
”トンさんはね ちゅうさんがその昔この会社の1店舗でシェフをしていた時
マネージャーだったらしいのよ。” と
まるでとんさんをかばうかのように寿司子がそう続けた。
新しいボス トンさんに対して
短気で理性の効かない人と言うイメージが私の中で広がった。
翌日寿司で働いていると
顔に大きな火傷の傷をおった男性がアジア人の男性と店にやって来た。
トンさんに違いない。
そう思った私は見て見ないふりをしながら
トンさんだけでなく一緒にやって来たもう一人のアジア人男性の様子も細かく観察した。
トンさんの顔にあった火傷の傷は想像していたより深く
顔が変形していた。
そのせいもあり表情が分からない。
もう一人のアジア人男性からは
トンさんを心配されている気持ちが彼の表情や体の動きから
じんじん伝わって来た。
その時からかなぁー
前科を持ってしまったトンさんがこうして機会をえ
社会生活を再スタートできる事を嬉しく思ったのは、、。
トンさんは来週の月曜日から仕事をスタート
月曜日仕事の私は彼を歓迎できる気持になった自分に安心した。
それはよかったですね~。
う~~~ん、私自身は、前科のある方と接した経験もないのでこの記事に対する不用意なコメントは差し控えたいと思います。
イジーさんは、たくさんの人生を歩いてありますね。
会社もそれなりに考え決めた事と思います
問題のある方ならいくら何でも雇ったりはしないでしょうしね
お顔に傷は・・・
想像以上の深い傷を感じてしまいます。
それは、男の人も同じ
母方の遠い親戚に
子供の頃に、
母親の不注意で顔に火傷した方がいます。
もう~数えきれないくらいの皮膚移植をしましたが
元には戻りません。
小さい頃に何度か会ったことがあるくらいなのですが
子供って残酷だから、陰でフランケンって...
いつも一緒だった母と息子。
お母様が亡くなって、今はひとりと聞いています。
とてもやりやすいいい方でいした。
14歳の時にアメリカにいらっしゃったらしく そのせいか英語もアクセントなく聞き取りやすいです
顔の左半分が火傷を負っていらっしゃいます
ご親戚の方 お元気で暮らされているといいですね