職場の僕

水曜日にある寿司パックのBuy 1 Get 1 Free も今月一杯で終了する。

３月からは２パック目が半額になるセールが始まる。

 

暫くは忙しくならないだろうけど、

客の不満も冷め、このセールに慣れれば

まあまあの成績は出せると思う。

 

何より　気を抜かず美味しい寿司を作り続けることだ。

 

 

３月は私が１１日間の休暇を取るだけでなく

マネージャーのトンさんも２ヶ月間の休暇に入るらしい。

 

トンさんがこの職場に来て３年ぐらいだと思うけど

２ヶ月の休暇を１度にとれるって待遇が良い。

 

トンさんがいない間　彼の仕事をするのは

ちょっと前にフルタイマーになった１８歳のアーロン君だ。

 

どの職場にもあるだろうけど、

ここも中国人の従業員同士が　もめていて、皆で助け合うことをしない。

そんな事から、１８歳のアメリカ人の子が

責任のある仕事をすることになったんだと思う。

 

１８歳のアーロン君は

高校時代にこの店でアルバイトをしていた。

 

彼は英語が全く話せない中国人の従業員からも好かれてて

アメリカ人には話しもしようとしない中国人の彼らが

アーロン君には、自分が知る限りの単語を並べて声に出し

会話をもとうと楽しそうにする。

 

彼らが何を言っているのか分からないアーロン君だけど

彼らの顔をまっすぐに見て

話を聞き　相槌を打ったり質問をしたりまでし

無視をしない。

 

この部署で人気者のアーロン君だ。

 

 

でね

 

”ガールフレンドはいるの？”　って彼に訊いたら

 

”ガールフレンドは高くつくからいらない”　って

答えがかえってきた。　笑

 

 

 

 

いつものように、夜は夫婦でテレビ観て過ごした。

 

ふと　目を向けると

 

 

そんな中にいる自分が有り難かった。

 

 

 

ぽちっとね